仏様

仏様

仏様よ、私に天空と同化させる事ができるのでしょうか。
そうなの、人間が天女になっていく。その不思議な情景の移り変わりをどのように捉えればいいの。
天空の満天の星空と同化して、天女達が飛び交う不思議な情景の母なる故郷。
人間は光り輝く星に変化していく、その物質方程式のみそらの総体はpower of universe。
人間にその不思議な素粒子の結合を授けたのは、一体誰の仕業なのでしょうか。
あの天使は星々と意思をやり取りをして、宇宙のエネルギーを交換していく。
宇宙から極大なエネルギーを得て、どんどん仏様の次元の想像を逸した無尽臓の才能のひらめきを発揮して、人間が思いつかないような可能性に爆発していくそのピストン方程式。
私の体は大きくなっていき、宇宙の大きさを知り、細胞の一つ一つは遣伝子に宿る宇宙の記憶を呼び覚ましていく。
宇宙が宿る体は元気に生まれたばかりの赤ちゃんの状態へと再び整えられていく。
そしてますます体は大きくなり大仏様の巨体へと実態化していった。
この大仏様と向き合って一緒に座禅するこの頼もしさ。
大仏様は起き上がり大きな体を天空に堂々と表して、人々から尊敬の念を一心に受ける。
そして町を歩いていくその雄大さに宇宙の星々と天使達も一斉に祝福する。
仏様は私と一緒に灯火に暮れゆく奈良の町を散策する。そして若草山まで一緒にお供していき、その山の裾で一緒にのべーんと横になって休憩する。
何て澄み渡る天空まで一直線に伸びる夜に響き渡る御経という人間性なのでしょうか。
仏様と一緒に天に深遠に輝く星々と目映く飛翔する天使達を眺めて、私はうっとりしてやすらいでいく。
あなたのそばにいるだけで、宇宙の超越した万物を説明して解決する真理が、人間の心の時空に広く精神は統一されていく。
あなたはなぜ人を癒す事がきるのですか。あなた、来てください。
仏様と手を厚く握りあい、一心に天空へと遠く彼方に伸びて広がっていく心の有り形。
さあ、子供の時代に戻りましょう、この若かれし世界はこんなにも夢に溢れているのです。
心は統一されていく、そのうっとりとするくらいのやわらしさ。
仏様は心の悟りの方程式を天空に一斉に飛翔させていく。何でそのような癒しができるのですか。
私はあなたと横に寝れるだけで、こんなにも幸せなのです。
私を幸せにした仏様の体の優しい感覚は、この天地には美しい真理が存在する事を知らせてくれます。
そして仏様は私の方を見て、ひそやかに慈悲深い感情を含ませて優しい微笑をした。
私の体の全ての細胞が知らせてくれます。私の体の全ての細胞の力学が統一していき、エネルギーが集約されていく。
そして仏様は起き上がり体全体を使って私を大事に起こす逞しさ。
仏様はお月様の方へとその大きくがっしりした手をゆっくりと伸ばしていき、お月様をそっと手の平に載せました。
お月様は嬉しそうに微かに淡白い光を出して、その真理の手にうっとりと答えている。
仏様はそのお月様を両手に大事に抱いて超越したお経を私に朗々と読み聞かせました。
仏様によるお経の心の響きが、遠く遠く平安に安心していく。
そして優しく解脱していくその遠き甘い過去の羊水。
宇宙はこの場所で遣伝子が真理の時空に還化する。
私の心は宇宙に流れる天の川を悠然と泳ぎ旅をする人間の修行。
宇宙にこの私の存在は感情の高まりと共に、大仏様の真理に満ちていく心の存在、ただただもう感動しているのです。
仏様は私の方をじっと見つめて、仏様の説法を始めます。
全ての苦を宇宙の満天の星々と天女達がすっきりと取り除いていく。私の心には全くの私だけがいる。
星空を見上げると星々がぱーっと輝き、この世界では無くなっていく遠く彼方への合唱。
天女達は歌を歌って祝福してこの世界の願いの成就に祈りをこめて、平和に満ちていく魂の極上の安心。
ああ、仏様は私を選んで救って下さいました。

仏様

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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