私と貴方と貴女
これは、今私が思っていることをそのまま書いたものです。青春小説目指してます。
序章
大きな公園に笑い声が響く。その声に公園の利用者が目をやる。そこには恐らく5歳くらいの子供たちが仲良く横たわっていた。そして、起き上がると、3人で指切りをした。ポニーテールの女の子が少し幼さが残る声で高らかにいう。
「これからもずっと一緒だよ!」
あれから3ヶ月後。その女の子が家の都合で海外へと行ってしまった。残された2人は…どうなるのか。これは、あれから8年後の話である。
第一章 出逢い
この話は、空が青く、桜が綺麗に散っているこの日から始まる。
ドンドン
「岬!お前、いつまで寝てんだよ。学校遅れっぞ。」
私の部屋のドアを壊れんばかりに力任せに叩く涼太。ふあ。もうそんな時間?ふと起き上がって自分のスマホで時間を確認する。そこには8時ジャストが現れている。
「ギャー!」
これがいつもの朝。私の親は共働きで朝が早いからいつも1人。でも、幼馴染で腐れ縁の涼太が、毎朝起こしに来てくれる。今日から中学生なのに。
「ちょっと!どうして早く起こしてくれないの?!」
おそすぎる時間に涼太に向かって髪を溶かしながら声を荒らげる。
「はぁ?!お前が1人で起きれねぇのがわるいんだろうよ!」
はい。ごもっともです。
「さっさと行くぞ。ほら。」
私を急かし、カバンを投げてくる。私は急いでキャッチする。その慌て用が滑稽だったのか涼太はお腹を抱えて笑い出す。
「ったく、相変わらずだな。お前の性格は。」
その横顔に少しドキドキする。
涼太«こいつ»は、昔私よりも背が低かったくせに今は、私よりも高くて憎たらしい。顔もかっこよくなっちうゃし。もうやだ!
お互いにギャーギャー騒ぎながら学校への道を走る。
「あれ?
私と貴方と貴女