snow-white snowball

覚えてるの いつかの寒い日に
君は一人 舞う雪 見つめてた
ポケットに両手をつっこんだ姿が
まっさらな空気のなかで 凛として見えたんだ

夜はこぼれたペンキのように 空のてっぺんから藍に染まるの

スノーボールみたく雪はチラチラそそぐ
間近見る君の目はいつも優しくて
強がんないで、ねえ、傘さそうよ?
二人きりじゃなくてもさ

ありがとう って つぶやく君の声
白い息が瞬くように溶けた
澄みきった世界のなか すれ違う人でさえ
あたたかな何もこわくないような気持ちにさせてくれた

街ははんなりネオンにみちて 灰色の雲もとろけてしまうの

スノーボールみたく雪はチラチラそそぐ
いまに覚めてしまう夢みたいだけどね
強がんないで、ねえ、傘さそうよ?
二人きりでいさせてよ

snow-white snowball

snow-white snowball

歌詞

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-07-21

CC BY
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