見世物小屋の少女
越してきた少女
小学三年生の武藤淳は、ある日彼女に恋をした。
彼女の名は間宮佳代子。 街から街へと移り、街の外れでショーに興じる一座の娘だ。
彼女は僕より3歳年が上で、整った顔立ちと妙に大人びた容姿でありながら、口数も少ない、影のある少女だった。
それ故、友達も少なく、佳代子はいつも一人で悲しげな目で外を見つめ、ため息ばかりついていた。
いつしか、淳はそんな彼女と仲良くなっていた。
クラスメートの話や先生の話、街の外れのお化け屋敷の話など、佳代子が知らないワクワクするような話を、淳はうんとしてやった。
そのたびに、佳代子は目を爛々と輝かせて、熱心に話を聞いていた。
だがしかし、彼女はいつも決まって17時を過ぎると、慌てて帰ってゆくのだった。
しかも、家に帰っていくときの佳代子の顔は、どこか寂しげな、あの影のある顔になっていたのだ。
そんな佳代子を子供ながらに心配した淳は、「ねぇ、カヨちゃんの一座の芸、見に行きたいなぁ。」とある日話を振り出した。 しかし佳代子は首を横に振り、「だめ、見にきちゃだめ。 お願い・・・」というのだ。
「どうして見に行っちゃ駄目なの? 僕が子供だから?」 淳がいくら聞いても、佳代子は目を伏せ、「だめ、お願い・・・」と言うだけだった。
告白をするんだ!
淳が胸がつかえる様な違和感を覚え始め、それが恋だと気づくまでにそう時間は掛からなかった。
相手は勿論佳代子だ。 頭の中が彼女のことで一杯になり、先生の話も、友達の話すらもいっこうに頭に入ってこないのだ。
よし、告白をするんだ! それしかない。
淳は放課後、佳代子の帰りを待っていた。 しかしいざ佳代子の姿を見ると、硬かった決心が急に小さくなってしまう。
そんな気持ちから、淳は佳代子の数メートル後ろを、隠れるように歩いていた。
彼女は、俯きながら歩き、ついに街の外れまで来た。
外れの空き地に大きな大きなテントが貼ってあり、「見世物」というの見たこともない 漢字が書いてある旗が立っていた。
なんて読むのだろう? 淳が考えていると、佳代子はテントの中に入ってしまった。
しかし佳代子がテントの中に入る前に、一度だけこっちを振り向いたのだ
その彼女の横顔には、暗い影が宿っていた。
気になった淳は、テントの中に入ってみた。
見世物小屋
テントの中はたくさんの大人たちでごった返していた。 淳はスルスルとその間をすり抜け、空いている場所で、目につかないような場所を選んだ。
子供が紛れてると知られれば、たちまち摘み出されてしまうからだ。
ざわざわとしていた 会場がシーンとなり、 ステージの上に一人の男が登ってきた。
「皆さん 今宵もよくお集まりいただきました。 皆様に最高のショーをご覧に入れましょう。 まず初めに、 当一座のアイドル、 佳代子の緊縛ストリップショーです。」
男の声と拍手喝采に包まれ、 会場の照明が真っ暗になる。
淳は急に不安になった。 何か見てはいけないものを見ているような気がしてきたのだ。
やがてワーッという喝采とともに再び会場の照明がつけられる。
「あっ!」 淳は思わず声を上げた。
彼の目に写ったのは、後ろ手とパンティーストッキングを履かされた裸足の足首を縛られ、影のある横顔で恥ずかしそうに目を伏せる、佳代子の姿だったのだ。
ズボンはすっかり脱がされ、パンストの向こう側から薄いピンク色のパンツが透けて見える。
「カヨちゃん、なんで・・・」
棒責め
司会の男が手にしていた棒で佳代子の股間を突っつくと、バランスを崩した彼女が「ああっ」と倒れる。 しかし手を縛られている為、一人で起き上がることなどできないのだ。
「みなさん、如何でしょうか? 当一座のアイドル、佳代子の緊縛ストリップですよ。 なんと彼女、御年12歳のピチピチの少女ですが、身体は十二分に大人びておりますよ、 ほらほら、ここをイジメられるとほら、どんどん感じているのですよ!」
