しんじつな人

マチミサキ

人は余裕の無い時に
どれだけ
他人に優しく出来るか?

…で、

その力量を測る一端になり得ると思う。


私は初対面から
やたらハキハキとした
笑顔満面の人を何故か胡散臭く
思ってしまう悪癖がある。


第一印象なのだから
仏頂面より明朗な方が
良いに決まっているのだけど。


なぜだろうか…。


思い返すに
そういった笑顔の方々に
理不尽に裏切られた事が多いからだと。

つまりは
とても
演技(ウソ)くさいのですよ。

簡単な事ですぐ
その仮面が外れるとでもいいますか。

そもそも【裏切り】などというのは
相手に期待しているから。

相手が自分の都合よく
予想通りに
動いてくれなかったから。

…なんですよね。

自分も勝手で我が儘。

そう

最初(ハナ)から
あてにしていなければ
どうという事などないのです。


他人が他人に優しいのは
あくまで
余裕があるときだけ

それも
自己満足を得る為だけのもの

ひねた考えではなく
それは
当たり前なのです。


しかし

これが

どうにも

若い人達を見ていて不安になります。


そういう教育に変わったのか
育てられてきたのか

『自分が優しくされない訳がない』
『他人は親切で当たり前』
『大事にしてくれるに違いない』

そんな一面を垣間見る事が
最近
多くて。

実際に
その本人達自体

優しい子で
ある場合が多いのです。

人間に対する基準が
まず己自身の認識から来るとすれば
簡単に騙されそうで
危惧してしまう、といいますか。


行動がなんとも
頼りなくチグハグ。



私の主観ですが

例えば…

公共マナーというものに関していえば

一番よいのは
15~23歳くらいかもしれません。

礼儀に詳しくなければならぬ筈の
中高年、熟年層より
よほど良い気がします。

しかし

それが

トンチンカン

な、ものである場合も多いのです。


そうですね、

先日
目にした光景を例に挙げますか。

それは
連休で込むバス車内でのこと。

プールにでも
行くのか
テンションの上がりきった
男女交えた6人ほどの高校生達が
乗車してきました。

『お願いしまッス!!』

私も含め
それまでの乗客で
挨拶をしながら
乗車した者は居りませんでしたので

━━へえ、
たいしたものだなぁ♪

そんな風に感心しました。

うん、

いかにも
陽キャ運動部といった風体…。

それまでは
混んではいるが
無駄口をきく乗客もなく
静かなものでしたが

高校生達は
明るく爽やかな笑顔の大声で
だれ憚ることも無く

『ヤッベッ!ヤッベッ!!バッカッ!!』

という
ノータリン的な会話を楽しんでいました。

内容は無いように感じたので
よく覚えていません。


ふと、横をみると
私の隣に座っていた
お爺さんが
その様子をみて眉を顰めていました。


寝ている所でも
起こされてイライラしていたのでしょうか。

理由は判りませんが
明らかに不機嫌な御様子。


私は後ろの方の座席に座っていましたから
他の乗客の様子もよく見えましたが

その若人達の驕声を気にしている人もいれば
逆に微笑ましく眺めている人などもいます。


しかし
その中に発見してしまったのですよね。

白杖を持っている方を。

この【白い杖】は
視覚にハンデを持っている方が
ご使用になるものです。

目が不自由という事は
車内の案内アナウンスが頼り、ということ。

━━次は○○○○、次は○○○○━━

これが
大声による会話で掻き消され
よく聞こえません。

車内には
電光モニターもありますが
それは…ね。

勿論、窓の風景から
降りる場所を察する事も出来ぬはず。


そうこうするうちに
私の下車予定の停留所が近くなってきました。

私はカバンからメモ用紙を二枚取り出すと

(御歓談中すみませんが
目の悪い人もいます、
喋るな!とは言いませんが車内放送中は
気をつけてあげてくださいね♪)

というものを1枚、

それと
件の白杖の方に
よろしければどちらまでか、を
お尋ねして
幸いにもお返事を頂けたので
その停留所名、経緯を簡単に書いたものを1枚

これをそれぞれ
降りる瞬間を見計らい
運転士さんと子供達にそっと
手早く渡しておきました。


そして
顔を隠し
逃げるように下車しました。

報復を恐れた為です。


子供達にしても
無知ゆえに…教わる機会が無いから
知らぬだけなのです。

これが単純に

『うるせえっ!静かにしろっ!アホンダラッッ!』

では
カチン、と来るでしょう。

理由も説明されず
なぜ
静かにしなければならないのか?

