魔法少女はひとりで眠る

大惨事魔法少女大戦(http://indigo.opal.ne.jp/maho/list.html)の参加作品です。

 隣の席からイヤホン特有の甲高い金属音が聞こえてくる。今日は随分と激しい曲を聴いているようだ。窓に黒いシールドを張られた車内は暗く、時折入る無線を除くとぼくたちは一言も会話をしないまま目的地に到着しようとしていた。山間を縫うように通る道はカーブの連続で、乗り物に弱いぼくは少し気分が悪くなりかけていたがこの状況で言い出す勇気はなかった。左右に揺られながらぼくは車内後部座席の様子を伺う。皆勝手に思い思いの態度で座席に座っていたが、全員心ここにあらずという雰囲気だった。

 周囲の音を締め出したがっているかのように大音量で音楽を聴くショウ、アイマスクをして寝た振りのキョウヤ、ずっと爪の手入れをしているアヤハ。その反対側の席ではカノンがサインペンのキャップを開閉し続けていた。ハルトは靴を履いたままシートの上で膝を抱えて丸くなっている。一番ドアに近いところには実弾の詰まった制式銃を担いだ自衛官が座っている。彼は静かに座っていて、表情が読み取れない。そわそわしているぼくたちとは対称的だった。

 みんな出掛ける時はいつもこうだ。無理もない、命がけで戦うんだから。先週ぼくたちの仲間がひとり「名誉ある戦死」を遂げてからというもの、いつも通りに過ごしているように見えて生徒たちの緊張は強まっていた。それにはぼくも含まれている。

 運転席に設置された車載型の通信機が短いノイズを出す。前後の座席は装甲板で隔てられているが、ぼくは小さなのぞき穴を通してその音を拾った。

『……生存者は避難させました! ボールが8、コンパスが20。あと芋虫が……沢山!』 「到着まであと十分くらいよ、いけそう?」

『はい、多分』

 ぼくは目を細めて運転席の反応を待った。助手席の先生が短い指示を出し、それから覗き穴越しに叫ぶ。 「カズネから連絡よ、生存者の避難は終了、あとはあなたたちの出番」

 キョウヤがアイマスクを外し、体を起こした。他の生徒たちもそれぞれ「お出かけ」の準備をする。とは言っても荷物は少ない。ぼくも膝に乗せていた仮面を手に取ると、表面を軽く手で撫でる。

 ――と、いきなり車が揺れ、急ブレーキと共に停止した。

「んだよ、こんな時に!」

 ぶつけた頭をさすりながらショウが叫んだ。助手席の先生はぼくたちに向かって言う。

「みんな、怪我はない? 道が塞がれて車がこれ以上進めないの」

「大丈夫です」

「先生は平気?」

 生徒たちは口々に答えた。せいぜい軽くどこかにぶつけた程度で重傷者は一人もいない。

「仕方ないわ、各人ここからは徒歩で進んで」

「はい」

 ぼくたちの声が綺麗に揃った。早速装甲車の扉が開かれ、外の安全確認を済ませた自衛官が先導する。それにしたがってぼくたちは外へ出た。

 土の匂いがする曲がりくねった山道は右が崖、左が高い斜面でコンクリートによって固められている。それが崩れ落ち、狭い車線を塞いでいた。一つの塊が小さな子供くらいの大きさはある。その向こうの曇り空は黒い煙で濁った色をしていた。

 断続的な爆発音が聞こえるが、周囲に人影は無い。キョウヤは伸びをすると大声を出す。

「っしゃあ、行くぜ!」

 彼は手に持っていた丸いものを高くかざす。彼の変身道具はインラインスケートのホイールだった。まばゆい閃光が走り、彼の姿は学校の制服からスケート靴を履いた少年へと一瞬で変化した。

