マリアの創造

マリアの創造

あなたは不思議なのです。何をお持ちになっているのですか。何か不可思議な不思議を持っています。
マリアが何か不思議な事象体を具現化しようと、心持ち何かウィットに富んだ心で晴れ渡り遠くに白い雲がさーっと流れていく。何という不思議な自然の流動体なのでしょう。
マリアが2つの細胞を結合させようと、そう未知なる融合を実行しようと、ときめくその未来に美しい予感をひらめかせた。私に生きている理由を解き明かそうとしてはなりません。私は生きて存在してはならないのですか。あなたの御意見を聞かせ願いますか。
マリアは極限の愛をこめて極限に究められて、大成した知性が宇宙の超大統一理論を使い、人生経験を最大限に生かし、1人の人間を誕生させようとしていた。
この手には神々の知性(ソフィア)を授けられ、人類に偉大な恩恵を与えれる救世主の存在にしようと考えていた。
あなたの人生はそんな人生ではいけません。
神の受精卵は宇宙の究極のエレガントな真理を含めた超次元的な超越遣伝子。
才能が天性の天才性を発揮する、不思議で得体の知れない空想力で、神の思想により人間の遣伝子のスイッチが押された。
私はあなたを愛しています。私の持てる全能力、神々の最上級の思想学問をもとに、あなたの細胞は大きな創造の時空を超越しようと大きく飛翔しています。
極限の生命誕生の時空は、マリアのしなやかな手によってなされたのです。
マリアはそっと優しく微笑し、両手を大きく広げて十字架の体にすると、大空は青く青く澄んでいく。
どこまでも青く遠い事象の真理が大空にはあり、マリアは白い絶妙なる柔らしさを備えている。
そっと大空に神の御姿を、憧れに満ちた表情で見つめた。
神々しく澄んだ眼で神と対話するマリアの姿は、極めて次元を逸脱した超妙な美しさの絶唱でした。
その柔らしく細長い手は、受精卵を青い大空の中に優しく包んでいる。
その不思議な美しい手つきで、超越した神の細胞を創造している。
あなたは得も言われぬ表情で知識を解き開いて、体得した神の真理をその細胞の中に凝縮させていく。
マリアは全知全霊なる意志の力で極めて美しい左右対称の構造を体型化して、凝縮した極限のエネルギーをそこに集中していく。
物凄いパワーが天空から神々の全能なる極論が降臨して、その受精卵に驚異のアイデアを与えていく過程は、まさに神技である。
マリアはその頂点で光り輝やく極美な発光体を見つめて、これまで見せた事のない明るく澄んだ眼をしていた。
マリアの体力と精神力の全てを全力で振りしぼる、するとその細胞体は神霊の力の歩みで高くふわっと上昇していった。
そのもの凄い想像を超えた力強さは、神々の上空の水平線から上昇する太陽の如く目映く輝天している。
そしてそこに創造主は、現れた。
マリアは両手を神々の青い天空へと大きく広げて上げている、頂上の天空に神のひらめきは飛翔した。受精卵が生命を始めようとしている、このときめき、夢は叶った。
生命は、鼓動をはじめた。
マリアは両手を合わせて嬉しそうに泣いている。その涙の雫が幼児に向けて世界の時空を忘れさせ流れていく。
宇宙は北極星を中心として天体は優雅に回転している。
宇宙は爽やかさに満ちてこの神の細胞の誕生を祝った。
人々と大地、山、海がこの幼児の誕生をめでたく祝い、天空には青白い精霊がふわりふわりと目映く飛翔している。
天空から地上のマリアと幼児に一筋の光を与えた。
マリアは澄んでいきこの世ではない神の真理の微笑を幼児に向けて浮かべたのです。ささやかに慈しみのある穏やかさで平安に満ちて全てを脱した。

マリアの創造

マリアの創造

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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