その具体的な事が不明瞭ではね。

しかし
この類いの些細な切っ掛けが
大事件に繋がることもしばしば。

さりとて
教えたくても

サクリとイかれるのでは?
新聞に載ってしまうのでは?

という
大人達ゆえの賢明な判断も
昨今の事情からすれば
無理もありません。

ともすれば
子供達の行動は
それまでの世を作ってきた
大人達の責任でもあるのですが。

不始末から修正する
その最初の機会が
互いに最後の時になり得るのが
今の世の中。

是正するとなると
これがなかなか難しい。

【マナー】

とは
人間が人間らしくあるべき行動

人間は理性を保ってこそ人間

そして
それは
社会性を保ち
他者を慮る為だけのものではなく

己をも護る行為なのだと。

そこを理解し
重点を置いて
行動して頂きたい。


若い人には特に!


・・・と、まあ


なるべく
全方向に波を立てぬように
丸く収まるべく
配慮したつもりでしたが

それは
わたしの主観でしかなく

このお節介が
どのような
事件に発展しないとも限りません。

まして

この街はまだまだ
アウェイ。


ニュースをみていても
腹が立つような
事件ばかり。


愚痴はその辺にして

さて、
漬物でも作りますか!

まるごとセロリ一株がたまたま
売っていたので
塩漬けにするのです。

これ

美味しいんですよ~♪

しんじつな人

マチ式48の必殺レシピ その13ホールド

【セロリ浅漬け】

材料
○セロリ一株
○キャベツ半個
○茗荷三個
○キュウリ二本
○ピーマン三個
○糸唐辛子 少量
○梅酢 少量
○塩 適量


唐辛子、調味料、茗荷以外を
よく洗い
太いセロリは筋を取り
あとは
すべてお好みの大きさで
ザク切りにします。

セロリは葉っぱも投入
捨てません。

軸の筋のある太い部分は
多少
細目に切ると後で口当たりが良いです。

これを清潔なバケツに入れ
塩をふり軽く揉みます。

塩はキツくなりがちなので
足りないかな・・?

そう
不安になるくらいで丁度よいです。

その分、日持ちはしませんけど。

そして水が出てシンナリするまで
30分ほど放置プレーしておきます。

この間に
茗荷を繊維に沿って
己の限界に挑むつもりで
極細に刻みます。

この針茗荷を梅酢に漬けて
冷蔵庫へ。


そして
先ほどのセロリ軍を
漬物容器に少しづつ層になるように
詰めていきます。

層に、というのは
その間に糸唐辛子を挟んでいくので。

そして
蓋をします。

これを日陰の涼しい場所で
二時間ほど
放置したら

冷蔵庫へ。

それから
半日もすれば
もう食べられますが

その時には

食べる分だけを取り出し
軽く水洗い。

すると
ぬるくなってしまうので

取り出した分をギュッと絞り
水気を落とし
こちらに
梅酢茗荷をお好みで加え軽く和えます。

そして
再び冷蔵庫へ。

そうですね、
お食事の20分ほど前に
工程を終えれば

再び
バッチリ冷えて
梅酢も馴染みます。

これを
あったかゴハンで!

もしくは

インスタントラーメンのお供に!

サラダ感覚でどうぞ。

在庫も
あまり
日保ちしませんので

毎食
なるべく
大量に食べて下さい。

なので塩加減は少な目で。

しょっぱくすると
あまり量が食べられなくなります。

それと!

セロリ軍自体に酸味が出始めたら
もう
やめておきましょう。

それが好きだ♪
という知人もいますが

以前に私は
酸味のきついコレを食して
お腹を壊したので。

警告しておきます。

ご興味のある方は
全て自己責任にてどうぞ!

勝手な私的意見では
ありますが
おそらく
漬物に一番合う野菜のひとつとして
いえるのは

【セロリ】

なのではないかと。

歯応えはキュウリの比ではなく
旨味はナス以上。

特に
特筆したいのは
その食感!

繊維質の軸がしなやかになり
そのくせ
ジャクッッと
噛み切れる

こちらがなんとも小気味良い。

他の野菜では
まず味わえぬ独特のものです。

お試しあれ。


(茗荷梅酢は薬味的な存在なので
無ければ無くてもよいです。
ちなみに茗荷を梅酢ではなく
ラッキョウ用の甘酢などに漬けると
茗荷の色素が甘酢に溶け出すのか
なんとも綺麗なピンク酢になります。
こちらの甘酢茗荷も夏ならではのオススメ!
その場合には切らずに茗荷丸ごと漬け、が良。)

しんじつな人

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-07-17

Copyrighted
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