キリスト

キリスト

想像しているキリストと見つめ合う。
崇高な極めて神聖で超越した、この世界が誕生する時空を視覚化する。
異界の精霊達の言霊が立ち現れる。全く弾けていく無限の言葉遊びの世界に、生命はキリストの深く澄き通った全くの純情さに、純愛の初恋に似た初めて体で感じる本気の恋に濡れる美しい男と女の続く未来があった。
無限にうっとりと濡れるこの美しい水の彼方に、人としての本当の生きる道を教えて頂き、彼の弱さを私だけに見せて、ふとその時、知ってしまったのです。
キリストは私を見て深く想いつめたように泣いていたのを、私の頭の中は感動で美しい凄絶な宙に浮遊する神の真理は愛の正体であった。
この心は心を新しく整理して見つめ直すような清新な気持ちに、はっと優しく発露されて人間と神は心で語り合ったのです。
体が解脱していく究極の癒しの不思議に、全くこの体はどうなってもいいのです。
キリストの瞳の崇高さに、遠く彼方の人生はこんなにも超越してふんわりと美しい感性で隅々まで澄み渡る。
「私、信じていたあなたを。」
今こうして見つめる事ができる感嘆の想いに、キリストは凄く美しい瞳で、私の人生を完全に救い癒す、魂は未知なる感情の無の想いに解き放たれて、泣いて、感謝し、この御園で究極にしなやかで美しい御体に抱きついたのです。
「あなた、こんな生命があるのでしょうか。」
この世界に生まれてきた事をこれ程までに感謝した事があったのでしょうか。
光を天空の青いひとすじの修道女に似た想いで、この私を生かして、こんなにも癒される愛の御光に人間の崇高な尊さを教えられる。
全くのキリストの肉体の温かさに包まれて、ひとつの神の雫を手の平にそっと載せて、私の御誕生から生成されていった万物がじんわりと癒されている。
「本当に命がここで生きているんだわ」とぎゅっと体を強く抱きしめた時、そのキリストの肉体の感触を私の細胞は確かに感じて、解逅し、解脱されていく宇宙があった。
こんなにも嬉しさが今そこにあったのねと、ふと美しいひとすじの青い心が呼び起こされた。
本当に教えられた。この世に溢れる人間の愛の真実、創造主の御力よ。
天空の精霊の青さがこんな所にも存在していたのですと、あなたはこの世を神の眼で遠く彼方を見つめていた。
本当の世界はこんなところにあったのですね。
キリストの涙が、私の手の平に生きていた。
そこには宇宙の万物の真理があった。
究極の創造主の御心があって、優美なメロディーが想像上の青空の中に流れていき、この世界が不思議な神の御言葉そのものに変化していく。
その創造主の啓示は究めて完全に調和した音階を優しく奏でた。
私は人間になれたのです。
その高き音階に天上界の天使の優しいオーラに全てが解放された心で、キリストが私の肉体を柔らかく溶けるように抱くのです。
今全宇宙の中心に、神から祝福の光を一身に受けて想像を超える愛に、最もたどり着きたかった、この青い地球に生きている人間の大いなる讃歌へ、至上の青空の情景に報われていくのです。
キリストよ、私はこんなにも身と心が完全に大きな宇宙を感じて肉体は天空に昇っていくのです。
これでキリストと一緒に昇天できる、光惚とした地球の情景が私達の前に青く広がっていく時、私の心はこの世から無くなってもかまわないくらいに本当に幸せです。
ありがとうございます。
神の光がこの世界にゆっくりと降誕していき、万人が未知なる澄んだ癒しに、この意識、この天上の愛の崇高で大きな解放感に、エルサレムの人々は昇天していく神に手を合わせて拝んでいる。
エルサレムの町は明るく至上なる愛の癒しの光に照らされた。全土は人智を超え初めて、人間では説明できない神の計らいで贖罪されて、この世界は再び天地創造されたのです。
神の創造主の再来に、天空から明るい愛の究極の意識を呼び覚まし、新しい私は一身上に一新されて感覚を起こしていく。
これは人類への新たな世界の創造なのです。
不思議、キリストの手を握って、天空の偉大な知恵の時空へと昇天していくこの全く新しい感覚。
身と心はこれ程までに神から愛されていたのを感じる。
この世界に生きている人間の究極の生命を知ったのです。
キリストの体にぐっと強く抱きついて、癒されたままに、青空に昇り神の創造した時空に行くのです。
こんな奇跡の情景が本当に来たのです。宇宙が初まっていくのが、よくわかります。
奇跡を感覚した人間の究極の生命。初めての神の思想によって人生がこんなにも万事は整えられていく。
このお方はもの凄い事をする人間なのだと、こんな体験ができるなんて。
私は神から本当に本当に愛されていたのです。ありがとう。

キリスト

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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