平和の世界

平和の世界

 あの壁の向こうへ行こう。
僕達が頂上でいつも言う言葉だ。今日も昨日も1ヶ月前もその前も  ここに来ては言っていた。そう、ここに来ては。
だけど僕達が壁の向こうに行ける日はこなかった。僕が見た壁の向こうは、僕達の想像と一致しなかった。僕達の苦労や希望は一瞬にして滅んだ。僕は、意識の薄れるなか思った。「行ってみたかった・・・・・平和の世界へ。僕はこれから天国へ行くんだろうか。地獄に落とされるのか。・・・・・。どちらにしても平和とは程遠いなにか。平和とは、別のなにか。」
「1度でいいからみんなで行ってみたかった」


「平和の世界へ」

平和の世界

起きると目の前には闇が広がっていた。僕は、意識を失った後ここにいた。おそらく死んだのだろうが、想像もしない場所にいた。そこは天国でも地獄でもない無の世界。いや地獄なのかもしれないか。僕は、疲れ果てた体を横にしてそっと目を閉じた。自分の思い描いた平和の世界。僕の頭の中には、その理想の世界が広がっていた。

平和の世界

平和な世界を願った僕達の話し。 話しとはいえないほどの短さだが。 15歳の初投稿なので温かい目で見てください

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-23

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