精霊の創造

精霊の創造

御願いしていいですか。私を信じて下さい。人間を幸運にするのは一体何なのでしょうか。
青くしんしんとした宇宙が静まり返った、人類が皆寝ている時空の宇宙、山の奥深くの人が立ち寄らない聖なる場所に1つの精霊がひっそりと誕生しようとしている。
そこは神掛かった光明が青白くうっすらと照りつけて、知性が届かない奥深いハーモニーを奏でて人類が生成できない細胞で、この世界に素粒子は運動をしていました。
この素粒子の運動は神の動きを獲得し、人類が未だに到達した事のない未知の化学結合をしようとしている。
1つの精霊は大いなる神の手により大事に暖められて、いとおしくこの世を感覚している、なんて不思議な宇宙なのでしょう。
一つの精霊に無限の美的な構造でしなやかな弾力性に溢れる創造された宇宙。知性を超越したエレガントな素粒子の無限の生命エネルギーを与えた。
精霊はふっと優しくふんわりとしている、私の手の上で天空の星達が、天の川の青く美しい輝きを放ち、崇高な心で天高く憧れに満ちて見上げる。
大地の生命はみんな己の生命力を生かされ生かし、精霊という大きな寄り処の誕生に高鳴る期待で、人生を大いに最大値へとリミッターを振り切る。
森は、木々は、花々は光り輝き大きな生命力を増幅させて、極限の生命の真理の類い稀なる能力を発揮していく。
青い地球上の大地は盛り上がり、そこに精霊が大きく起き上がる。
精霊の周囲はほのぼのと青白く極めて高次元の時空の流れに大爆発している。
まさに精霊は人類に啓示を与えようとしているのだわ。
地球上の大地、植物、動物、そして海面が重力の存在性を完全に無くして天上界の上空方向へと、天空に流れる広大な天の川に向けて一斉にたゆたい始め上昇していく。
そして遣伝子達が空中で全て混ざり合って、麗しい素粒子運動により新物質が誕生していった。
宇宙の全ての物質が混ざり合い全てが一緒になり、未来への予言的な物質の結成をしていく。
神の創造する新物質は、大空の中で神々しい輝きを目映く発生して誕生していきました。
この1つの精霊は万物の素質を持った、万物の理想形の性質、形状、重さ、精神と肉体を宿して、万能の神々の知性から成る高次元な神経を持っていた。
超自然に完全なるシンメトリーの美学を集体性した神の創造した完全体。
万物の創造が可能な、神の集合した物質。
偉大な神の素粒子の結合。
神の総決算的な進化の極限の解答があった。
精霊は空中に浮遊して神と対話して、人間をどのような生命にしてみましょうかと模作しているのです。
その造られた人間は人間としてやるべき事を知り、神の思考による頭の使い方をすることができた。
ついに精霊は宇宙の物質から流麗な生命を再び誕生させようとしている。
そして宇宙に存在している物質から生まれたこの一つの生命の意味を知らなくてはならない。
各々の新たな生命の活動により、生きて存在する意味がわかっていく。
宇宙には万物が共存共生して偉大なハーモニーが誕生した。
そして、精霊は一人の人間を創造しました。
私は何のために誕生して生きているかを知っている。そのためにどのような頭の使い方をすればいいのかを。
精霊は私の肩を強くたたき、さあこの生命の誕生に大いなるときめきを与えて進ませた。神は私に唯一の肉体、精神、思想、そして唯一の人生を与えなさったのです。
さあ、唯一の人生の物語を作っていくのです。
そして精霊は私に宇宙の万物を創造できる、万物の素粒子を与えて、さあ万物に変化させるのです。
さあ、宇宙を創造するのです。未来には私の天性の才能を発揮し、私は私の生まれた場所に環るのです。
私は、私。あなたは、あなた。
精霊はそっと優しく可憐な微笑を浮かべて、私を見ている。そして私は私になり、あなたは神となった。

精霊の創造

精霊の創造

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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