「お先!」

 キョウヤはジャンプして瓦礫を飛び越えると風を切って走り出す。変化前よりも脚力が大幅に増加しているせいで彼の背中はすぐ見えなくなってしまった。

「皆も急いで」

 先生の言葉に促されぼくたちは「変身」する。カノンはいつも持っているペンを、アヤハは銀色のフルートを。ショウは音楽を聴いていたヘッドホンを。ハルトは細長くて先端に星のついたステッキをかざす。それぞれ変身のキーになる言葉を叫べば一瞬で変身は終わる。ぼくも仮面をそっと顔に押し付けた。

「……変身」

 周囲に風が起こり、学生服が丈の長い上着とゆったりしたズボンに変わる。ぼくはあまり詳しくないが、変身後のぼくの姿は武侠映画の衣装のような感じらしい。写真を見せてもらったが確かに中国のアクション映画そっくりだと思った。

 やたらとかさばる衣装なのでぼくはあまり機敏には動けない。そうは言っても変身前よりずっと運動能力が上がってはいるのだが。どうしても急ぐ場合は他の誰かの手を借りる事になる。

「掴まって」

 大きな熊のぬいぐるみ姿に変身したハルトがまるっこい手を差し出した。ぼくは頷いて彼におぶってもらう。カノンとアヤハはアイドルのようなミニスカート姿で走り出す。ギター型のマシンガンを背負ったショウも後に続いた。

 ぼくたちは瓦礫を避けながら進む。開けたところに出ると、眼下に黒煙の上がる長閑な農村だった村が見えた。上空を羽の生えた小さな人影が旋回しながら、地上の「敵」を攻撃していた。奴らはカズネが頑張ってくれたのか数が減っている。近くにいる敵はぼくたちに気付くと、長い体を反転させて向かって来た。

「カズネ!」

 彼女と仲のいいカノンが名前を叫んだ。彼女はいかにも魔女っ娘らしいステッキを一振りして、アスファルトの上をこちらに向かってくる敵に光のシャワーを浴びせる。大きな芋虫のように見えるそれは煙を上げて燃え上がった。

「キョウヤは? どこだ?」

「あそこ!」

 ショウがあたりを見回すと、アヤハが高台の駐車場を指さす。そこではキョウヤが群がる芋虫を相手に孤軍奮闘している。飛び道具を持たないキョウヤは善戦していたが、形勢は不利だった。

「私が行く。ショウも来て!」

 二人はキョウヤの元へ畑を横切って駆けて行った。アヤハの剣とショウのマシンガンがあればすぐ逆転できるだろう。ぼくもカノンに置いて行かれないように後を追うことにした。  きらきら輝く光をまき散らしながら、カノンは群がる芋虫を確実に燃やしていく。

「カノン、もう少しキョウヤの方に近づいて。そうすれば敵を分断できる」

 ぼくは仮面越しに叫ぶ。カノンはわかった、と短く返してステッキを横薙ぎに振った。すると芋虫たちが一気に炎を噴き上げる。ぼくも彼女の援護に回ることにした。

 ハルトの背中に乗ったまま、ぼくは右手を前に差し出して意識を集中する。カノンに向かって近寄ってくる芋虫は足が遅いものの数が多く、彼女一人では捌き切れない。横に長い壁をイメージすると、芋虫たちがまとめて押し返されていった。

 アヤハとショウが合流し、高台からマシンガンの発射音が聞こえてくる。芋虫たちの陣形が崩れて、ボール型の敵が二匹ぼくたちの方へ転がってくる。

「ちょっと降りて、俺が行く」

 ハルトは背中からぼくを降ろすと、短い足を動かしながらボールに向かって駆けて出した。ピンクのステッキを携えた薄茶色のテディベアというのはなかなか可愛らしい外見だが、それが自動車並みの速度で走り回ってボールに突っ張りをかますのはちょっと悪夢と呼ぶほかない。ハルトはカノンから離れたところまでボールをど突き倒して移動すると、ピンクのステッキを何度も振り下ろしてボールを爆発させた。B級ホラー映画だ。

