この世界をもう一度初める
少女にはこの世界をもう一度初める準備はできています。そう、少女は天国に早くいきたかったのです。
一人で草原を駆ける少女の純粋で無垢な心に、世界は何て青い夢に満ちているのでしょう。その夢の中の一匹の蝶々よ、少女を中心にしてその周りを優雅に飛び回っています。
この大きな青空で私を抱いて、お願い、もう少し私を生きさせて下さい。
その時人生の一つの美しい真理にはっと気づいたのです。
少女は宇宙の形状を思い巡らしそれを設形図に描いて、人間の記憶の心臓部には物凄い音楽が生きて存在していると感じた。
まだ少女にはわからなかった。なぜこの音楽はこれ程までに私の感情と感性を動かす事ができるのか。
少女は天上に音楽の至上なる啓示を聞き両手を使い豊かに柔らしく指揮している。そのか細い可憐な手から史上の音楽が生まれるのです。
神の意志による見えざる手で少女の手をぐっと掴み、世界の万物を自由自在に空間を移象させる才能を得て、この少女の意志で全ての人々を感動させる事ができるのです。
少女は自分の手が神の手でそっと優しく握られるその感触がとても好きだった。
神の手が少女の心を有頂天にさせて、もうこの世界はときめきに憧れた。その神の美しい表情が慈悲深い感銘を湛えて私を見つめている。ああ、そこに、あなた、ここに神がいるのですから。
その神の瞳に私の心は乳母車の上から幼児の頃に見た遠く澄み渡る青空を思い泣くのです。私をさらって過去の情けない女にして下さい。
頭上に広がる神の青空に、儚く漂う静かな人生論を教える、そのスコアに天啓の神の手が乗り移っていく。神のしなやかな手が少女の背中にそっと当たりほっと暖かくなった。私のような人間にも愛を与えて下さるのは一体なぜなのですか。
スコアの中になめらかな青空が出現した時、少女の体は神の温かさを知って、何も知らない若く溢れる乙女の熱情をそっとデリケートに知らせるのです。
こんなにも私を本気へと発祥させる。神と少女の想像力の問答を楽器を通して音楽で即興していき、天と地にアイデアを全くあどけない幼心の天真爛漫の無邪気さで、そっと感傷に泣かせてお願い。
この神とのコンタクトは無条件に天才なのです。
少女の心と肉体は遠くの青い若かれし青春の中に、スコアを青空に捧げた。少女はふわっと宙に飛び上がりスコアを追い掛けている。
スコアは神の無重力さの中で浮き上がり寧ろに天空に青く静かに安じている。あなたがもうそんなにも遠くにはいかないようにと、もうこれで心配する事も無いのだと、遠く彼方にその細く美しい腕を伸ばして、あなたはさっと広大な宇宙を見上げた。
宇宙に1つの神の啓示を浮かび上がらせるのです。
もう何も心配しなくてもいいの。
私があなたの変わりになって未来を指し示してあげるから。この世界があなたのように不思議になるように、未来の方程式をきちんと作ってあげるから。
神のスコアを持つ少女は生まれたばかりの体で、そっと天に手をかざしてみる。このようにこの世界は単純だったのです。
少女の一筋の努力と流れる汗の彼方に音楽の聖なる創造があったという事実に限界を突破していき、神の優しさにほっと感覚が全く澄んできた、その先にあなたがいて手招きをしている。
もう神のスコアは何処にもいかないから。神にしかわからない事を、私って今感じているんだ。私って何だか凄いんだわ。
神にもわからないの、そして私にもわからないの。
神のスコアを感覚して人生の疑問が解けたんだわ。
この禊に人生の遣伝子の形状をこんなにもうっとりとさせる教訓があったのです。
この遥か彼方の神を幻想する少女は最も気持ちが澄んでいき、生まれた時の母親の感動を体全体で感じるのです。
私って本当に母親から生まれてきたんだ。もっといかせて、この世界の最も新しい時空へと。
こんなにも神が私の意図を頼もしい設形図の中に昇天させて、未来の世界の設形図を書いているのです。
この世界が最も安じられてそっと神に優しく抱れた。器を酒で満たし乾杯して祝う明るい未来に、少女のこれからの人生をうまくいかせたかった。
あんなにも大きな世界が存在して、天空の全ての中でそっと幸福にするユダヤの民に訴えるのです。
私にはそのように、いいのと、もう力をふっと抜いていきましょう。もの凄い、この世界はキリストのスコアに奉天する、全くもって完全に清められたのです。全てはこれでいいのです、さあ、昇天するのです。
私はこの奇跡の時空でスコアの形状に愛された少女のままでいさせてください。
この世界をもう一度初める