そう言って司会者は棒で、さらに佳代子の股間を突いたり、擦ったりして刺激をかける。 そのたびに彼女の顔は真っ赤になり、顔は苦悶に歪むが、足首の縄の端を机の脚に繋げられているため、抵抗はおろか、逃げることさえできないのだ。
ストリップショー
「さぁて、 感じっぱなしの佳代子ちゃん、体はどうなってるのかな。 ひとつ、この娘めを裸にしてご覧に入れましょう。 さぁさぁ、佳代子嬢のストリップショーだよ!」
司会者はそう言うと、佳代子の縄を解き始めた。
すっかり縄を解かれた佳代子だが、逃げるほどに元気が残ってはいない。
「 さあ佳代子、服を脱いでごらん。 下着姿になるんだ。」 司会者の声に、仕方なく服を脱ぎ始める佳代子。
淳は思わず目を伏せた。 カヨちゃんの裸なんて、見れるはずがない。
加代子は服を脱ぎきった。 シャツもパンストも 脱ぎせてキャミソール姿になった佳代子は、目を伏せたまま正座して、次の責めをじっと待っていた。
広く薄いキャミソールの生地を通して、 白い肌とピンク色の小さな乳首が透けていた。
淳は思わず生唾を飲み込んだ。 身体の中がカーッと熱くなる。 こんな感覚は初めてだった。
すっかり下着姿になった佳代子の傍らに、ポンと縄が投げ捨てられた。
下着緊縛
司会者の男は縄を拾うと、 スルスルとそれを佳代子にかけ始めた。
どこの早業でまたしても佳代子は、すっかり縛り上げられてしまった。 自由を奪われた恐怖心からなのか、 佳代子の息が荒くなり、挟み込むように縄をかけられた胸が、大きく膨らんでへこむのが取るようにわかる。
崩れた脚の間から、さっきはピンク色に見えた白いパンツが少し顔を出していて、淳はまるで自分のことのように恥ずかしくなった。
佳代子は目を伏せ続け、まるで無言の抵抗をしているようだった。 しかし、その額には恥ずかしさからか、じっとりとかいた脂汗が、照明に照らされて輝いていた。
膝立ち
淳はまた声をあげた。
佳代子の脚の間から見えるパンツの先が、うっすらと濡れていたのだ。
パンツのシミがどんどん大きくなり、 その度に佳代子は顔を恥ずかしそうに赤らめた。
あのシミは何だろう? 淳は気になって仕方がなかった。
カヨちゃんは縛られて、おしっこ漏らしちゃったのかな?
淳の握られた手に、じっとりと手汗が滲むのがわかった。
「さあ、それでは、いよいよ 本格的なストリップに入っていきましょう。 さあ佳代子嬢、立った立った!」
司会の男はそう言って棒を手に取ると、 佳代子の股間を棒でこねくり回し、無理矢理に膝立させた。
立たされた 佳代子の太ももを通じて、 液体がつうっと流れて行くのを、淳は見逃さなかった。
カヨちゃん、おしっこ漏らしちゃってるんだ・・・
しかしそれは、淳の読みとは違う大人の生理現象だった。
彼女は濡れていたのだ。
起っている乳首
「さあ佳代子、覚悟はいいね? 1、2、3!」
司会の男の掛け声とともに、 佳代子の胸元にかけられていた手が、グイッと降ろされるともに、 彼女のキャミソールが下げられ豊満な乳房が丸出しになる。
淳は思わず唇を噛んだ。
なんという悪行だろう。 まだ幼い少女を大衆の目の前で下着姿の恥ずかしい格好で縛り上げた上に、 追い打ちをかけるように膨らみ始めたばかりの乳房を丸出しにして、見せ物にするなんて。
加代子は恥ずかしさのあまり、 身を捩らせて何とか大衆の目から逃げようとするが、 ステージの上でのそれは、ただの気休めにすぎなかった。
「皆さん、いかがでしょう? これが本当に12歳の少女の身体でしょうか? この美しい乳首、 是非とも触ってみたいという殿方はいらっしゃらないですか?」
司会者の声に、佳代子の顔がきっと引き攣った。
しばらく静寂に包まれた会場の中、一人の男が手を上げた。