 アヤハは鋭利な剣で芋虫たちを真っ二つにしているが、彼女が討ち漏らしたコンパスが長い足を動かしながらこちらに近づいてくる。ぼくは咄嗟に左手を振った。すると細長い足が折れてコンパスは爆発する。それに巻き込まれて沢山の芋虫が燃え上がった。

 ぼくは上空からの援護射撃が止まっていることに気付いた。

「カズネ、いまどこ?」

『山の中腹。ちょっと、もう動けない……』

 耳に付けた通信機からカズネの弱弱しい声が聞こえる。そこへもう一つ別の声が割り込んだ。

「負傷はない。しばらくは私が彼女の警護にあたる」

 落ち着いた声にぼくは安心しつつ答えた。 「わかった、頼む。カノン、カズネを迎えに行こう」

 付近の芋虫を倒し終わったカノンはぼくと並んでハルトの背中に張り付く。

「じゃ、誘導お願いね」

 そう言うとハルトは走り出す。ぼくは足の太いハルトが通りやすい道を探して、前方を指さした。

 村の中は人影が見当たらない。事前の避難とカズネの救助のお陰だろう。村を縦断し時折現れる芋虫を吹き飛ばしながらぼくたちは進んだ。山に入り、木々をなぎ倒しながら斜面を登るとすぐ手を振るカズネを見付ける事が出来た。

「カズネ!」

 ハルトの背中から飛び降り、カノンは彼女の元へ駆け寄った。変身が解けていたがカズネは元気そうだった。

「みんな、怪我しなかった?」

 座ったままのカズネの背後から、細長い物が姿を現す。カノンが嬉しそうに笑いかけると、それは空中で真っ直ぐ体を伸ばした。

 長さ一メートル程の薄い板は、その形から「定規」と呼ばれている。白いプラスチックに似た質感で、目鼻は付いていないが会話は出来る。ついさっきまで爆発させていた「敵」そっくりな知性体、それがぼくたちの頼れるアドバイザーだった。

  - - -  

 付近一帯の索敵を終え敵が全滅した事を知ると、ぼくたちは村の中心部に集まった。小さな集会所の駐車場にしゃがんで迎えを待つ。変身が解けたカズネと消耗の激しいキョウヤを残りのメンバーで囲み、ぼくは立ったまま周囲を警戒している。周囲には黒煙と物の焦げる匂いが漂っていて気分が悪かった。幸い敵を燃やした炎は家に燃え移る事なく鎮火に向かっている。これで火事でも起こした日にはぼくたちの手で初期消火をやらなければいけない所だった。

「あれ、ヘリかな」

 遠くから聞こえてきた異音にカノンが反応した。出発前に先生が、輸送に使えるヘリコプターは全て修理中で動かせないと言っていたのをぼくは思い出す。

「……どっかから借りたんじゃねえの」

 ショウが欠伸をしながらカノンに答えた。時間にすればほんの一時間足らずだが後方支援しかしていないぼくと違って、みんなはくたくたに疲れ切っている。変身状態を維持できないカズネはその最たるものだ。小柄な体に似合わずこの顔ぶれの中で最高火力を誇る彼女は、唯一の飛行ユニットという事もあってぼくたちの攻撃の要だった。

 ぬいぐるみ状態のハルトに寄り掛かって、カズネはじっとしている。その隣では汗まみれのキョウヤが大の字になっていた。接近戦専門の彼は素早さを活かして敵を翻弄する。大事な切り込み隊長だ。

 疲労に負けたみんなは一言も口をきかない。少し風が吹いて、雑草を揺らす。煙の臭いが薄らいだような気がしてぼくは息を吐き、それから深呼吸した。

  - - -  

 ヘリコプターの爆音に悩まされながらぼくたちは基地に帰還した。敷地内のあちこちに自衛隊の特殊車両が停められているのが上空からだとよく見えた。ヘリポートにはぼくたちの到着を待つ医療班がストレッチャーを支えにして回転翼の風圧で飛ばされないように待機していた。

