音楽
ミューズという存在を教えたのはまさにあなたなのでしょうか。
少女は何と気高く優しいのでしょうか。あなたには心を許しているのは確かなようです。
少女はミューズの音楽学校において、まだ人類が到達した事の無い知識を使い、全く新たなる音の創造物を誕生させている。
少女は神にしか創造できない音の響きをその若くときめき溢れる感性によって、神がかる領域へと境界を突破し凄まじいエネルギーを天から借りて、心は新たな超時空へと超常現象を起こす。
まさにミューズの傑出した感覚で深層心理に宿る驚異の想像力を使って遊び戯れて大きく飛翔しようとしている。
少女という一人の普通の人間を飛躍的に変身させて、音楽に共鳴し驚異の感性を奏でる人間を創造した。
その選ばれた人間はミューズの音楽を作曲できる遺伝子という綿々と続いてきた系譜を顕にして、これまでの歴史には無かった全く新しい音楽の創造者なのです。
この世界は全く真新しい音楽の生きている感覚で神がかった素粒子の結合を予言しているのです。
少女の細胞は歌を歌い人間が想像しえない神技の究極の想像力で、ミューズの意志と動きを獲得し超越して、夢に満ちた大いなる未来へと一直線に走っていく。
その人間の遺伝子がミューズの意志を得て宿る時、そう世界は不思議になるのです。
あなたは不思議な世の中をお好きですか。
これからあなたはミューズの音楽を作曲するのです。
神がかった天使の声で歌い音楽に遊び戯れる細胞はミューズとなったのです。
さあ、これから少女自身の細胞は歌い初めるのです。
神が音楽を不思議にさせたのか。少女はオーケストラを演奏して、宇宙に昂然と轟く司祭からミューズの音楽の細胞を創造する機会を与えられ、全宇宙のエネルギーを自分の細胞に結集していく。
少女は自分の作曲した音楽を指揮しながら、自分自身の細胞に全天に広がる星々から声援を得るため、その美しく青い眼で遠く彼方の天空を見つめる。
青い夜空に星々が昂然と輝やきを強めて、ひそやかな時空は逸して神格化していく。
この世ではない聖なる美しい夜です。
その祈りに答えて細胞はぽっとほのかな神の光を灯した。神の再降誕への時間はゆったりと進み始めて、この日常の世界では無い音の感覚情報を提示していく。
細胞はミューズの音楽を感覚化する事により、天空の天使のような音楽を歌い始める。
ミューズの音楽劇場は神聖な至上の異空間を創造し、オーケストラは宇宙に荘厳な演奏を奏でて遥か彼方の銀河団に波動を広く澄み渡らせるみそら。
そして、ついに少女の細胞はミューズの音楽となったのです。
少女の細胞は天使の優美な歌を作曲する音楽の脳が誕生させ、人間ではできない方法で、例えようも無い至上化をしていったのです。
そっと細胞は音楽を奏でて少女に聞かせました。
少女は晴れ渡って澄んだ表情で、細胞を優しくそっと手にのせました。
少女は嬉しさのあまり泣いている。
細胞は天空に一筋の光明を灯して、妙異の逸した世の中に人間の誕生を、この地球上の朝焼けにそっと知らせる。
これが音楽の御園に住む天使になった人間の美しい魅力溢れる姿なのです。
少女はその細胞の荘厳な御姿で、極限の美しさに心が動き感動している麗しい御園のそわか。
少女は細胞にふっと微笑し、そっと歌いはじめる。
細胞も少女の音楽に超越したミューズの音楽で問答する。この至上の音の世界に神の祝福を得る少女と細胞。
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