「ではそちらの殿方、ステージの上に上がってください。 ささ、どうぞどうぞ。」
男がステージに上がると、佳代子の顔は恐怖に引き攣り、必死に身体を捩らせ、 なんとか逃げようと試みる。
しかしすぐに司会者の男が割って入ってきて、 佳代子を逃げられないように後ろから押さえつけてしまう。
すっかり身動きが取れなくなってしまった佳代子 に、男の魔の手が迫り、指先が彼女の乳首に触れる。
佳代子の体がビクンと大きく痙攣して、口からは「はぁん!」と言う卑猥な吐息が漏れる。
男は容赦なく佳代子の乳首を触り、更にはまるで赤ん坊がおしゃぶりをしゃぶるように、彼女の乳首をしゃぶりだしたのだ。
佳代子はまるで野獣のように悶え、 パンツのシミはどんどん大きくなっていた。
そんな男の様子をみて、淳はいつしか羨ましいという気持ちさえ感じていた。
あんな風にカヨちゃんをモノにできたら・・・
約5分間に及ぶ乳首責めが終わり、男がステージから降りて行った時、佳代子は衰弱しきっていた。
目を伏せて、肩でゼイゼイと息をしている佳代子は、消え入りそうな声で何かを訴えていた。
「おしっこ、 おしっこがしたいです。 トイレに連れてってください・・・」
そんな彼女に追い討ちをかけるように、 司会者はコードのついた卵のようなものを取り出した。
電マ責め!
「皆さん、これがなんだかお分かりでしょうか? そうです、マッサージ器です。 これをどうするかって? もちろん、ここに縛られている佳代子のパンツの中に入れてやるのです。 彼女は今おしっこがしたいそうですから、 この電マの刺激に耐えながら、 5分、5分間おもらしせずに耐えられたら無罪放免。 もし途中でおしっこを漏らしてしまえば、 残りの衣服を全部脱いでもらいましょう。 さあ、佳代子、 覚悟はいいな!」
司会者の恐ろしい発言に、佳代子は顔を引きつらせに首を横に振った。
しかし縛られていては抵抗できるはずもなく、司会者によってパンツをグイッと引かれて、その中に 電マの玉を落とされてしまう。
「さあ皆さん、ここからが見ものですよ。 よーい、スタート!」
ウィーンと嫌な音を立てて、電マが作動し始める。
佳代子の顔がキュッとひきつり、次第に苦悶の表情に歪んでいく。
淳は戸惑っていた。 周りの大人達は佳代子の苦しむ表情を見て楽しんでいるのだ。
「あはっ、あああ~っ!」
加代子の悲痛な叫びに、淳は思わず耳を塞いだ。
カヨちゃん、かわいそうなカヨちゃん・・・
「1分経過しました。 佳代子、あと4分だよ頑張れ、頑張れ。」
司会者のカウントを取る声に、 佳代子は唇を噛んだ。
しかしこれはあくまでもショー、観客を楽しめるために仕組まれているのだ。
初めから佳代子に勝算なんてなかった。
学校から帰ってきてから今までの間、 佳代子は一度もトイレに行くことを許されてはいなかった。
まだ12歳程度の少女が、 尿意を感じながら、経験したこともないような電マの刺激に耐えることなど、できるはずがない。
「 2分が経過しましたよ。 あれ佳代子ちゃん、 なんだか余裕の表情ですね。 電マの強さをもう一段階あげますか。」
司会者が手にしていた電マのつまみをグイグイと押し上げた。
「ああっ、いやぁァァ!」
佳代子は絶叫し、 必死に電マの刺激から逃げようとして身を捩らすが、 パンツでぐいっと秘部に押し付けられている電マが、そう簡単に動くはずがない。
「ハアハアハア、あああっ! うっ、ああ!」
佳代子の呼吸がさっきより一層に激しくなり、 身体はビクンビクンと痙攣している。
「あらあら佳代子ちゃん。 全然余裕そうですね。 残り2分間は、刺激マックスで耐えてもらいましょうか?」
司会者はそう言うと、手にしていたリモコンのつまみを、最大まで上げた。
「ウグッ! アーアアァアッ! いやぁ、無理です! 無理ですぅぅぅ!」
