植物

植物

そんな不思議な感性を知ることになるのです。なぜ神は人間に神性を与えなさったというのか。その次元とは高くそびえ立つ眺めでした。
1人山を歩いていく。この山の中に生命の虹模様を遠く彼方に輝かす発光体が浮かび上がる。幸せの方程式を持ち合わせた明星を作る、生命体の不可思議さがあった。
生命を限りなく清めていき神に近づく方法を私は知っている。そして神と遊び戯れる方法を私は教えられたのです。
そう、この世界で私は人々を喜ばさなくてはならないのです。
この世界を超越した存在によって、超越したものを天地に生成する心の不可思議な形状。
その心の形状は変化していき宇宙の広大深遠さへと拡大させていく。
彼方に広がり変化する本性のバイタリティー。ただただこの世界を美しくしたいのです。
地上に植物は何も主張せず、静かな天への敬虔な祈りを捧げています。植物の青き清らかな安心に満ちた漂流に、そこに一大事に生きる真理を、人間にはまだわからない形状で宇宙に啓示する。
植物の手は伸びていきその真理を探っている、万物を超越して動きまわる生命の想像力があった。
植物が私にその真理を探ろうと手を広げてきます。
植物のその爽やかな宇宙に漂う清らかな一心の修行者の御手。その美しい植物の手の形状に、万物の創造の無限性を得るのです。
美しさの真理を教わったその植物は、唯一の神の創造に身を委ねたのです。
植物はこの地上に澄んだ生命の誕生を大絵巻へと精緻に記して、神との新たな結合を行い奇跡の旅路は天空の階段へと登っていった。
真理の天空へとひらひらと伸びていく一筋の光明の道は、創造主が作った道である。
この道は完全に筋が通っていた。解決を迎えられるべき運命にあり、一つ一つ確実に目標を達成していき満行を迎える為の神の宿題を解いていく。
大地に生きる植物への感謝の想いに溢れて、生命に宿る聖なる美意識を主張した。
神との結婚のさらなる彼方に遠のいていく事象の幻影が、優しく私を迎えようとしていた。
雲は柔らかく優しくゆったりと大空を流動し、太古からの営みを体現する、この世から逸脱的な安らかさに変動する如情。
この世に私は生まれて大地の植物から暖かく迎えられる。
揺らめく青葉を創成した見事な線形状の御姿。
その美意識が満天の星達から歓迎される生命の祝祭。
地上では多種多様な生命によって、不思議な関係性が成立していた。
その関係性により、私は今人間から植物に変身しようとしている。広大深遠な宇宙において、この奇跡の誕生は誰が仕組んだのでしょう。
周りは青く澄んで、あの世の雲が浮遊してたゆたい、私にそっと神のテンポでゆっくりと近づいてくる。そして偉大な啓示を与えて、また雲は私から遠のいていく自然の奥義の解明できない運行があった。
高い事象にいる神への憧れが、私を天空へと突き動かす動機である。
私は植物の時間で生命を活動している。
天空へと向けて手を伸ばしていく。宇宙に漂う深遠な真理を手に取って必ずや知ってみせるのです。
私に与えられた時間はそれ程残されていないのです。これから勉強してまだ知らなければならない。
神の啓示に対しての私の解答をまだ得ていないのです。
その美的でエレガントな解答を与えるのは、まさに神の仕業なのでしょう。
神は偉大な理解を越えて逸している青く嬉しい可憐な姿でした。
神の存在を教えようとする私の隣の植物は美しい乙女心を持っていた。
私一人ではなく周りの植物達と一緒に遠く彼方の憧憬を追い求める純粋な真実で、お互いに可憐な求愛の踊りを捧げる御姿があった。
自然はそのようになっていくのです。あらかじめはじめから決定されていたのです。
自然の中で道筋を真っ直ぐに創造していく、人生において大いなる神化、神妙、神心の奇跡があった。
植物は天への解脱を美しい快感に満ちた解放感に溢れて、至上の至福のその上のさらに上へと、神が住む天国の世界にすらっと伸びていく。
全くの新しい生まれたばかりの植物によって到達し得た、めでたい生命の様式で際立った整合性のある御神体。
ときめいて夢の事象に上昇していくそのさらなる上空に、私は神の御姿に還りました。
このような満天の夜空に満行を迎えた。さらに天空、天の川に流れる星々、広大深遠な宇宙の創造主へと昇っていく。
全ては解脱して完成したのです。創造主から期待され長い時間を掛けて、この人生の解答を提示できたという至福の境地。
さあ、天性を宿す神はみそらの青い次元の彼方へと平明、平安、平妙に満ちた天空。
創造主の心を授かり偉大な次元にたどり着きました。

植物

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-25

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