宇宙
ここは、ミサなのであろうか。私は不思議な青い時空に存在しようとしている。教会の鐘が祭司の頭上に浮遊している。その空間は何かこの世の限界点に達していこうとしていた。
私はこの世なのでしょうか。あの世なのでしょうか。
明けの明星の美麗に澄んだ時空が、私の存在の意味を無意味化しようとしている。
教会の鐘が大きく輝かしく遠のいていく意識を表現し、この世界に存在することのできるぎりぎりの所でぼんやりと佇んで、母なる自然に帰郷しようとしている。
草原に1人歩く少女は何者でしょうか。絶唱的な麗しさを神から与えられたその肉体で、あなたは何ができるというのでしょうか。
両手を広げて少女がふわっと宙に浮き、草原の金色の浄土的な安心感に馴染み、海の教会へ向けて飛行した。
両手は長細くしなやかで女性的な優しさを備えており、あまりの愛らしさに私の意識は薄らいで無くなった。
ねえ、母親は何をしているのでしょう。大海でゆったりと寝そべって大空を見つめる。
白鳥の母親のやわらかい羽毛にそっと寄り沿うのです。少女は白鳥の子供なのでしょうか。
銀色から金色へと光り輝き羽根がふわっと変化していく、大空を飛翔する重力のささやかな無次元が囁いた。あんな状態へと誘う想像力の次元の高さは一体何なのですか。
広大無辺の宇宙が人間の子供を産みました。
母親の宇宙が子供を産んで、さらなる壮麗で体位的なハーモニーを広げて、密度を濃く真理の全解答を提示して、神の微笑の中にそっと我が子の体をぎゅっと寄せて迎える。
そして宇宙から生まれた子供と地球の人間は、愛し合いお互いの特性に魅せられ恋をしていきました。
そして完全なる母宇宙の真理を人間に伝道して、心に神掛かった驚異的な進化を与えようと意志の方向付けをしていく。
そして母宇宙から子宇宙へと受け継がれた全知全能の偉大な知識は、人間の子の細部に神が宿る大事な脳に迎えられて、全てが空へと想像を逸する事象になっていく。
母宇宙の子宮には超越した宇宙の外の物理方程式から成る、素粒子により構成された不確定性の神の動きがあり、これから人間の子にも宇宙への跳躍の方法を教えようとしていた。
母宇宙は地球をふんわり優しく抱いて、そこに住む人間は青い地球の母体に癒されて環ろうとしている。
さあ、宇宙から生まれた子供は、ずっと人間が持つ天才的な芸術の創造性に憧れていました。
そして、人間も宇宙の子供が持つ神に選ばれた超越した方程式の不思議さに恋をしていく。
その時、宇宙の子供は人間に「好きです。」と恋のプロポーズをしました。
ああ、私達は結婚したのです。
宇宙の偉大な創造物が、創造主の力により地球へと復活を果たす。
この二人の結婚により、宇宙から次の新たな子宇宙が生まれて創造されていく。
新たな子宇宙は新次元の方程式をこの地球上に復活させて、神の視点の巨視的な大空を想像する。
人間の理性と感性を天上界へと迎えて、創造主の計らいのもとに素粒子が流麗に結合していく。
そう、素粒子の動きは神の確率で動いている。
ああ、神よ、神のサイコロを振っていた。
宇宙は宇宙としてただそこに泰然とゆったり存在している。人間の子は宇宙の外の新たな地平線へと突破しようとしていた。
宇宙の遣伝子を持つ新しい人間の子はこの世の知識を超越して、人生の選択性の真理を全て予言できたのです。
人間の子は無限の創造性を使い、宇宙から巨大な円の宙構造の知識を授けられた。その時神とは何なのかをその時はっと知るのです。
何という万物を解決していく創造主の新しい奇跡。
創造主は宇宙の知識を使い、もの凄い全人的な未知なる想像で超越した創造物を誕生させた。
それは宇宙に大きな円の究極なる素粒子で、生と死の変容の中で生きている。
あなたは神になる時が来たのです。
新たな生命が誕生して、新たな宇宙を創造しようとしている。その子供は一体何を考えるのでしょう。
宇宙