佳代子の必死の訴えに油を差すように、 司会者がむき出しになっていた乳首に手をやった。
淳はいよいよ、ぐっと拳に力を込めていた。
縛られて、抵抗もできないかわいそうなカヨちゃんに、 こんなに大人数の前でお漏らしをさせようと、 おっぱいやお股までいじめるなんて・・・
「いやぁぁ、やめて! おしっこ、おしっこ漏れちゃうよぉぉぉぉ!」
佳代子は必死に訴え、迫り来る尿意を我慢していたが、身体は正直だった。
白いパンツの先のシミが大きくなり、黄色い液体が佳代子の太ももを伝って流れるのを、淳は見逃さなかった。
太ももを伝って流れて出た液体は、やがて佳代子の足の下に水たまりを作った。
「あらら佳代子ちゃん、おしっこ漏らしちゃったね。 約束どおりストリップショー行ってもらいましょう。 皆さん、佳代子ちゃんは残り30秒でチャレンジ失敗してしまったので、これよりストリップショーに興じてもらいましょう!」
司会者の声に、観客の歓声がわっと湧いた。
デカ尻娘
「さあ、佳代子、皆さんに自慢のお尻をお見せしなさい。」
司会者はそう言って佳代子を押し倒すと、キャミソールの裾を捲り上げた。
淳は固唾を飲んだ。 佳代子の尻は美しかった。 純白のパンツが尻の線に食い込み、いやらしいほどに尻を強調している。
佳代子は口を一文字に結んだまま、目を伏せていた。
司会者の男は、まるで水晶玉を撫でるように、佳代子の尻に手をやり、ゆっくりと撫で回した。
突然の刺激に、佳代子の尻はきゅっと痙攣し、プツプツと鳥肌が立ち始める。
「あらら佳代子、お尻が固くなって、鳥肌も立ってるよ。 感じてるんだねぇ。 ただしね、これからもっと恥ずかしいぞ。 素っ裸になるんだからぁ。」
司会者の声に、佳代子は顔を真っ赤にし、唇を噛んだ。
股間縄
「 それでは佳代子ちゃん、どこから脱ぎましょうかねぇ。 濡れた服をいつまで着てても風邪引いちゃうから、パンツから脱ぎますかぁ。」
司会者はそう言うと、 容赦なくパンツを降ろした。
白いパンツが太ももで引きずり降ろされ、佳代子の尻が丸見えになった時、観客からあっという声が上がった。
佳代子の陰部から尻の穴に沿って、 一本の縄が通してあったからだ。
その縄の先は、佳代子の縛られた後ろ手につながっており、 佳代子が縛られた後ろ手を動かすと、縄がキュッと締まって、陰部に刺激が通る仕組みになっていたのだ。
なんということだろう。 かわいそうな少女・佳代子は、初めからトイレには行かせてもらえず、 まだ感じたことがない陰部に股間縄を巻かれていたのだ。
「どうでしょう皆さん、彼女の股縄は? 美しいでしょう?」
司会者の声に、観客の中からは拍手さえも上がるが、 佳代子は恥ずかしそうに赤面して、 じっと屈辱に耐えていた。
「さあさあみなさんお待ちかね、 間宮佳代子のストリップショー、いよいよ始まりだよ」
司会者はそう言うと、佳代子のパンツをついに剥ぎ取ってしまった。
全裸にされて
「 さあ佳代子ちゃん、 今から縄を解くけど、暴れないでね。」
司会者はそう言って代子をまた膝たちにさせると、彼女の縄をするすると解く。
しかしあれだけたいそうの責めの後だ。 佳代子には暴れたり逃げることはおろか、 歩く気力さえ失っていた。
ついに最後の砦だったキャミソールまで脱がされた佳代子は、すっかり全裸にされてしまった。
縄化粧とでもいうのだろうか。
洋服が剥ぎ取られた分、 司会の男はまるで縄で服を着せるように、 佳代子の上半身に、さらに複雑な縄をかけていった。
きつく縄をかけられ、完全に身動きが取れなくなった佳代子。
全裸緊縛
「さぁ、立ってごらん佳代子」
すっかり佳代子を縛り上げた司会者は、そう言って佳代子を立たせた。
佳代子は長身な少女だった。 すらりと伸びた白い脚の分かれ目が、 まだ生え揃ったばかりの黒い茂みで思われていた。
