カタストロフ(ごく瑣末に)

カタストロフ(ごく瑣末に)

   



   



   



   



   



   



   



  
こんな夜は気分が落ちるばかりだ。

プラスマイナス0に辿り着けない。




明け方に向かって、なだらかな下降線を辿り、

ありきたりな希死念慮へ着地する。



ありふれたそんなカタストロフ。



いずれ君の優しさを乞うだろう。




最近はよく思い出すけど、

きっと冬の寒さのせいだ。

誰のこともきっとどうだっていいんだろう。




だからとりあえず君を僕の感傷が刹那に選ぶ。



日常へのアディクションなんて疲れた。




愛してるなら、



探してくれ、



きっと逃げ出すから、



だって本当に愛している。


   



   



   



   



   



   



   



  

カタストロフ(ごく瑣末に)

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カタストロフ(ごく瑣末に)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-07-12

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