After

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「独り」を背負うひとたちの街で、わたしもまた一人の「独り」だった




誰かの風を切る背中は

どこまでも押し黙る




記憶に切られる思いで

誰かの背中にすがりたくて




すべてのわたしの人生という失敗作が、細い夕刻を溺れる




詩を書かねばならない理由などなく

それでもまだひとを求めて




迷い詰める

ここ
  



   



   



   



   



   



 

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-10

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