体つきは全く大人と同じだった。
愛しい女性が目の前で、しかも 一糸まとわぬ全裸の状態で縛られ、立っている。
淳は複雑な心境だった。
やっぱりカヨちゃん、あそこの毛、生えてたんだ。
茂みの中にじっとりと滲む汗の玉が輝いて見える。
体の中がさらにカーッと熱くなるのがわかった。
カヨちゃんの足の裏をくすぐってやりたい、カヨちゃんの顔にキスをしたい、 カヨちゃんの白い脚に触れたい、 カヨちゃんの小振りの乳首をしゃぶりたい、そして カヨちゃんのあそこを、思いっきりいじめてやりたい。
すっぽんぽんで縛られて、抵抗することも、恥ずかしい部分を隠すこともできないカヨちゃんに、うんと嫌がらせをしたい。
うんと恥ずかしい思いをさせてやりたい。
なぜだろう、淳の頭の中にはもう、 佳代子に対する義理や情けなどという感情はなくなっていた。
「皆さんいかがでしょう。 これが間宮佳代子の生まれたままの姿ですよ。 一糸を纏わず、神だけが目にすることを許されたこの姿。 今宵皆さんにもお目にかけましょう。 大丈夫です、どんなに見つめられても、 彼女は何も隠すではないのですから。」
司会者の卑猥な言葉の数々に、佳世子は自らの置かれた状況と姿をまじまじと味わい、羞恥のあまり身悶えていた。
写真撮影
皆さん写真はいかがですか? この美しき佳代子嬢の姿を、永久にフィルムに収めておきたいと思いませんか? カメラをお持ちの方、写真撮影はどうぞ。 お持ちでない方は、当方が撮影いたしましたものを、1枚300円にてお譲り致します。
これにはさすがの佳代子も慌てた。
こんなに恥ずかしい格好を写真で収められるなんて、考えただけでもゾッとする。
無情に佳代子の身体にフラッシュがたかれる中、 彼女は必死に映らないようにしようと暴れて抵抗していた。
しかしそれに気付いた司会者は、 佳代子の両腿と 長い髪の毛を縄で繋げて縛り上げてしまった。
こうすることで、佳代子は暴れることができなくなってしまう。
「うっ、あぁ・・・」
佳代子の口から悲痛な声が漏れる。
「ここはどうかな?」 写真撮影に来た観客の一人が、 佳代子の足の裏をくすぐったのだ。
「ひ、ひいっ!」 突然、敏感な足の裏をくすぐられた佳代子は、叫び声を上げ、 ちゃっとおしっこを漏らした。
「それそれ、どうだい、どうだい!」
「ひっ、や、やめてください! ひぃっ!」
観客はしめしめと佳代子の足の裏をくすぐり続け、 佳代子は何とか逃げようと 下に出来たおしっこの水溜りを踏みながら、 ピタピタと足踏みをして逃げ惑う。
屈辱の片足宙吊り
「さぁて、クライマックスは屈辱の宙吊り刑ですよ。 さあこれを見ない手はないよ。」
司会者はそう言って縄を取り出すと、 右の足首と太ももをキュッと縄で縛り上げ束ねて、 左足を高く上げて縛り上げ、そのまま宙吊りにしてしまう。
宙吊りにされた佳代子の格好は、彼女の羞恥心を最大まで引き出した。
なんといっても大衆の前で大股を開いたまま吊るされているのだから、恥ずかしくないはずがない。
縄は固くきつく縛られており、 加代子は自分の意思で股を閉じることも、下に降りることもできないのだ。
「さあさあ佳代子、まいったか! まだ責めたりないようだな、えいっ!」
司会者の男はそう言うと、開かれた佳代子の股間に棒を突き立てた。
佳代子の身体が空中で大きくビクンと痙攣し、「ウグーッ!」と悲痛な叫びがこだます。
「 どうだ、痛いか佳代子! 苦しめ、もっと苦しめ!」 司会の男は容赦なく佳代子の股間を棒でつついたり、 素手でゆっくりと愛撫したりした。
そのたびに、佳代子の身体ははビクビク痙攣し、 表情は苦悶に歪んでいく。
淳は固唾を呑んで見守っていた。
いいぞ、いいぞ、もっとやれ! カヨちゃんをいじめたおせ!
