舞

少女は夢を目指して浜辺を一直線にひたむきに走っている。
朝日が海の水平線からこの美しい楽園の世明けを望み、万物創造の根元たる爽かなる浜風が、少女の全身をゆるやかにふわっと飛翔させていく。
少女は夢だけしか見ていないこの夢の中で、宇宙にたった一人しかしていない思考をして、この世に少女にしか創造できない不思議な物語を書く。それは不思議な自己対話で進められ、この世は美しく可憐な少女のものとなるのです。
少女は自信に満ち溢れて意思を持ち夢に向かってふわっと不思議に微笑するの。
そして私は何のために生かされているのかを自問自答するのです。
少女の心は天空へ高く高く舞い上がり、天使との万物創造への天啓を約束をするのです。
少女にはこの世界で不可能なものは何も無いのです。過去を振り返れば少女の頭脳レベルはゆっくりと着実に進化してきたのですね。
少女は浜辺の足跡を見つめて、人生を少女は今ままで、今のままで生きてきたのです。
少女はそっと私に可愛らしい微笑みの遠く深い瞳の中で人生を語る。人生とは私の頭との自己対話をする事なのだと、私は思考して人生を生きて、これで素直で正直に真っ直ぐに大きく生かし生かされて、神の手の平で愛に溢れ無心で走っているのです。
能舞台で月夜に照らされ青白く光っている能役者は、深い意識レベルで神の見えざる手により動かされている。
海の潮は何とも月と地球の引力により大きく浮遊して暖かく潮は満ちていく。その満潮に少女の肉体は大いなる許容を迎えて、全宇宙は喜び万物が流動する生命の血潮がはじけ飛ぶ。
人智の想像できない人間が未だに思考した事のない世界創造の北極星へと、南十字星が流れて、2つの巨星は結合の愛の癒しに規格を超越していった。
海に浮遊する能舞台に少女は立って能の神髄を舞い、血の巡りは凝縮されて、神の天動と同化して、全ては万物の創造主に寄り添っていく。
生物は優雅で超自然にスムーズに動き戯れ、音楽が完全に精神統一されたフーガを奏でている。
能舞台の少女はこの世の限界を超えて、人間がいってはならない幽玄が立ち現れる。人間を構成する素粒子は神の存在する点に宿る意志に、星、大地、海、山、精霊は愛に満ちて、霊気がこの世界が誕生した1日目に幸福な感情を創造した。
海は静寂にひっそりと優しく流動して、少女の心に寄り添っていく感謝された全人生の経験。
少女の横に1人の神が立ち現われて存在感が無く、神の中枢神経の御姿を明るく美しい音楽の響きで奏でている。
青く弱々しく慈愛の可憐な表情に、少女をゆったりと優しく見守るそのさざ波にやわらいでいくのです。少女は神の見守る中で、この地球の絶唱の降臨に舞うのです。
少女はひらひらと優雅に体が舞い上がり、人間の未来に安心する心持ちをしっかりと感覚して、極上の楽園へとふわっと舞い渡る。
神が立身し少女とこの現世を逸脱していく清らかな身の美しいひらめきの蓮の動きに、さらさら1つ1つの清純無垢な心が咲き始め、人々が1人1人癒されて融解していき、そこに自分自身の道を発見するのです。
この世界で完全に調和されて逸した舞に、青白い月が降りてきて静謐にやわらかくぽっと、少女と神を輝やかす。
神がそっと夢に溢れた表情で少女を見つめて手を握る、すると海水から神の大きな手が現れた。海の上で神の手がゆらゆらと美しい舞に躍り戯れ、この最も可憐な天動に愛されていった一つの時空に真理が成仏したのです。
それに合わせて聖なる月も煌々と謳い、舞が血潮に咲き誉り、自分を敬い初心に立ち返る。
来たるべき時間に来たる合図が行われて、自然の大地と山と天空の星々が一斉に舞を始めて嬉遊する。人生を一新してかっこ良く大きく生きていく。これから夢の続きを始めましょう。
地球が舞い初めた清らかな流れはさらさらと安心して超越する。人々もその究極に美しい御姿を見て、一斉に清純な舞をゆらりゆらり舞い始めました。
何という神と人間の史上なる愛に溢れた宇宙の賛歌なのでしょう。少女は神に深々と敬礼をして、感謝の気持ちを表しうっすら微笑するのです。
天地は万事に解脱の時空を迎えた。天に愛された人間達よ、心の願いは優しく安らかになり、私の生きている居場所を確認して、形容し難い掛けがえのない唯一の人間の遣伝子に気づくのです。
みんな愛らしく神に感謝の気持ちに十字架への心情を吐露する。青い地球が復活して自転していくのです。
私はこの優しさに甘えて全ての身を委ね、少女は浮遊していき神への昇天を迎えた。天空のいとおしい青さを知り、そっと神の手を握りすっといかされるのです。少女は神への昇天に全てを委ねられ、この心身は完全に解脱していきました。
あなたの言う通りにしてきました。少女はまっすぐ昇天する精神に、その御姿は清らかに気持良くなっていく。さあ、これから気持ち良くいかされる。
私、初めて、こんな昇天

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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