救世主

救世主

神の光、神の言葉、神の音、神の風に包まれて、全人生は神の啓示により愛されている。世界の私に起きる事象は全く完全に晴れ渡り、神の感覚神経を神感している。
この世界に存在しているものと、誕生してからの私の心と体との関連性は、量子力学的な確率で起こり化学反応している。
神の感覚を強く感じる光の神経はふわっと空になり、あまりにも突然な変異で、私が完全に悟り、許して、手離し、自由に己の殻を破っていく。新しい私へと、そう次の人生へと向かわせるのです。
私は私である事を良かったと、私は言った時、空の冥界から不思議な十字架がそっと降りてきて、その十字架に私の体が掛けられたのです。
この私の頭上からどのような神の光と音が神経を伝わり感覚して、脳内に神の言葉が復活するというのか。
神の子となって神の元に行くのが、こんなにも光栄で嬉しい感覚で全ての物事が計られて、物語が書かれていくのです。
神の書いた物語とは私を救世主にするという筋書きで、私を十字架に架けるのは人々から長い間希望された神の意志だったのです。
十字架に架けられ主に愛されている。全知全能の才能を授けられ究極の一大叙事詞の主人公になったのです。
この世の人々を救える御霊に働きかけ、これから神の記載したスコアを知らしめる。奇蹟の偉大なる神の光を放射して、万物の原子を癒して救われた宇宙にするのです。
十字架からの眺めは、青いみそらに大きな雲がなだらかにたゆたい、遙か彼方に神の光が輝いて、虹が地球上の半球に架かっている。無数の精霊が様々な色を発して飛翔し、幽玄で崇高な青い御玉の超越した景色が辺りに立ちこめていた。
そして私の頭上に神の光り輝く愛で溢れていき、目映い聖なる光が心と体を照らす時、至上の神の救いを感じたのです。
今まで知りませんでした。私はこれ程まで神に愛された男であったとは。
マリアが私をじっと見つめて悲しげな表情にふっとゆがめ、心配して泣いている。
地球上の全ての人間はこのマリアの無償の愛を受けていたなんて、今日まで私が生きてきた意味というものを知ったのです。
神の光と言葉を知って、もの凄いパワーを得たのを細胞の遺伝子が感覚して神へと超えた状態になっていく。
辺りは神の光と言葉に満ちたりていき、精霊が無限に輝やく光の中で、マリアは温かく近づいて優しい感興で悟るのです。
完全に私の周りには宇宙が誕生して無限に気化していき、人間が新たに誕生していった。
私は世界を創造して、人間を救い、進化し、癒して、人間のあるべき御姿になるのです。
私は十字架上で神の御言葉を語り、人類へと究極に奇跡の物語を託して、神聖なる啓示を与えるのです。
人々は懇願して見つめる美しい瞳で神の啓示を受けようと、私との対話を真剣に望んでいる。
空間が神の光り輝く愛に満ちて万物は救われていく。この心身は脱して澄んだ青空の状態に万事が整えられ、未来が遠くまで見渡せます。
神の説法とは人の心をここまで癒し感動させて、善の定めへと統一されていく。
人間存在は完全に超越した統一体を拝む。この神の想像した輝き満ちる光景に、あなたの存在を深く深く感じるのです。
ここまで神からの寵愛を受けて、生命の心と体は量子的な確率で神の誕生という存在意識の中に、十字架が溢れんばかりの光で満たされた。
神の意志の計らいによる奇跡の降誕に、天地の人々は感動して我を忘れて涙声で叫んでいる。
神は一人の子供をこの世界に出現させて天に帰そうとしているのか。
この子供の説法は神の真理を語り、創造主の元にもそれは届いているのです。
神は私の細胞の1つ1つに感銘を受けて、私を張りつけた十字架は地をふわっと離れていき、青空に偉大な感情で浮かび上がる。昇天していく光で癒されて優しく至上の高貴なる精神がそこに立っていた。
この世界を完全に新しい無空の世界に変え、人類は一斉に神々しい偉大な青空に昇天していく。
その神の物語は美しい光に包まれて、人類は神へと両手を広げて、肉体が十字架になっていくのです。
目映い大きな虹が架かり晴れ渡るこの救いの景色に、精霊が十字架の周りを天の光を輝かせて飛翔している。
そして十字架に架かる神の子は精霊の御力に満ちていた。
人々は神の呪文を唱えて、十字架に架かる私に感謝している。この全身全霊の献身に人々も共に昇天していき心身が浮き初めて、天の国へと飛翔していくのです。
この世が癒されていく。新しい生命が誕生しているのです。
虹も天の国に上昇していき、この愛の御園の澄んだ光に、この世が解脱、邂逅したのです。

救世主

救世主

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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