鳥の世界
あなたは感じやすかった。それは事実なのです。
あなたは太古の昔の世界をお知りですか。あなただけが持つひそやかな世界をお知りですか。
宇宙の広大深遠な次元の歴史について知りたくないですか。宇宙とはもの凄い無限に流れる歴史があったのです。
少女だけはその真実を知っていた。少女は恥ずかしげに小石を蹴ってけんけんぽんをしている。少女は未来の大洋を見晴るかして、限りの無い期待と希望で人生を懸けていく。
手作り飛行機に乗って丘の上へと目標を設定している。丘の上で1人少女が彼方未来の栄光を思い描いているその感覚は、宇宙の革新者なのかもしれません。
そしてあなたの夢の準備は整ったようで、心は真っ直ぐ一直線にセットされていた。
少女は高鳴る期待と優しさに包まれて宇宙に叫んだ。「いくぞ。」少女は夢のまた夢の蝶の世界へと生命が白昼になっていく。
それでいいのです。少女は知っているのです。飛ぶという前世の記憶が蘇生していることを。
宇宙は少女を飛ばそうと企んだ。
あなた、少女は微笑しています。
少女は自信に満ちていき未来は大いに安心して、野心を燃やす。それはまさしく人類の野望そのものになっていった。
少女は走り出して羽根を大きく高く広げて決心する本気の真剣勝負があった。
もう少女の心は完全に鳥になっていた。
あなたは鳥になりたかったのかもしれない。
少女は鳥に憧れた来世の幻影への仏教的な未知のお経の決心だったのだわ。
少女の飛び立つ心は極限へと上昇し、強い意思で宇宙のエネルギーの凝縮を達成した。
「さあ、行きましょう。」
少女に飛ぶ事を教えたのは今宵のモナリザの微笑だった。
地球は自転しているように少女の肉体と精神もエネルギーを高め合い、地球の自転と周期を同じにして回転していった。
「さあ、時が満ちました。」
少女は大きく優雅に夢を叶える理想形の流麗な線対称の模様を、湖面に映しながら天空へと飛んでいきます。
究極の地球の青いシンメトリーのラインを奏でて青く飛行する、神の方程式の動きを完全に再現していく少女は、天性の閃きの流麗な飛行であった。
スピードを上げて青い地球上を可憐に飛び周り、拡がる大地はこの飛行の鮮烈さに憧れていった。
フワーッと上昇していき青空高くに浮かぶ鳥へと合図を送ると、前世の鳥のお姿になっていきました。
鳥の群れと一緒に並んで飛翔して、大空に少女の人生の夢をふんわり叶えたその優しいやわらしさ。そうそれが本物の少女の生命です。
本物の少女の真理は実は鳥が教えてくれたのです。
「さあ、私は鳥と何処へ行こうかしら。」
「鳥と一緒にギリシャのアテネに行こうかしら。」
少女は鳥の大群に合図を示すと、夢の方向はアテネへと一直線に向かっていた。鳥の大群のリーダーとして、運命を高められた次元の夢世界へとふわーっと移象させていく。
そして少女は夢見る乙女になりました。
そう少女は夢を見ています。あなたしか、あなたしか夢は見れないのでしょう。現に少女はときめいています。
「ありがとう、これは、まさに少女にしかできない事なのですね。」
「少女は世界に革命を起こすのです。あなたは鳥の世界の未来をどうしたいのですか。鳥はあなたをお待ちしていたのですよ。」
「さあ、お行きなさい。あなたにしかできない事って知っています。」
「さあ、お経をあげなさい。」
あなたのお経が鳥の世界を壮麗で純粋にしていく。あなたにしかわからない鳥の世界。そんなにも優しかった。
「あなた、お許しください。」
あなたに期待していたのです。あなたは鳥の世界を生きているですから。
ただ、ただそれだけで幸せでした。
「あなた、必らずやってください。鳥の世界を美しくしてください。」あなたの美しい心で。
鳥の世界