エルサレム

ここが奇跡の世界になるなんて、想像なんてしていませんでした。
この地上のエルサレムにいて、神の子が復活する日に、十字架に架けられる清き聖霊を宿す1人の美しき魂の男のこの世とは想えない表情、その哀しげな瞳は私の眼をじっと見つめた。
普通とは想えない人類太古の深き魂の浄化。
全ての苦しみの過去の記憶から、かつて確かにあった憧憬に満ちた御光の記憶を呼び起こし、誠実に正しく美しい、あたかも存在していないかのようにそっとそこに微かに存在して生きている。
救世主の運命と生命の灯火の時間に神秘な体験を密やかに起こすのです。
キリストの御姿を拝んだ時に、私の全てが解読されて読みほぐされ、人生の方向性を取り戻したのを確かに脳が感覚した。
人生は回想され反省して修正されて、麗しく花を風に吹かせて、世界の無常をふと囁くように想い、ぱっと人生に神の光が記憶の最も懐かしい処に現れた。
万物の道に神の表情の何気ない哀しさに、ふと青春の灯火の無常性に世界は一変していくのです。
キリストの手に触れた時の神通力は凄みがあり、最も人間の愛の可憐な存在の依存性に、心の寄り処を見つけたのです。
思いのたけを叫び、創造主の感覚で人間が創造する行為。この手で一つ一つ作り上げていく物語は、主の手を借りて確実にしっかりと作られていく。
あなたのものになりたくて、キリストの手の感触を私はずっと連れ添えて持っていき、この世界でメシアの感覚に愛された人生を始める。
神に触れれた人生であなたにずっと愛されたかったのです。
私とキリストは共に神との合一を果たして臨界状態の中で万能を生成し、時間は生きて動きまわり万物は安定状態になる。
私に一つの人生をお与え頂き申して感謝します。
私の内なる宇宙よ、さらに無の感情にふっと想念に浸り、人生はその通りの情景になっていったのです。
キリストの体は創造性の青空の中で完全な夢想の天使と戯れた。
あなたと海の浜辺で一緒に手をつないで歩いた。
最も愛らしい情景が私のものとなって、こんなにもしっとりとうっとりさせるのです。
神にそっと見つめられて、その慈悲深い表情をふっとゆがませて流すその瞳に私は感動して泣いてしまう。
この人は優しく私に声を掛けられた。
「愛しなさい。」私は溢れる想いで「わかりました。」と答えた時、全く生まれたばかりのたった一つの受精卵に変象していったのです。
私を気高く温かい手触りに、神の超越した予言性で、全ての未来が見えた時、これまでのメモを全て文章化して、後生への遺産として語り続けるメッセージを授かったのです。
キリストは不思議に私を選んでくださり、もう人生で美しすぎる愛が溢れた世界を憧れさせて昇りつめた。
全くこんな私で本当にいいのかしら。
あなたのような人間でいいの。嬉しすぎて天空をふと感傷的にうつろに物想いの中にふけていくのが、こんなにも微かに揺れる感情で万能性に躍動した。
私、生まれて初めて手を一杯に大きく広げてみせた時、キリストは私を見つめて微笑したのです。
ありがたく感謝して、泣いて、過去の人生の重荷が全て取り除かれていったのです。
キリストがゴルゴダの丘の上に登っていく御姿を私は見ていた。
「皆よ、そんなに泣くのではありません。」
あなたは孤独な美しき全人類の苦を背負った人間の完成体。全てが憧れる救世主であったと。
こんなにも嬉しくて、世界が邂逅した純粋な御景を拝む事で、その清らかな御姿に初めて全ての細胞が解脱していくのです。
この世界は青く壮快に晴れ渡り、人生で最も美しい心で青空に薄らいで遠景に広がり無になっていくの。
この御方が実は本当に救い人の究極の安らぎを起こして、人と人は愛の結晶となり癒され、最もいとおしく甘く感動の発露に濡れる。
ただただ救われるのです。
こんなにも人々は大いに癒されて深い感動に浸っていた、私はもう泣いてしまい、未来への人間の進むべきひとすじの想像を与えられた。
たった今人生は一新したのです。
私、人間を初めます。この世界はキリストにより、人間としての全く新しい価値感を提供されたのです。
このユダヤ人よ、あなたを感謝いたします。
キリストによる人間の中に初めて起こさせる感情に、生命の不思議な礼拝は、万人が重荷を取り除き十字架は全ての想いを無にしたのです。