受験生

目の前にある扉 これで何枚目さ
いつも開きかけで終わってタメ息
吐いてベッドで夜な夜な涙流した
だけどきっとこれで もう最後さ

昔じゃ逃げるが勝ちだったけどさ
それが通用しないご時世になった
最悪って嘆いても神は他人の事で精一杯
お前だって頑張ってんだよな

現実に向き合うと超くだらなくて
目指す所は果てしなく遠くて…
これまで何度も夢を描いては諦めて
見たくもない景色を見せられて…
僕は何なのか 君は何なのか
皆が気にもしてない時に考えさせられて…

僕の頭にある心 君に分かるかい
偏差値より大切な物が必ずあって
大学行く奴より就職する友達の方が
なんとなく大人に見えてしまうのさ

ああだこうだ言ったもん勝ちでさ
それが無理で積んだ人生も多い筈で
最低って叫んでも声は反響せずに宇宙へ
僕は何をするべきなんだろう

悩みに向き合うと超じれったくて
答えは一筋縄じゃ知れなくて…
これまで何人の友を作っては捨てて
知りたくもない真実を告げられて…
僕は何なのか 君は何なのか
受験生という言葉に今も騙され続けて…

受験生

受験生

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-06-19

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