 カズネとキョウヤはすぐに救急搬送されて行く。この基地は山間部の辺鄙な所に位置するが、医療施設だけは充実していた。希少な武器であるぼくたちを死なせないようにメンテナンスする為だ。

 残ったぼくたちは自分の足で病院に向かう。いつもの流れで検査着に着替え、検査室の廊下でチェックの順番を待つ。ぼくは最後だ。

「よう、お疲れさん」

 廊下の角から顔を出したのは三等陸佐だった。ぼくたちの指揮官であり、有事の際は後方から、平時はラーメンをおごってくれるおじさんだ。制服の上に古びたジャンパーを羽織っているのがいつものスタイルだった。

 ぼくは立ち上がって軽く頭を下げる。三佐はぼくを椅子に座らせると隣に腰を下ろした。 「済まない、会議が長引いてしまった」

 そう言うと三佐は短く刈った頭を撫でた。彼が何か後ろめたいことを考えている証拠だった。ぼくはなんとなく心の中で身構える。

「ユイカとリセの事なんだが」

 同級生ふたりの名前にぼくは一瞬息を止める。病院内の床と壁の接合部を目で追いながら、ぼくは三佐の次の言葉を黙って待つしかなかった。

「……やはり、助からないそうだ。今後の事は定規と相談の上で決定する」

 助からない。今まで何度も聞いた言葉だ。聞きすぎて麻痺し始めているような気さえする。先週の戦闘ではエリカが戦死、ユイカとリセが重傷を負った。意識不明のままここへ運び込まれた二人は、結局ここから生きて出られなくなってしまった。これでぼくのクラスから一気に三人が「転校」することになる。

「そう、ですか」

 それ以外に言葉が出てこなかった。ぼくは膝の上に乗せた手を握り締める。爪が手のひらに食い込んだが、痛いのは生きている証だと思った。

「皆には俺から伝えて置く。今日はゆっくり休んでくれ」

「はい」

 忙しげに三佐は立ち上がると廊下の向こうに消えて行った。これから皆にさっきの話を伝えるんだろう、誰だって嫌がる仕事だ。ぼくはしばらく彼の消えた方を見ていたが、検査技師に名前を呼ばれて立ち上がった。

 検査が終わるとぼくたちはミーティングの為に集められ、今回の戦果を伝えられた。回収できた変身道具は四つ。それらはすべて解析され、ぼくたちの装備強化に役立てられる。敵が落とす魔法少女の変身道具は、かつて戦って犠牲になった魔法少女たちの遺品に等しい。本来なら遺族の元へ返されるのが筋だろうが、状況がそれを許さなかった。

 変身道具や武器は基本的に普通の方法で修理できない。特殊な工具と技術で何度も修繕して大事に使われる。敵の行動パターンや弱点に応じて武器を強化するにも、ほかの魔法少女の「遺品」を必要としていた。

 ぼんやり頭の片隅で話を聞き、ミーティングは終了した。カズネとキョウヤは暫く入院が必要で、彼らが抜けた穴は残ったぼくたちで埋めなければいけない。魔法少女になれるのは子供だけという制約があるのに増員は無しだと言う話だ。頭痛の種はなかなか減ってくれなかった。

 病院を出るとぼくたちは基地内にある学生寮へ帰る。寮に併設された学校は昔廃校になった校舎を再利用して使っていた。生徒は高校生がたったのひとクラス分で、現在進行形で減っている。戦闘訓練を受けながら学校に通い、魔法少女として敵と戦う――それがぼくたちだ。日本中のあちこちに魔法少女を集めた基地が存在する。他の国でも似たような組織があるんだろう。

 学生寮のラウンジではテレビが賑やかな歌番組を流していたが、誰一人として内容に注意を払っていなかった。予め検閲された録画映像は騒がしいばかりでちっとも楽しくない。お通夜ムードを払拭したくてショウがテレビのスイッチを入れたが本人が真っ先に興味を失っている。 ぼくの隣に座ったハルトは支給された漫画雑誌のグラビアページを開き、丁寧に女の子たちが写った所をホチキスで綴じていた。

