一人の少女

一人の少女

一人の少女を教えてください。
一人寂しい人生を送って来て、何を天命としてこの世界で悲しまなければならないのか。美しい記憶があり、その美しい記憶によりあなたは美しくなっていきます。そして、あなたは美しい人生を生きてきましたと言えるのです。
1人浜辺を歩いていた少年時代の淡い夢を見て生きている。人生の北極星に向けた直線的な思想の水平線は日の出を迎えようとしていました。あなたは何者で何を考えて何を感じているのでしょうか。一体何のために生きてきたのでしょうか。
ふと1人の少女が天上から私をやわらしく未来を見晴るかすその可憐な瞳を、こちらに優しく向けている。
少女に手を指し伸べてその手を握ろうとするが、少女の手には届かない。私の人格がまだ彼女の許しを得られないのでしょうか。
一人の人間性とはその人の生きてきた人生に由来するのです。私の人生をあなたは大きく広がる心の豊かさのゆとりで、ふんわりと優しい女性らしさで認めてくれたのです。
私の人間性を認めるその少女はなんて美しい心で清々しく澄んでいく、魂の最上点の平安を神から与えられるのです。
宇宙にその不可思議な蓮の花びらの美麗なシンメトリーの形状に、全ての苦労を流してきた事でしょう。
無限大の可能性を与えたあなたの愛に、大いなる宇宙が寄り添い自信を持たせ、私は私でなくなる不可思議な期待感に、夢の中で少女がぱっと明るい笑顔をふわり向けている。
少女は色目を使い、天才的な思考の神経細胞の大胆不敵な花びらがふわっと上昇するときめきに、何一つ全ての美しいものの真理を備え、宇宙にひっそりと咲く蓮がぽっと恋をした。
人生はその少女にとっては正解だっと認められる、この嬉々としたときめきをどのように形容すれば泣けるのでしょう。
ときめかす人生の北極星は燦然と輝き、私の頭上に螺旋状の光の道がぱっと伸びていた。その信頼感は何よりも心強くときめかせる波動でどのように解明すればいいのでしょうか。
究極のやすらぎという調和を与えた少女の見晴るかす絶唱の空前絶後の可憐な瞳の宇宙。
これで昇天していける細胞の端麗な遣伝子の構造はシンメトリーの絶景的な神景の爽やかさがあった。人生は肯定されて変化していくこの神経細胞の配列。
私は人間をやってきました。ただそれだけなのです。
広大無辺の宇宙になっていくこの肉体は再生し復活した心は、未だ感覚したことのない神性さに大成して安穏に満ちていた。
それは只一人の少女が人知れず私の存在を認めてくれただけなのです。あなたに感謝している。安らいでいく。心が優しくなっていく。
人生において神の子が存在する奇蹟を知ったのです。体は川の水にすっきりとゆるやかに流れていく、その不思議な波動の感覚。
私はこれでいいのだと。私は少女を見た。少女は私を全くの澄み渡った大空の遠さに似た、宇宙を円形にしてやわらいでいくその表情で手を差し伸べた。
私は手を少女に恥ずかしげに伸ばしてみる。
少女の手と私の手が触れ合った。その時、天から神々しい光の大輪がぱーっと降り注いできました。
私達は全身を光に照らされて、虹が大空に架かりまばゆい御姿の中で聖なる解答を与えて神が光臨していた。
私達は神からの祝福されて存在はぱっと無くなり、人間の意味が解決したのを知ったのです。
もう何も無くなってきました。宇宙は無だったのです。
それがわかりました。そして、真っ直ぐに続く筋が未来へと優しくやわらかく続いていく。
さあ、心を真っ直ぐに行きましょう。

一人の少女

一人の少女

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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