僕君各々

どうしても立ち止まれない
僕は今 奴から追われてる
もしも疲れたとしても
絶対に足を止めない
もしも雨が降ってきても
構わない 絶対に足を止めない

僕は何故走っているのか
きっとそれはもう分かってる
奴が何故追いかけて来るのか
きっとそれももう分かってる

どうしてもしなければならない
僕は今 遠くを見つめてる
もしも疲れたとしても
絶対に手を止めない
もしも睡魔が襲ってきても
変わらない 絶対に手を止めない

僕は何故生きているのか
きっとそれはもう分かってる
奴が何故生きているのか
きっとそれももう分かってる

僕も奴も各々だ

それぞれにそれぞれ
やるべき事があるから
僕は足と手を動かして進む

そしてあの青空に誓う
僕は一年後必ず笑っていると

僕君各々

僕君各々

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-06-29

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