契約の丘
あなただけの才能を与えたのは誰なのですか。主よ、あなたは青白き月夜に染み渡る輝やく油絵の世界にいるのでしょうか。
あなたの人生はどんな人生だったのか。
宇宙を創造した人間と、宇宙の真理を解明した人間、あなたはどちらがお好きですか。
私はこの宇宙を創造した人間の方が好きなのです。
この宇宙を創造したのは人知れず佇む可憐な少女なのですか。
月の光が目映く慈しみ神様を表出する、この幸いなる聖夜に、聖女の人生の意味を解決してみるのです。
少女は限りなく美しい澄んだ瞳で宇宙の真理を今見つめている。あなたは確かに宇宙の真理を全身全霊で強く感じている。
夜空に大河が幽玄に流れている、その方向に少女は指を差して念じますと、キラキラ星々の天の河の本流が、少女に向けて目映く流れ始めた。
美しい極限の澄光が少女の頭上に降誕する、もの凄いきらめく印象画に、少女の全人生は輝き初める全天上界の飛翔。
星々の光輝やく世界でもの凄い光の渦に溢れる。満ちる星々の河を飛翔していく夢のような時空は、極上の絵巻が成せる劇場。
煌めく宇宙の本流の源であるミステリアスな心臓部に向けて流れていく。さあ、ミクロに宿る神の住み処へと行きます。
そこは、絶唱の光が満ち溢れる宇宙の極限に、神の光、あった。
生命の全細胞を全エネルギーで昇天していき、活性化した全光、神現、立体世界、神の清澄、美羊。
十字架に架かった神の像は宇宙に漂う銀河の物質で新たな生命を創造している。
何という神の美しい知性の極限的な超越性の万物根元。
そこは神の慈愛にふんわりと優しく甘くとろけていく。その愛の感覚に私の感性は、未知なる細胞の動きに覚醒して超常化していく。
私の知性は物質を創造する姿を見ていた。何という私には理解できない、次元の崇高な天知の分子の動きなのでしょうか。
神は私を優しく美しい瞳で、意味深き知性的な慈悲の柔らしさで見つめる。
その神の光にただただうっとりと、身も心も溶かされていく。
創造主の細長い美しき手が私の頭を触るのです。
こんな私でも宇宙を一つ一つ創造できた一筋の光明があった。
ただただ凄みを感じる傑出した能力で、宇宙はみるみると創造されていく。
これからどんな宇宙を創造しようかしら。空想は大きく大きく広がっていくのです。
創造する未来は人生、宇宙、銀河、星々、山、大河、湖、海、大地、何て幸せなのでしょう。
私の創造した宇宙は理想像の玉手箱で、私自身が安心立命に住んでいいのです。
私だけの宇宙へ、限りなく理想で究められた姿になっていくその細胞は、不可思議な神聖動物のエッセンシャルな有機体でした。
宇宙には1つの家庭が必要なのです。男と女、そして生まれてくる子供が存在するのよ。私、ここで幸せな家庭を築けるのでしょう。
さあ、神様は暖かく大きな眼で寛容に見てくれている。ふっと力を抜いて優しい暖かさでほんのりと私の肩をそっと抱いた。
神は私に言った。「あなたはそれでいい。そのままでいい。」
そして宇宙にエレガントな創造のスピリチュアルを誕生させた。
私達夫婦の子は神の子なのでしょうか。神技により無限に創造された遣伝子のエスプレッソを持つ謎めいた子がいた。
神よ、あなたはこの来たるべき時を待っていた。
ああ、ついにこの来たるべき時が来ました。
あそこにはゴルゴダの丘の教会があります。
さあ、この秘められた神の子と一緒にこの丘を登っていきましょう。
そして、生きてきた人生の全てを肯定して神と契約をするのです。
契約の丘