二人の少女

二人の少女

あなたの人生は何処から来て何処へ行くのでしょう。
あなたはその行き先の未来には一人の神がいた真実に、今気付いたというのでしょうか。
少女は未来を預言する乙女となりえたのはなぜなのでしょうか。
少女は今の人間的な感覚において、やはり何処から遣伝子は漂流してきたのかを確かめたかったのです。
宇宙にたった一人になっていった孤独な少女の存在は、祖先は神の種族であった真実を代々言い伝えられた口伝の模倣において確認するしかないのです。
私の存在が過去の人間達には知る由も無く、でもこれからの未来の人間達が私の思想を知るのかもしれません。私という一つの個性が創造物となり未来が微かに変化させる事は、この地球の後世の人々にとって幸せな天啓となるのでしょう。
少女は自分の存在をもたらせてくれた祖先と会話して、自分の存在が行う創造とは本当に特別なのか。他の大勢の人々と異なる理由が、私の内なる遣伝子にあるのかを確かめてみたいのです。
人間が持つ遣伝子が特別だからなのか。それとも生まれ育った環境が特別だからなのか。
私はたった今祖先と話をしている。あなたは特別である。あなたは何も特別では無い。どちらなのでしょう。
人の為に成せる人間こそが特別なのだわ。
一人の人間が想像する物とは内なる遣伝子と密接に関係があった。
あなたは神の家系なのです。作為なく素の自然のままでいると、あなたは誰からも好かれているのです。
さあ、少女は想像してたった一つの個性を発揮し、大地に良い種を撒いて芽を伸ばして自分を保存し、人間としての目的を果たした。
少女は特別になんてならなくていいの。普通に生活にできればそれでいいのです。少女は周りの人間と同じである事にほっと安心した。
実は少女には2面性を持っていたのです。普通と天才の人格が共存し、この世とあの世とをパラレルに存在できるのがとても不思議。少女はそこにただいるだけで、不思議に人々を幸せにできた。そこにただいるだけで、世界中の人々から神の愛を受けて感謝された。
少女はそっと青空を見上げて神に挨拶をする。人生の表舞台で天才的な想像力を発揮する少女を神がとても可愛がっていた。
人間とは多面構造で様々な人間と対話して万物に心を変化させて、今は内なるどの少女と対話しているのでしょうか。夢の中の少女は今起きて覚醒している少女よりも確実に自由で天才なのだわ。
おい、中に住んでいる天才の私よ、私自身と対話したい。
天才の少女のままでなんの束縛もなく社会生活を普通に送れませんでしょうか。
少女は天才掛かったもう一人の内なる少女の想像力に、なんてあなたって逸して突き抜けて超越しているのでしょうとそっと問い掛けてみる。
少女は内なるもう一人の天才の少女に、もっともっと凄い凄い世界を創造をさせて、この世の人々を幸せにしてくださいと温かいエールを送ります。
「あなた、私を抱いて励まして元気にしてください」ともう一人の少女に話しかけてみる。
その時、天才の少女が普通の少女に、神の啓示を行い修正していく。この世を明るくしていくのです。天才に助けられて全く新しい光の人生が誕生していくの。何てここはワンダフルな世界なのでしょう。
「あなた、私について来なさい。あなたは私を尊敬しています。」
少女が少し疲れた時には、もう一人の内なる少女が元気にしてくれます。
少女の中には、他の多くの少女からの神の啓示を与えられて生きていけるのです。そして少女は今こんなにも元気になりました。

画家の少女は、それはそれは美しい天の川の叙情溢れる御国の夜空を描き上げ、究極の癒しの情景で人生の悩みが全て無くなりました。
音楽家の少女は、究極に均整のとれた完全なるメロディーで神の言葉を語ってくれます。
何という空の彼方に私の心は青くなり純粋な塩で清められた天の調べに、ああ、いい、いいと感動する。
小説家の少女は、自分という読者に対して精霊の発想力で魅力し、人間の種から変容し発展していく遣伝子にも似た多様性で、不思議の国に連れていくのです。
これが人間業なのでしょうか。信じられないと、私は乙女のときめく心に戻っていた。
少女よ、少女自身をもっと惚れさせて、もっとときめかせて。
少女はもう一人の少女の創造性にぽっと惚れていく。少女の中にはとても不思議な少女がいて、不思議にさせるんだわ。
私ってどんな事でもできるんだわ。少女は今日はどの私でいこうかしらと心に尋ねてみる。少女は宇宙の中心にいて、もうどんな所へでもいけるんだわ。
私今日はアンドロメダ銀河までいきたいと実際に飛び立っていくことができるのです。
そしてこれから少女と内なるもう一人の少女は結婚するのでしょう。これから少女はたった一人で人類の子孫を残して、一人で子供を育てていくのです。
多くの内なる人間達と私は仲良く生きて動かしていけるのかしら。
うふっ、そんな事できるのかしら。少女にはわかります。多くの少女の本能を宿した傑物の生命がいつも私を助けてくれる真実を。
私は本当に私自身の事が好きになっていくのです。
私自身にも魅力的で惚れる私。これから私の中の天才達を寄せ集めて、一つの集大成の作品を創造しようと思います。
少女はこの時が来たのです。
この世界で1つしかない人類の遣産を創造するのです。少女は何て神に愛されたのでしょう。少女はこれからやるのです。

二人の少女

二人の少女

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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