少女

少女

広大な宇宙を飛ぶ少女がそっと私にか細い手を指し伸ばした。その御姿の可憐な存在感に溢れた絶景に、私の内なる宇宙がそっと大きく自信を持つ感覚がおわかりになるでしょうか。
少女が私に優しい愛を送り届けて、限りのない非線形の流線美に昇天している。そこには調和した平和の祭典の全体像があった。神話を神の如き手で創造する万能的な自由自在性を獲得した。
その神の手に持つ感謝に溢れた一つの宝玉の造形美は、未来を写しだし愛に満ちた優しさをぱあっと届けてくれた。その時ただただ神を拝むのです。
少女は恥じらいにそっと照れる健気な可愛らしいお姿で昇天します。脳天と心身は逸脱的に超越した光を解き放って完全に調和したメロディーを奏でた。
私の存在が私の存在では無くなる史上の神の世界。深層心理に宿る天命の至上命題を解決へと移象させるのです。
少女がその軽やかで純朴な細い手を、心のままに飛天するさわやかな心情の故郷の温かさで、私にそっと伸ばしている。未来に神の愛が女性的な祖先の住み処である母胎に迎えられ、確かに明星の期待に包まれて生きている。
この世界に初めて生命が誕生する嬉しさを、どのように表現すればいいのでしょうか。
少女は少女の分身となり新たな人間を創造していき、この世に生きていた証明を残す。己の天命を最大限に生かして作り給うこの神書を、精緻に文字で具体化し記載していく。
少女の限りなく溢れる愛情と共に私の体は逸して至福に抱かれている。
私の本体と本心は究極の夢をそっとさらり天上界に光り輝く愛の灯火で解き放ち、生命の太古から成る復活模型のリズムに整理されていく。
人類愛の究極の御姿を知り感じるこの安らぎに満ちた暖かさで、天空の霊感の彼方へと次元を大きく移象させて、神の子孫の完全統一状態となり、私はこの母なる故郷に帰っていくのです。
少女の天性に流れる明星の知識は超越状態で幸福な復活を迎えて、少女と私は共に神の愛のクライマックスの頂上へと感謝を増幅させていく。
神の激しい情念の熱き炎が燃え盛り、天地は荘厳な次元のエネルギーに満ちて、至上の究極の極限体が超越していく。
少女は神話を語り始めて神が傍で優しく身守る。この神の深遠なメロディーが辺りに響き渡り、大地に昇天の祈りがしんしんと広がり渡って生命を無に帰していく。
宇宙にはぽっかりと穴が明いて、この世界と天国の境目が観察されている。
さあ、これから虹色に輝いた天国に、そう超越した神がおられる天国に、人間が誕生した時の儚く懐かしい心の故郷に遡るのです。
天国には天上歌が遠くに響き安らぎに満ちた至上の傑作があり、超能力の不思議さでふんわりと心を動かされている。少女は大きく絶唱的な飽和状態になったのです。
天国の穴を突き抜けた先の未来には、この現世とは全く違う不思議な母なる子宮に悦逸した。この人間の細胞には全くかけ離れた全人類の頂上的な癒しが、脱感的な思想に淡く薄らいで生きていました。
天国は完全なる究極の幸福が存在していて、子宮の受精卵に帰っていく。
ああ、優しい、この安らいでいく魂の存在は脱力、脱身、脱心して全く生まれたばかりの生命の通りに存在して生きている。
天国での人間の存在は完全に意識を無くし人間離れした逸脱状態の極致にいた。少女は彼岸の人生に満心した気持ちで、さわやかな夢を達成した己の全知全能なる神霊の遣伝子の動きを感得し、この人生を完全に後悔無く肯定するに到るのです。そして私が一番行きたかった場所を知ったのです。
天国は明るく輝やき心願成就する理想形の御姿で、安泰な星雲の銀河が浮かび上がる。そこに己が超新星の傑出した才能を発揮するに致る、まさに神が完全に統一化した人間の次元を超越した、感謝に満ちた超人の思想がありました。
さあ、神が私達の声を聞いて心を開いている。逸次元で人間の心を精霊化して、遣伝子の超越を知覚化させ生命の真理を与えて意識をこの世界から天国の楽園に移象させる。
人類が未だに想像できない方程式を、天性の天才化した生命の暗号は宇宙の大きさと同等化して証明するのです。
私を導き神の知性の究極なる御姿を与え、生命の全系統に感謝して真言を唱えた。遣伝子に宿る素粒子達は未来を指し示し、広大深遠な宇宙にうっとりと抱かれた。
確実に心願成就をして安心し完成した御霊は、人体に解体の命令をだし、万物の自然がばらばらとなり素粒子の状態に遡り原点復帰させ、宙を自由自在に散らばった、その一つ一つが神格化している。
頂上の情景が出現していく雲の雄々たる営みに自然の太古に宿る、宇宙の境界線の外側での薄らいだ儚い意識が漂う。ここに人類が最も願っていた母なる故郷があったのです。
私は不思議な神との対話に、人類の偉大な安心感と期待を感じて、内なる遣伝子の感性そのものが宙に浮き始め、神のもとにふわっと昇天していく。
天空に昇っていく遣伝子は神が創造した天国に到達して、そこに住まわれる天地の創造者に感謝を申しあげるのです。そして天地創造の方法を私は教わるのです。
私は神が天地を創造している御姿を真似て超能力化していく。こんなにも幸福に満ちてありがたいく祝福されるのです。
天国に住まう神々からの祝福を受けて、私は善の心を持って未来を予言して、天地創造の素粒子の動きを私の中に遣伝子化するのです。
私、神、天地、素粒子、遣伝子の知識の超越させて昇天化して、創造主の復活を予言するのです。
未来の全知全能の宇宙的な大きい心を教えられて、現世は全く新しい次元に宇宙化していったのです。
知得された神の領域を持つ人間は神の子として天国に迎えられた。天国において新しい人生を初め、神を備えた人格と才能を発揮し、神々にこよなく愛されている。
さあ、ビッグバンを起こして新しい宇宙を作るのです。

少女

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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