螺子

螺子

『螺子/ネジ』


いつも、いつも
良いことがあっても、雨が降っても
嫌なことがあっても、雪が降っても
必ず巻いていた螺子
ずっと巻いて行こうと決めていた螺子

いつの間にか、巻くことに疲れて
君の螺子を巻かなくなったのは僕
いつの間にか、他の誰かに
君の螺子を巻かせてしまったのは僕

僕の螺子を巻いても
君の歯車が噛み合わなくなった事にさえ
僕は気づかず、すれ違ったまま
君は僕のとは違う螺子を見つけていた

後悔する前に気づけば良かったんだ…
---と後悔する僕。

原詩『ネジ』


どうして 気づかなかったんだろう
どんなに ネジを巻いても
動かなくならない人形と違って
君は何度も何度もネジを巻かなければいけなかったのに…

どうして ネジを他の人に
巻かせて仕舞ったんだろう…

螺子

螺子

いつも、いつも良いことがあっても、雨が降っても嫌なことがあっても、雪が降っても必ず巻いていた螺子ずっと巻いて行こうと決めていた螺子…。※続きは本文へ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-07-04

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  1. 『螺子/ネジ』
  2. 原詩『ネジ』