人間の新生
生きているのでしょうか。死んでいるのでしょうか。
また空想の続きをして、どこまでも大きく広く天空の彼方に人間を一人浮かべ、その体を構成するパーツはどのような構造で機能を持たせようかと考える事が、何て楽しいのでしょうか。
私は考えるのが好きな人間なのです。
どんな人間を天空に浮かべて、神の光が照らし溶けるような目映い昇天する光の、救われる究極の癒しの波動を与えて、本来持って生まれた精神構造の未知なる素粒子を組み合わせて、宇宙の初まりの時空を告白するのです。
私の知らない人間をこれからどんな形状で作りましょうか。男と女どちらの性別で人間を創造するのかを考えていくのが好きなのです。私は男が好きなのでしょうか、それとも女が好きなのでしょうか。
そして人間にはどのような内蔵器官を作り、様々な連合分野を構成して、うまくスムーズに流れるようにいたしましょうか。
でも初めの一からの新発想で創造をしなくてもいいのです。だって神の標本が私の手元に運良くやってきて、それを調べる機会と権利があるのですから。
絶好の好機の大きな喜びに満ちた神の図書館があり、天空と大地の中に人間はそのまま全てが空のままで変わりが無い事を知っている。
神と私の原子配列を模倣して、新たな人間を創造する究極のエネルギーの期待値は、ものの見事に最大値です。
やってやるのです。神の標本と自分の内なる器官に並ぶラインを手でなぞり触れながら、しっかりと天昇コラールの触感を肌で確かめていく。
私の手は人間としての知性を持ち賢く要点を掴み、聖典通りの潔い清らかさに、完全に人体を正常に機能させうまく動かさなくては、気が済まない人間性なのです。
神は私と同じ人間なんだと、これからこんなにも面白い人間になってやるのです。
新たな人間を正常に創造して、こんなユーモアと夢に満ちた脳構造のスイッチが、万天の大星団を運行させ誕生させている。これは世界が生まれ変わった証拠なのだと、ほらっ、人間よ、現世に現れなさい。
現世にこんな単純な生命の生死というただそれだけの意味に、何の真理が、何の思想が必要なのでしょう。
新しく生まれる奇跡の人間。素晴しき夢の思想を持った生気に溢れる少年と少女を誕生させた。この世は生きていく意味を持った未知なる神の方程式が存在し願いが叶う理想郷だと知らせて教育していくのです。
この人間は結局無で生まれて無に死んでいく。それしか本当の意味を持たない何も結局は無かったのだと認識した。結局人生って素晴しい心の遊びそのものなのだと、神は伝えたかったのかもしれません。
これから生まれる人間よ、あなたは天才として誕生いたします。その才能で何かを新しいものを創造してください。そうすればあなたは、この世界に生まれて来て意味を成した事になります。
あなたの頭脳にはもの凄い感性の運動量があり、多大な人生の崇高なる心が動き、聖書の中に今を生きる単純な世界があります。
その神の分身としてのあなたが意志を持ち始めた時に、何で私は生まれてきたのと自問自答する事になるでしょう。
その時に創造者として生まれてきた自分の生命の意義を確かめたくなるでしょう。
私は神に会いに行く時まで、神とは実際どのような未知なる人間なのかとうっとり想像するのかしら。
その時神は私の正体は創造者であるとおわかりになるでしょうか。
私は創造者として、こんなにも人間らしくなっている可憐な御姿は変身する色とりどりの模様の中に、本当に計り知れない想像力を持っているのだと今わかり初めた。
神は私に何とおっしゃいましたか。この世界で一つだけ創造をしなさいと。
あなたに告白する時が来たのです。
あなたは知らなかったでしょう。
私がこの世界にあなたを創造したという事を。
私はあなたと手をつないでいる事にとても嬉しさを感じている。初めての心が動いている。この心の暖かさに、初めて感謝を知ったのです。
この感謝する気持ちを創造者の私と、私に創造されたあなたは、同じ宇宙に誕生した身として共に感じ合う。創造者としての創造する意識と想像する意識よ、何て麗しく神々しい光なのでしょう。
ああ、そこに神がいるのを感じます、あなたがそうなのですね。
そして私はあなたと抱きあっているこの時空が、何という感動に満ちたりた宇宙なのでしょう。
あなたに感謝するのです。本当にありがとう。
さあ、そしてこの世界に史上なる傑作が創造されたのです。
この強い意志が一人の人間を創造者にしたのです。
人間の新生