そんなふうに考えていた時だった。
ふと、 淳と佳代子の目があったのだ。
白鳥の涙
淳は言葉を失った。 正気に返ったのだ。
カヨちゃん・・・
佳代子も複雑な心境だった。
あっちゃん、なんで・・・
そう考えたとき、ふと涙が溢れてきた。
司会者による責めを容赦なく続けられている。
しかし責め苦より、今と今までの姿を 淳に見られていたと考える方が辛かった。
「大変だ、子供が紛れてるぞ!」
ふとテントの後ろの方で、声が響いた。
「あっちゃん、逃げて!」
佳代子は叫んだ。
その声を聞いた淳は、無我夢中で走り出した。
「逃がすな、捕まえろ!」
テントの中は大騒ぎになった。
なんとか大人たちの間をかいくぐって外に逃げ出した淳は、 街のはずれの川のほとりまで来ていた。
もう追っては来なさそうだ。
一息ついたとたん、ふと佳代子のことが気になった。
僕の姿を見て、涙を流していたカヨちゃん
「あっちゃん、逃げて!」
そう考えたとたんに、淳は走り出していた。
どこをどう走ったか分からないが、 淳は再びテントの前にいた。
ショーは終わった後のようで、観客の姿もなく、 係員の姿さえもなかった。
淳は息を殺して頭の中に忍び込んだ。
「 カヨちゃん、カヨちゃん、いる?」
小声で佳代子を呼ぶ淳。
「ムフン、ムフフフーッ!」
声は隣の小部屋からだった。 淳は意を決して、 部屋のなかを覗き込んだ。
エビ反りの佳代子
佳代子は部屋の中にいた。
薄汚れた畳の上で、 佳代子は全裸のままエビ反りに縛られ、宙吊りにされていた。
長いこと縛られているのか、手首や二の腕は紫色に変色し始め、口には手ぬぐいで猿轡をかけられ、自由に口がきけないようにされている。
周りには司会者の男と係員をしていた男の二人が、佳代子を取り囲むように立っているのが見える。
と、司会者の男が佳代子の側にしゃがみ込んだ。
「佳代子、ナメたマネしてくれるじゃねぇよ。 あのガキを逃がすなんてよ。」
男はそう言って、佳代子の乳首をプルンと触る。
佳代子の身体がびくんと痙攣し、口からは「ムグッ!」と声が漏れる。
「だがお前は奴の面を知ってる。 なあ佳代子、奴どこの誰なんだ?」 司会者の男は佳代子の顔をグイッと掴むと、低いトーンで問いただす。
係員の男もグッと縄を引き、「吐いちまったほうが楽になるぜ。」と追い打ちを掛ける。
しかし佳代子は目を伏せ、首を横に振った。
「そうか佳代子、お前さんまだ責め足り無いんだなぁ。 生憎ここには観客は居ねえ。 すなわちもっとドギツイがやりたい放題だ。 よぉし、おい、やれ!」
司会者の男の命で、係員の一人が佳代子の乳首を愛撫し、もう一人が剥き出しの裸足の足の裏を責め始める。
「グヒーッ、ムムムムンッ! ヒイーッ! グフンッ! ム、ムヒィィゥイー!」
佳代子は訳のわからぬ叫び声を上げ、暴れだした。
