BLUES KINDNESS

良く僕に話しかけてくれた
君はもう目の前には居ないけど
僕の頭で今だって話してる
君はどこへ行ったとか
僕は何故生きているのとか
会話と言うより質問攻めに近い
でもそんな事は気にならないほど
その瞬間が落ち着けるんだ
例えて言うなら
古びた曲を聴いて
心拍が段々と遅くなり
精神的にも落ち着けるような

夜は僕の下へ良く来てくれた
君にもう告げることは出来ないけど
僕は頭で今だって話しかけてる
君はどこへ行ったとか
僕と出会えて良かったかとか
思い出と言うより心残りに近い
でもそんな事を後悔してばかりじゃ
いけないから 次へ扉を開くんだ
強いて言うなら
プライドなど捨てて
あの時言っていれば今も
近くに君が居てくれたんだろうな

終わらない答えの無い自問自答
頭の中で幻覚に紛れた君と
淡い青空と儚げな桜を見つめてた
次々と移り変わっていく春夏秋冬
僕は姿も形も無い君の冷たい手を
涼しい風に吹かれながら握っていた
今までごめんよ 君も頑張れよ
言い合いも最後まで愛だった
最初から最後まで君は僕にくれていた
本当にありがとう さようなら
BLUES KINDNESS

BLUES KINDNESS

BLUES KINDNESS

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-25

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