 流行の最先端を行く「魔女っ子アイドル」。彼女たちは一般市民が魔法少女に嫌悪感を抱かないようにと用意された広告だった。明るく可愛いイメージを背負い、小さい女の子たちに魔法少女への憧れを植え付ける。可愛いステージ衣装を纏い、ランキング入りが約束された歌を歌う。戦場ではなくテレビ用の収録スタジオに出撃するアイドルは、現役魔法少女たち全てに憎悪を向けられている。ハルトもぼくと同意見で、支給された雑誌が届くと彼は進んで検閲作業を買って出てくれる。

「おやすみ」

「おやすみ」

 消灯時間が来ると寮の灯りは全て消される。テレビを消すとぼくたちはそれぞれの部屋へ引き上げる事にした。ぼくは自室の二段ベッドの中で何度も寝返りを打つ。

 目覚まし時計の針の音を聞きながら、先週の事を思い出していた。ぼくたち一行は都市部に出た敵を倒しに出撃し、逃げ遅れた一般人をかばってエリカが食われた。彼女を奪還しようと命令を無視してまで助けに行ったユイカとリセもだ。それをどうにか助けたミキも重傷を負っていまだに入院中で、カウンセリングを受け続けている。エリカたちの変身道具はまだ回収できていない。

 クラスの生徒たちは減る一方だ。ぼくたちは元々親のいない子供を集めて作られた部隊で、今後の生活の保障と引き換えに連れて来られる。魔法少女の適性があっても親が子を手放さないからだ。それに適性があっても隠す子供は多い。だから最近はどこの部隊も人材不足だ。  もう一度寝返りを打つと、ふと気配を感じてぼくは目を開けた。予想通り、ベッドの側に定規が浮かんでいる。彼(もしかしたら彼女かもしれない)は落ち着いた声でぼくに言った。

「眠れませんか」

 目も鼻もない定規は何故か人間の言葉を話せる。本来敵の一味であるはずの定規はどういう経緯でかはわからないが、人間の味方として奴らの情報を提供してくれる存在だとぼくは小学校で教わった。敵は人間を体ごと取り込んで「食べる」事が出来、人体を分解してエネルギー源にする。そして変身道具の素を体内から作り出すのだ。

「うん」

 ぼくは布団の中から右手を差し出した。定規は体の端をぼくの指先に触れさせる。指先から痺れるような感覚が手首のあたりまで伝わってきた。定規は人間を食べない代わりに、魔法少女から少しずつエネルギーを貰って生きている。

「葬式は、いつ?」

「……明日執り行われます」

 ぼくの問いに定規は一拍おいてから答えた。例え体の一部が生きていても、魔法少女として復帰できないなら意味がない。そこで死後何らかの形で役立てる。ぼくが魔法少女になると決まった時、大人からそう教わった。即座に生命維持装置を止めるには家族のない子供はうってつけだ。ユイカとリセも書類上は病死か事故死になるんだろう。そして空っぽの墓が増える。高校を卒業するまで生き残れなければ、ぼくもその列に加わる事になる。

「そうか」

 それだけ答えると、ぼくは目を閉じた。おやすみ定規。  また明日も生きて目が覚めますように。

魔法少女はひとりで眠る

なんでエバァーって子供を酷使してるのにカウンセラー置かないんだろうってずっと気にしてた
そんな思いから生まれたセカイ系です
あとなんでミサトさんだけエヴァを「エバァー」って発音すんだろうね

魔法少女はひとりで眠る

今より少し未来の世界。地球は謎の生命体の襲撃を受けていた。 壊滅的なダメージを受けながらも、人類は魔法を使う人間による反撃を試みる。 まだ年若い彼ら、彼女らは「魔法少女」と呼ばれていた――。

  • 小説
  • 短編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-22

Copyrighted
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