しかしどんなに暴れても、きつく縛られた縄は解けるはずもなく、逆に身体を締め付けられる。
佳代子は必死に首を振りたくるが、責の手は緩まるどころか、今度は敏感な乳首を舐められ始める。
「ムヒヒッ! ヒ、ヒ、ヒィーッ!」
佳代子の性感は大きく揺さぶられ、暗闇に全裸の肌が艶かしく揺れる。
まだ12、3歳の穢なき少女に、乳首を舐め回す責め苦はあまりにも厳しすぎた。
「まだ吐かねえつもりか。 ならこいつはどうかな?」と、司会の男が羽根の装飾がついたペンを取り出し、佳代子に見せる。
それを見た佳代子は、「ヒイーッ!」と絶叫した。
彼女にはそれを見た途端、これから行われる卑劣な責めが想像できたからだ。
「さぁ佳代子、逃げ道はねえぞ。 吐くか? 吐かねえよな? なら覚悟しな。 喋りたくても喋れねぇようにしてやるよ。」
男はそう言って、佳代子の尻の穴から覗くクリトリスめがけて、ゆっくりと装飾の羽根を揺らしながら突っ込んだ。
「ウグーッ! ウッウッウッウッ! ウギーッ!」
その途端、佳代子は野獣の様な叫び声を上げ、なんとか羽根の刺激から逃れようと、身体を捩らせたり、尻を上げたりして暴れだした。
しかし海老反りに縛られた身体では、到底羽根の魔の手からは逃げることはできない。
必死に尻を上げても、逆にクリトリスが見えやすくなり、あたかも「責めてください」と言っているような格好になるため、あくまでも気休めにしかならなかった。
くすぐったさに似た刺激が身体全体に走り、1秒たりとも静止してはいられないのだ。
「ウグッ、フーッ、フーッ、フーッ、ウグーッ!」
呼吸が一層に荒くなり、一息つく間もなくクリトリス責めの刺激が、彼女を襲う。
佳代子の心は揺らいでいた。 縛られてさえいなければ・・・ そう考えると緊縛された我が身が憎い。
男らの言うように、淳のことを話せば止めてくれるんじゃないか・・・
彼女にとって、苦渋の決断だった。 しかしその間にも羽根責めの脅威は増し増し、彼女の敏感すぎるクリトリスを責め上げ、その性感の限界を貫こうとしていた。
今や佳代子に選択の余地はなかった。
あっちゃん、ゴメンね・・・
佳代子はそう心で呟くと、必死に頷き、白状しようとする姿勢をアピールした。
男はそれに気づき、責めの手を休めた。
これで楽になれる。
佳代子はそう安堵したが、男は猿轡を外さずに、戦慄の一言を放った。
「なんだか佳代子、喋る気になったのか。 でも今更遅いんだよ。 今お前に必要なのは、ガキについて喋ることじゃなくて、ガキを逃したことへの、お仕置きなんだよ。 だから何も喋らなくていいんだぜ。 お仕置きなんだからよぉ。」
男はそう言って、再び羽根を手に取ると、ゆっくりと尻の穴に突っ込んだ。
「グビッ? ヒ、ヒーッ! フンッ、厶ヒーッ!」
佳代子は必死に首を横に振ったが、構わす再開された羽根責めに、身体全体を痙攣させ、その刺激に悶ていた。
そ、そんな馬鹿な!
