写本
神に捧げるべく創造物を、神の啓示をもとに、ただこのしなやかな美しい手を使い、世界の時空に放たなくてはならないのです。
もうひとつの真理を啓示したくて、神の仕組みが書かれた設形図をこの万物の創造者にお見せしなくてはならない。
私の宿命とはこの世界にまたとない不思議な写本を丁重に観察して、太古の昔に書かれた人間の創始者の脳内回路の形状を知り、創造する脳の形状について神の審判を問うのです。
あなたの創成した原始宗教の創始者の原典を、宇宙の人間で唯一私だけが青い修道院で写本していく。
この書物は一体どこの時代の修道者が書き記し、私の未だ脳が点灯した事の無い形状のシナプスに、初めは理解できない未知なる感覚の物体は、新しい体型による新しい葉の形状の進化が枝分かれして体現していく。
この世界の偶然の種の有り様で組み合わされて、究極の形状を知っている創造物があり、この傑作を創造する脳内の遺伝子の組み合わせは、人間が未だ創造できない想像を行っている。
その人間の遺伝子は想像を流麗に逸脱した流れ方をしていて、私の瞳は遠く彼方を見つめて、かつてない飛翔をする素粒子の優雅な軽さで、ほのぼのとした月明かりの中に、真の光と心そして神の色彩を見る。
我が人間の内なる神の道を、人知れずにただ歩き、神の光と闇の心の動きに明滅して、人間の世界は何て儚く移ろいゆくろうそくの炎のように、創世紀の神の子は格式あるエルサレムの丘の階段を登りつめる。
不断の厳しい修行による創造物がこの私の手から誕生するのです。この写本を創成した人間は、世界の情報を知識化した普通の人間のシナプス形状では想像できない、天国への境界で孤高に聳え立つ大きな山に似た神父の究極の脳を持っていた。
教会法の期待値を越えた、見た事の無い写本の羅列で、天地創造の秘密がこの人間の脳に全て隠されているのではないか。
神に近い人間とは本当にいるのではないかと信じて信じきる人間の遊戯があった。私の存在、意識、環境、教育によって、私の才能を創造して、私にしか可能化できない写本を日々写していく。
静寂な心の修業の日々は、全体を規律し知性の文明を回帰させて、一人の今の私を創り上げたこの状況は一体誰が用意して、この写本という創作物は語りつがれて、人々の魂を感動させて生きてきたのです。
文明にとって意味があった一人の人間として、ただ一身の崇高な生態形を持つこの人間は創造する大事な根拠を得たのです。
私の創造物を見せて生命のユニークさを教育する。人生における人間の日々の苦労を還元し、脳のシナプスの形状は神格した状態を期待化する。
このような写本の美しい形状を私は見た事が無く、書いた作者をもっと知りたいと欲求を募らせた。美の女神が成せる極めて逸した物語の思索に、私を遠く彼方へ連れていかせた人生の究極のフォルムを、真実として体感できる。この名誉に生きている奇跡の時間を与え給うのです。
聖なる究極の先生よ、私にこの不思議な神の至上なる御言葉を教え、神秘な美しき形象を解読させて、私だけが唯一知っている人生論を、崇高なるこの世界では無い文学の写本を書き記し、感覚した事の無い意識の世界の次元へと、神の鐘を叩く時、そっと精霊がひそやかに誕生したのです。
重力場を超越した運動状態で新たな炭素結合を生みだして、このような化学結合が定常状態において、誰が一体何のために写本組成したというのでしょうか。
この世界を感覚する細胞が満身創痍に活性化して、万物の葉が天上界の青空へと浮き上がり、この才覚の分子結合が経験となり、人類に知性の恵みと人生訓を与えて至上の愛の灯火を照らしていく。
誰も写本の中にある私が仕組んだ幻想には気づかず、人間の数式結合のパラメータはそれ自体に生命の存在を与えた。こんな人間が想像もできない結合状態に、解逅した意識は創造物そのものとなった。
神はこの問題を解く権利を私の内なる個性に与え、人生至上の命題に意識を結集させていき、もの凄い証明された写本の創造物を見てたった今感動しているのです。
人々が敬意を表す対象とは、この世界の美しいフォルムを神に提出したあの神に近い人間であったのです。
この創造物を神に提案し認めて頂けた。万物は調和し様式化された邂逅を迎え、片思いの移ろいの中で、その夜にメシアが誕生していくのです。
人々が初めて体験する至上なる経験に、この世界に最も完全なる写本が誕生したのです。
さあ、大いに神の啓示に讃美する。この創造物に、この設形者に、この天才に。
写本