人生

人生

人生はどうして子供の頃のように無邪気になれないのか。私の子供時代は何処へ行ったというの。人生は様々な回り道で廻り、宇宙空間を雄大に旅行する人間模様でした。
人生に生きる為の真理を教えたのは誰なのでしょう。
まだ未熟で若かれし頃に私を本気で叱って教えてくれた先生達に今ではとても恩を感じています。
人々の愛に満ちた親切さが、今の私にこんなにもささやかな感謝の気持ちを用意してくれました。
ありがとうございます。

夢見る子供の時代は心身共に健康で全てが整っていました。この世界にはなめらかに美しく流れる優雅な調べがあったのです。
成人して社会にでてからは、まだ世間知らずだった幼い私にはこんなにも厳しかったのです。
世間はこれ程までに私に厳しい試練を与えて下さって、「ありがとう」と今なら素直に思えた。
これまで私のお世話になった人々よ、ありがとう。
お許し下さい、その当時の私はまだ未熟で何も世間を知らなかったです。
人生への考え方を厳しく叱って下さいました。

子供の頃の私にとって世界とはまっとうで夢に溢れて明るかった。なんてこんなにも世界は美しいのでしょうと。

もう子供であった頃の日々は私にとって今では大分昔に感じています。
すっかり子供の頃の明るく夢見る気持ちをもう忘れたのでしょうか。
あのような素晴らしい希望の時代が確かにあったのです。
もしかして、今の私は別人になってしまったのでしょうか。
いいえ、今からでも子供の頃の明るく夢に溢れた私になれるのです。

ある頃より、人生とは苦しみだと悟ったブッダの気持ちが解り初めました。
人生とは様々な経験によって変化して移り変わり、今の自分があります。
人生のこの道はどんな道、願いが叶う道なのです。

人生とは試練に燃え盛り熱くパッションしなければならないのです。
不良時代の私は人に対してありがとうなんて言わせない、ふしだらな感情でささくれたワルでした。
私にもわかるのです。私には何か暗い過去を抱えて人に感謝できない時代がありました。
こんなにも意味の無いちっぽけな私の存在。こうしてまた頭を丸めないといけないのか。どうかこの人生で私に頭を丸める為の意味を教えて下さい。
時にはふっと悲しくなり、こんな惨めな私は世界に1人しかいないと感じてしまう。
1人しかいなかった。もう、今では私だけでいいのです。生まれながらにして人生とは本来、私一人なのですから。
そんな時、これまでの人生で一緒に苦楽を共にして頑張ってきた人々がそばにいます。
薄白い月夜にお酒を酌み交わしながら昔のお世話になった人々をふっと懐かしむ。
今まで出会った人々が、私の為を思い人生の様々な教訓を真摯に教えてくれた。それが今になってわかりました。

まだ若かれし頃は、やはり、あいつを許してはおけない。
それがふと記憶に再生する時、ハンニバルになる。復讐しなければならないのか。しかし復讐をした時にすっきりして、本当の私に戻れる事ができるのでしょうか。いいえ、全く違うのです。それでは私自身は何も解決しない。

これから私は人生の全てを忘れて清らかな蓮になるのです。
さあ、全てを許す時がきたのです。まだ、これから新しくやり始める時が来たのです。私の人生にとっての全てを許す。
人生はeverything okなのです。全ての人生経験が今の自分になったのです。
そして、これからの新しい私は本来の私へと戻るのです。
人間とは生来善の心を生まれながらにして持っている。それを教えてくれたあなたを今は許せれて本当に感謝しています。

この世間で様々なでき事があり、おかげさまで複雑な今のありがたき私が作られました。
でもこれで良かったと思えるのです。
過去にあったでき事は物の捉えようにより、今の素晴らしい私へと変わる事ができたのですから。
そして私は本当の私となり今を生きるのです。
「人生には様々な事があったおかげで今の愛すべき私があるのよねと。」
これが全て、私の人生なのですと、堂々と素敵な思い出達にしていきます。

これからどこまで人間を高めることができるのか。
さあ、人間とは自らを運がいい人生と思う事で開けていきます。
さあ、今私は世界で一番に運がいい人間となったのです。
ああ、人生にはたくさんの良い思い出がキラキラと、天の川に流れています。
今こうしてここにかっこ良く存在できる私の確固たる人生経験があるのです。

どうかこれから私に人生を新しく生きさせて下さい。
私の人生とは一体これでいいのですか。
そう、私、そのままで、私の人生は全てそれでいいのです。
人生は今のままで、あるがままの生まれながらの個性で良い。たかがこんな気づきで優しくなれたのです。
そう、しばらくは安らかに冬眠し少し休養して、それからまた遊んで始めましょう。
人生はいつから始めても遅い事はありません。
そっと今は静かにしておいて下さい。
このようにして社会への門を叩こうと決意する新たな私がいるのですから。

ああ、人生とは凄く美しいものです。そして本来やはり人生とは苦しいものなのです。
その苦しみの後にこそ、人生とは喜びに満ちている。
さあ、人生とは幸せになるものなのです。
私の未来は救われた。
私はやっとの事で今そのように感じれるまでになりました。
さあ、もう全てを忘れましょう。もう全てを放下着するのです。
全てのしがらみを取り除きます。
人生、この道は、心が清らかな道。それは私が幸せになる道。願いが叶う道になった。
これからはもっと幸せになっていく。もう今では私が私では無くなり新たな私になっている。
これから新しい世界が始まる清新な気持ちでいます。
頑張ります。新しい人生を始めなくてはなりません。
教えて、さあ、教えなさい。なぜなの。私はどうすれば生きていけるのか。
わかった。なぜ、今の私があるのかを。
人生は社会で真摯に私を教え育ててくれた人々への感謝なのです。
そして、ここに本当に、今の私がここにいるのです。何て幸せなのでしょう。
さあ、このようにして、また私は新たな仏門を叩くのです。

人生

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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