座禅

座禅

心はどうすれば気持ちが良くなるのですか。
天空の城で新たな地平を望みながら座禅を組んでいる。
海と向かい合い白い砂浜で座禅を組んでいる。
森で静寂な木々に囲まれながら座禅を組んでいる。
大河のゆったりとした流れの中で座禅を組んでいる。
湖の静かな青い水面を見ながら座禅を組んでいる。
星空を見ながら山の頂きで月光に照らされて座禅を組んでいる。
座禅になる。座禅をしていると私の横で仏様が、この世の真理を全て悟った慈悲の表情で座禅をしていた。何というこの世を解読し逸脱した美の究極の癒しに満ちた大いなる宇宙の存在でしょう。
その仏様が発射する美しいオーラ。未知なる仏様の心の宇宙を体全体で感じて完全に幽体離脱していく悟りの境地。
仏様は手を星空にかざして一つの天体を招き寄せた。仏様の手には輝やく明るい天体があった。
その後光を受けると心身の病いは完全に治癒していった。そして仏様は海にその御手を指し出し手の上に水を浮遊させて、真理の水を私の頭にかぶらせた。
私の業の全てを取り除かれて善の心に変化して清められていく。
そして仏様は広大深遠な宇宙に手を指し出し、生命の宝玉を手にして復活を祈願する。
生命の遺伝子細胞の活動は、完全なる宇宙の調和をもたらせて安定、安心、安泰、ゆとり、やすらかさで創造されていく。
宇宙は仏様の手に載っている。仏様の手に全人生が載っている。
仏様は宇宙のエネルギーバランスを平常化して、生と死のパラメータを均一にしていった。
宇宙は仏様の意志により動かされていく。その奇跡の存在性の不思議さに幽玄なる仏通力が存在していた。
そして仏様は緑に溢れる植物の方に手を指しのべた。手の上にそっと植物の万能細胞が浮遊している。
仏様は植物界の強者と弱者のバランスに調整をとらせる工夫を施した。
宇宙界、自然界、動物界、植物界の互いの力のバランスに整理と秩序をもたらす。新しい創造主の夢に溢れた世界が、仏様の手によって誕生した。
仏様はほんのりと微笑している。
仏様の不思議な力にこの世が変化していくその感性、感動、感情の変化は仏様のみが成せる宇宙の超越した知性。
その超越した知性が体内の細胞の遺伝子に創造主を呼び起こす。
仏様の手は私の頭をさする。
その時仏様の超越した物質が私に超越する体験を想起させて、超越している遺伝子が創造された。
超感覚を身心に表層化させて特別な異世界の素粒子変換が可能になっている。そして素粒子が超越運動をし初めた。
さあ、宇宙と対話するのです。
これで宇宙の意志と思想を理解する事ができる。
今の私は宇宙界、自然界、生命界を思いのままに動かす事ができる。まさに仏様がする事を私ができている。
仏様は私の手をやわらかく安らかに握る。私は仏様の手の中で生と死を超越した意識界の極限状態に移動してこの世が無になっていくその光景は彼岸の世界。
そしてあの世の世界も超越して知得されていくのです。
この世とあの世の万物を超越していく仏様の宇宙。そして私は仏様となる使命を与えられたのです。現代にもここに仏様は現われるのです。

座禅

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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