神様

神様

宇宙の無限性を知り、全く私の脳から意識が無くなったと、今私はこの内なる宇宙に生きているのでしょう。
宇宙はこんなにも無量大数に満ちていた。その宇宙を見て聞いて感動して元の気へと還り、人間はこれ程まで巨大な叙事詞に増幅させた。
少女は十字架を拝み、不可思議な手の動きをして見た事の無い伸び方をしていく。この世界に少女の意思の距離が遠く彼方へと微かに薄れていく。
死とはこれ程までに日常化して起こり、人体の構成とは無量大数の宇宙から成り立っている。
その不思議な宇宙の中で悟りとは、一体何なのですかとそっと問い掛ける。
少女の人生の十字架が青空をこの地上で一番澄み渡って飛んでいる。
真っ直ぐで一途なラインを描く十字架と青空の感情はオアシスでのアクアポリタンとなった。人生にこんな救いがあったのですかと、もうこれ以上無い清澄な青空の中に意識は母体の原風景の故郷にいた。
人生を初めからやり直して、宇宙の創造者に十字架を架けられた。地上から宇宙に天高く上昇していくその可憐な御姿があった。
神の原始状態で素粒子の誕生を回想して、生まれるのがもし私の片思いだとしたら、それは万人が認めるのかもしれません。
十字架から神の未知なる崇高な粒子が放射して、私を天使の優しい光の粉で究極に包みこむ。こんなにも美しいものなのだと、あまりにも嬉しくなって手を大きく広げてみるのです。
十字架のように大きく両手を広げて、こんな人生もありかなと、ふと褒め讃える生死のパンドラの箱の面白い頭脳の創造性が、信じられない美しき世界を、こんな人生を用意していたのかと、まだわからない事がこれ程もあったのです。
世界は神のワンダーなのかと教えられた。
十字架からの神々しい究極の光がアルペジオを奏でてちらちらと舞って、神の粒子がふんわりと不可思議なラインで降誕している。世界で最も美しくまばゆい光なのだと初めて知った時、はっと我を忘れて泣いたのです。
こんなにも神のぽっと光る粒子に愛されて包まれる、至上に高等な世界の無限性の羅列に、人生はエレジーの崇高な感謝に満ち溢れて、可憐に愛されて、真心の情景を想像で飛んでいる。
これこそ宇宙を初めて想像している頭脳なのだと頭上に光の洗礼を与えられ、十字架がまばゆく放射していき、感覚の中へとメッセージを送るのです。
この世の選ばれし者にした聖なる時空に、遣伝子は神の優しいラインの柔らかな人間の恩と情を知れた時、私、少女から大人の女へと脱皮したのです。
私は無限の飛翔に感化された時、すでに十字架は広大無辺の宇宙の、自由自在な時空を大きく飛んでいたのです。
十字架は真っ黒な宇宙空間を静寂に漂流し、この時空はより清らかに神格化を高めている。
一つの誕生という生命の不可思議な営みを、さらに面白くしていっているのです。
宇宙には得体の知れないもの、凄い奥行きのある知識を上昇させて、人間が発想する事ができないシンプリシティーの究極の物質が、生命の明滅を繰り返していたのです。
宇宙の中に流れる本質的に次元の高い超越的な十字架のラインの後を私もついていく。
この光栄な世界を生存させる方程式の秩序の羅列に、私は初めて内なる宇宙をはっと知る。
十字架は神の啓示を、超越的な次元の最も凝縮したラインで教えて、私は初めて宇宙の奥行きの深さを知った。
十字架と一緒に私は超越している宇宙を大きく飛翔し、神の系譜が遣伝子の特別なラインに流れて、優れた変化を与え創造し昇天させる時、体の中に十字架の神々しい光の御力が得も言われぬ啓示を与えた。
十字架は神そのものであり、神の未来の時系列に素直に付いて行けば、幸福で軽やかな救いが微かに生きている事を知るのです。
このような完全なる方程式で究極の宇宙が、一番素晴らしい感性で生きていたなんて。
量子の力学を超越する次元の新たなステージへと、この世界で初めて来れたのです。
宇宙を遊泳するこの神の十字架の情景を、人間で初めて見ている不思議すぎる情景に、さあ、世界が誕生していくのです。
私はアリスになったのかもしれません。

神様

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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