精霊

精霊

1人で森の夕闇に宇宙観が漂う不可思議な想像力はときめきに満ちて、1つの精霊が浮遊して、ほのかな柔らしい光で遊泳をしている。
「この世を全て忘れていくの、この命が薄くなっていく感情がとても好きなの」と告白いたします。
精霊はこの現実を完全に逸した救いの深遠なる慈悲に満ちたりた光栄で整理されていく。
「あなたは、私が助けるのです。」
「あなたは、今ままで人生をどのような素晴らしい記憶の連鎖反応で無類なき想い出の数々に、生きるって本当に素晴しい事ね」と振り返る時、この世に生まれてきた意味が存在して、ありがとうと完全に何の疑いも無く心からこれで良かったのです。
精霊の光が森の行く道を照らして、行く道を案内し、私の後ろには木が近寄り歩いてついてくる。
この精霊の聖なる儀式に森の生命達は皆一心に小道を歩いていき、神が宿る光の情景に美しく巡礼していった。
薄暗い山にこもった湿り気のある神秘な空間に、不可思議に弱く発した生命体の木々と色とりどりの植物達が、精霊に新たな生命の鎮守を懇願する。
天と大地との静寂なやわらぎが、背負っていた荷物を全て取り除き、心の昇天する状態がここに存在していた。
木々も植物達も迷いからの脱却を心から願って、世界を悟りの青空の状態から眺めようとしている。
本気で精霊の神の光を追い続けて完全に一心に拝んで山道を黙々と歩いていくのです。
木々は葉をさわさわと揺らして、青い天空の時空に心が爽やかに、森の鎮守の生命体は無限の癒しで洗われて、山の奥深くにゆっくり進んで行く。
精霊は暗闇に弱い灯火の癒光を発して、ひたむきに拝む大いなるそわかの不退転の決意を抱く。
植物と私は原初状態の記憶へと、暖かい本当の祈りの中に救いの天の理法を究めていく、この神の御言葉。
「あなた達はこれから回心して新しい躍動で、精霊の崇高な状態に法悦するであろう。」
私達は長く厳しい至練に耐えて、新しい自分に克己していく未来に、この世ならぬ神の青空が、誠実にただ無感情に存在しているこの悦びに。
ああ、私という一つの生命体はこの宇宙で神の光をほのぼのと発している。
植物も限界突破の先に神が宿る状態にふわり変化して、神の光をぽっと弱く発光し初める。
この解逅、全身全霊の幽玄状態に全ての細胞は、おさえきれない弱々しさに感動する。
先の未来に安心し、弱々しい光から一斉に輝度の強さを増して、徳の光は神々しさをさらに増していく。
森は一列に神聖に澄み渡り癒されて全体像が明るく照らされていく。
そこに森の神が立ち現れて、得体の知れない本当に想像できなかった物語に溢れた。
人智を超越した精霊が広大深遠な宇宙で、一筋の神の光を天に迎える為に目映く放射した。
植物達も全霊の御力で、生命の記憶を夜空に向けて、天の光の爽やかな御空の彼方に放射する。辺りは神の到来を告げる迎光に満ちたりていた。
御空は威厳のある波動方程式で光と音を奏でて、ぱっと光が飛翔している滑らかなラインの先に神が到来した。
神が植物達の行列に大きな手を指し伸べて、その手から究極に救われた愛の念波を与えている。
新しい細胞が不思議な明るく輝やいた昇天の状態の中で生まれ変わっていく。
そして森全体に大きくゆるやかな波動が伝わり、全く新しい生命エネルギーの伝道に、大いなる天地の周期で木々の葉々が波打っていく。
神の光が弱々しく微かに伝道して、見た事のない、優しい御灯が暖かく灯り初め、ほんのり恋をしているのです。
森全体から木々の精霊が天空へと幽離していく。円い深遠なる御光を発して、彼方に美しく崇高に浮遊して、生命の遺伝子が発露し明るく無邪気にゆったり昇っていく。
植物と精霊達は、皆完全なるエネルギーの頂点を迎えて、大地を離れていき天国へと、この生命の記憶を道連れにして、想い出して忘れて昇っていくのです。
もう完全に木々、植物、人間皆が手を取り合って天空へと浮遊し上昇していく時、神は大きく両手を広げた。
ようやく待ち望んだ生命と地球が完全融合した解脱状態で深遠に幽離して、極限の光が地球を包む。万物が神の光の頂点へ、頂上へ、この世界が完成したのです。

精霊

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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