内なる素粒子

内なる素粒子

この世界で一番美しい人間とは誰なのですかと宇宙の神に聞いてみました。
少年は少女との出会いによって、初めて体験した恋心を獲得し、人生に命を新しく与え、愛の結晶をひそやかに知れたこの世界の嬉しい秘め事の想像の中に、我を遠く彼方にしたのです。
少年が1人少女との出会いを求めて、恋の淡い計らいの中でふんわりと夢を見ている。
結婚する男女の遣伝子は最高級の讃辞を与える万物の源に、人生と青春と究極のバイオロジカルな少年と少女は、素粒子を結合させて全く新しい受精卵が誕生するのです。
受精した時の素粒子の形状と触感は、一体どのような量子的な動きをしている。
この素粒子は少年の精子と少女の卵子の聖なる結合を素直に喜んでいる。
意識の深層状態の中で愛の真理が語り合っているのです。
遣伝子の内なる素粒子は子孫を残していく、優しい気高さを持ち宇宙の創始者に愛されるべき権利を得た。
少年と少女は愛しあう事によって解逅していき新しく人類は初めて一つになり、神に愛された受精卵をこの視覚野で見つめたのです。
受精卵になった素粒子を見て、少年の素粒子と少女の素粒子はどのような気持ちになっていくのでしょう。想像を超える命の誕生という奇跡の現場でした。
あなたの意志を感じて、旧約聖書の創世記の時空は未知なる触感で撫でられて、不思議で意志できない奇跡の動きで受精卵になり初めた10秒後の世界に感動するのがわかる。
あなたには少年と少女の起源がわかるのです。
少年と少女は受精卵になれる事を素直に喜び、自分の生命がこの小さな箱の中で創成される潮の音に感動した。
少年と少女はこの宇宙で感じた事の無い解逅を感じて、この世の中の美しい意味深い鼓動に、初めの1回目の音感は、初めの1秒の人間は自由意志の誕生に、崇高な来世への超越が始まる。この感動する素粒子のみずみずしい流れに身を委ねた。
意識できない、眼に見えない、脳の意識の素粒子が流れる御姿に、人生には生死の現状が繰り広げられ神の知識を感じる。本当に生まれて初めて大いに感動して、最上級の生命であるこの寄り処を、今確かに感じています。
愛は宇宙を統一させて不思議な人生の遣伝子の行く道には流麗な修行がある。
私の意味は私の存在の全ての素粒子の形状を紙に精緻に写して、己の生命に我ながら嬉しくなったのです。
聖骸市を握り、私は少女がどのような感情に移りゆくのかをふと思い、宇宙の万物が宿る全知全能の少女に、遠い彼方の心持ちでたたただ憧れるのです。
神は選別する遣伝子の具体的な組成式の不思議な個性、素粒子の形状を、素晴しい人格形成の方法に採用したのです。
万物には個性があり素粒子は個人特有の動きをし初めて、このような驚異の動き方をしている少年と少女に我ながら感動していく。
人間の中に生命が生きているってこんなにも感動するのです。
宇宙で少年と少女しか知らない素粒子の不思議な形状を、神により選任された感覚で生きている。
ただ生命が存在する事は決定論では無く、少年と少女の自由意志によるものであると気づいた時、頭上にふわっと光輝く神がいる事に気づいた。
受精卵には神しか知らない宇宙の形状がエッセンスのミニチュアとして生きていた。
こんな美しい世界が生きているのだと、全く嬉しくなって天昇コラールをエレガントに創造していく、多段にスコア化する受精卵に深く尊敬の念を起こした、そして未知の受精卵は無限の可能性にただただお祈りするのです。
全ての記憶により自分の存在を定義付け、この世界は全く新しい認識作用に生まれ変わる、確実に今存在している意志の素粒子の動きがあった。
私の素粒子の動き方はこんな可憐な御姿だったのだと、新しい物質の最小単位を見れる法悦を感じるのです。
人生に究めて優れた遣伝子システムは、異性を愛して新しい生命を創造し初めようとしている。無意識の心が私の内なる素粒子を意識化しているのです。
これまでの少年の経験とは少女をものにするために生かせたのでしょうか。
神の新しい次元にいて、世界に産声をあげる赤ん坊の心が私のものとなり全く初期化された万物は起源の状態になる。
これから男と女は結婚を初める時期が来たのだと、大きく心を神と合一させたのです。
大いなる宇宙の深部を一人で探検する遣伝子の動きを与えられて、全く初めて素粒子を創造するのです。
男は女を愛している事を本格的に気づき知れた時、人生とはこんなにもハイであると教えられたのです。
これからは男と女は宇宙になりたいのです。宇宙に成りたくて、素粒子の動きを探究して、人生を大きくしていきたいのです。

内なる素粒子

内なる素粒子

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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