絶え間なく送られる刺激に、佳代子は涙した。
下の畳は股間から流れ出した愛液で湿っている。
「おい佳代子、濡れてるじゃねえか。 身体は正直だからな。」とさらに丁寧に股間を責める男に、彼女は赤面した。
素っ裸に向かれ、普段人には絶対に見せない格好にされた上、身体の自由を奪われ、逃げることも、隠すこともできない。 それに加えて敏感な場所を責められても、ただ悶えることしかできないのだから。
一連の責めから約1時間が立ち、佳代子は身も心も激しく傷つけられていた。
身体中から汗が吹き出し、呼吸は荒くなる。
「今日はこれまでだ佳代子。 明日は移動するからな。 お前は明日までそのままいることだ。 ま、次の街では変な考えを起こさないことだな。 おやすみ。」
男たちはそう言うと、佳代子を全裸で縛ったまま、部屋をあとにした。
しめた、今こそチャンスだ。
淳は固唾を飲み込むと、意を決して部屋に入り込んだ。
そして少女は・・・
「カヨちゃん!」
淳の声に、佳代子は驚いた表情を見せた。
心なしか、顔が赤くなる。
「これは酷いなぁ。僕を逃した罰に、こんな目に・・・ 今解くからね。」
淳は佳代子に近づくと、まず猿轡を外してやり、 縄を解こうとした。
しかし縄は思いの外固く、 小学生程度の力ではとても解けるものではなかった。
「 解かないで・・・」
佳代子がふと、 消え入りそうな声で、そう頼み込んだ。
「え、どうして? どうしてだよカヨちゃん? 一緒に、一緒に逃げようよ。」
淳は慌ててそう聞き返したが、佳代子は首を横に振り、 「無理よ、逃げられない・・・ だから、あっちゃん、お願いがあるの。」と言った。
「なんだい、どうしたの、カヨちゃん。」
「私、汚れちゃった・・・ 見ず知らずの男の人に抱かれて・・・ だから、貴方にして欲しいの。 あの人たちとおんなじこと・・・」
淳は言葉を失った。
「カヨちゃん、できないよそんなこと」
「 お願い、好きな人にやってもらえれば、少しは救われるから・・・ さあ、猿轡をつけて・・・」
淳は言われるがまま、佳代子に猿轡をつけた。
淳は、 佳代子のむきだしの足の裏に手をやった。
思いっきりくすぐったのだ。
佳代子は身を捩らせ、必死に逃げようとするが、 淳は佳代子に馬乗りになり、 足裏とお尻のほっぺたを交互にくすぐった。
「ムヒーッ! フ、フフフッ! ヒイーッ!」
佳代子は激しく暴れて、ついにおしっこを漏らし始めた。
淳は次に、長い 羽ペンを取ると、 その装飾の羽を佳代子の尻の穴から通し、 陰部をゆっくりとくすぐり始めた。
「ウーッ、ウーッ!」
敏感なクリトリスを刺激されて、 佳代子の性感はマックスに達していた。
身体は水揚げされた魚のように飛び跳ね、必死に羽根から逃げんと、気休め程度の抵抗を試みる。
淳は無我夢中だった。 千載一遇のチャンスと、 佳代子の胸を揉み乳首を舐め、 電マや羽ペンでクリトリスを激しく責め上げた。
そのたびに、佳代子は身体全体で感じ、悲痛の叫びを上げ、苦悶した。
佳代子にとってそれは、懺悔でもあった。 一度は淳を売ろうとした。 その罰として、彼に責められることこそが、懺悔なのだ。
激しい責めに、 二人ともヘトヘトだった。
責めの後で、淳は佳代子の猿轡を一度だけ外してやった。
佳代子はふうと大きく息を吐くと、 淳に「 ありがとう。 お別れにキスをしてくれない。」 とせがんだ。
淳は彼女の言うとおり、 身をかがめて、縛られた裸の佳代子と熱い口づけを交わした。
次の日、佳代子たちの一座は朝早く次の街へ出かけていった。
一座がいなくなった空き地で、 淳は一人、佳代子と最後に交わした口づけを思い出した。
またどこかで、きっと会える。 あの黄色のテントの中で、あの夏、僕は彼女の秘密を覗いた。
見世物小屋の少女