虚空の骨

虚空の骨

   



   



   

  



   



   



 

本当になにひとつないが、尊厳だけで生きてきました




ひとが尽きたら

詩を去ろう

詩が尽きたら

ひとを去ろう




ただただ虚空の骨だけが太くなる




握りしめる

彼岸への路と  地上の歌




なんにも残せず

なんにも残さず

朽ちゆく手本になりましょう




春が消え もっと遠くの春が消え

無抵抗の

文字が消えて。
   



   



   

  



   



   



 

虚空の骨

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虚空の骨

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-14

Copyrighted
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