少年と少女の恋

少年と少女は結婚する。生きていて一番幸せなでき事を、神が計らうオネアミスの翼が一斉に祝福して、辺りには色とりどりのオーロラが優雅に飛翔して人生を叶えていく。
少年はなぜこの世界に苦しみを感じて生き抜いて、未来の魂の存在意義を根本的に考え直さなければならないのか。この世界は義理と人情の情けになってしまうのです。

恋が男と女を幸せにするのだとしたら、神の御体がそこに存在し見守り祝福してくれなければ、本気で死への憧れに燃えてしまうのかしら。
神よ、男と女の恋が燃え尽きないように無限の愛を与えて下さい。神は何も答えなかった。
神がこちらを向いて愛してくれなくては、少女はこの世に生きて存在できないのです。
この世に生きて存在して、何の為に少女は少年を愛さねばならないのか。
私は今存在している。決して死に憧れてはならないのです。
少年は少女を美しく純情で清らかな乙女だと感じました。そして少年は堂々と誇らしげに自信を持って少女をじっと見つめた。
少女はもはや照れて恥じらいを表象化して、異性への未知なる青々しい若葉に萌ゆるあなたにときめく季節は、全生命が我に環る春の季節なのです。
少女は体が熱り、あなたへの純情歌を青空に澄ませて複雑に清らかにふわっと浮かべてみたの。そうしたら、ふふっ、何だか私は馬鹿らしくなって、あなたに飛びついたのです。
そうしたら、人生に不安なんて全く初めから存在していなかったのです。
普段とは違う自信に満ちた少女の心地は爽快になり、海辺の砂浜をあなたとしっかりと手を握り歩くのです。
この世界は晴れ渡る天使の青い炎が萌ゆる天上歌の讃歌に、私達は恋人となった間柄にありがたく感謝するのです。
地球は男と女の恋でできているのです。男と女の恋は天使に愛されて、この世界で男と女の愛に溶ける温度を探っているのです。
地球は地軸を正確に修正しました。男は女を愛し、それを感じた女はその男が何だか健気に思えて、この地球で一番可愛いらしき存在に天翔させた。
愛すべき存在がいないと、男も女も死の花を海に1輪浮かべる哀しみの人情となります。そっとこの清純さでもう一つの宇宙を誕生させるのです。
ほらっ、海に浮かびたゆたう蓮の花へと生まれ変わり、天国の阿弥陀様にそろりと優雅に変身する私達の魂にもう嬉しくて泣くしか残されていない。
あなた、私はずっと好きでした。お願い、私を優しく抱いてください。
だめよ、だめ、でも私を女として認めてくれて本当は嬉しかった。
そこに期待以上の男と女のエロスの不可思議さがあった。よちよちと歩くあどけない幼児の憧憬とは、母親の乳房の甘い郷愁なのです。
それは絶対に嘘なのです。

気高く大きな野心に溢れる英雄ナポレオンは、私を優しく見つめていた。
この男こそ私にとっての頼れる逞しいナポレオンではないのか。この男の力強い勇気と行動力は只者ではなく惚れていく。
私の彼氏。天国に連れていって、私を強く愛してこの理性から逸脱させて下さい。この世で信じれる事はあなたのエロスに、自由自在に駆け巡る万里一空の愛なのです。
限界を突破してまだ人類が感じた事のない幸せな世界へ、そう究極の憩いのオアシスに連れてって、こんなにも私はあなたを愛しています。
私はあなたが絶頂を迎える御姿を想像する事が好きな乙女なのです。
この世にこれ程までにひそやかな美しい想像があるでしょうか。あなたにもこの気持ちがわかる時が来るはずです。
このときめきに滅びの美学が天上に昇る、この世界で一番美しく咲くコスモスに、少女はそっと手をかざしました。
するとこの世で一番美しいコスモスは少女の手の中で咲きほこる心象のオアシスとなり神は見つめている。
このオアシスこそが未知なる謎めいた少女の潤う薄らいだ媒体のミクロユニヴァースとの結合であると説明すればいいのか。
小宇宙の中に男女の結合はカタルシスの人義無き心で、淡く儚いロマンを持った男への少女の憧れと形容するべきなのだろうか。
この世は異性にしか歓びを見いだせないのです。
私にも愛に身体中が昇天する。海が高潮して満潮を迎える精神は焦げて昇り、天空を巡り流れゆく天体運動の解決に、あなたは蒸発して同調するのです。
成せば成る。祝典の人生讃歌を謳歌するこのひそやかな愛に神を感謝いたします。
ミステリアスに異次元へと絶頂を迎える少女のあどけない御体の奥ゆかしさに死なせて、私もういいのです。
人生の夢がまた1つぱっと咲きました。こんなにも乙女の心は純情だったのです。こんなことであなたはいってしまったのです。この世はいくためにあるのです。私はいくことで人生を肯定するのです。
私はこんな人間なのです。私はこんな人間でありました。私の内なる素粒子はこれで全て解決したのです。