新潟の好子

普通の小説を書こうとしていたが、実生活を描写するとき、セックスも描写しないと、
リアリティに欠けると思い、ありのままを克明に描くよう心がけました。
そのため、この作品は、エロ作品としては考えていません。
一般的な、より現実に近い、人の営みを克明に描写した、男と女の物語です。
その点で、エロ小説と言う、色めがねで見ないで、普通の小説として
読んでいただけることを望みます。
但し、規定上、R18に該当しますので、ここに書きました。

1話:好子の悲劇

 その後、新潟の山田好子に電話を入れ、今晩、空いてるかどうか聞くと、大丈夫というので、新潟駅で午後4時に会う約束をした。レンタカーを仙台駅で返して、新幹線で、新潟へ向かった。その日の午後4時に、新潟駅に着き、万代口改札出口へいくと、手を振る、好子さんが、見えた。背が高い、すらっとした感じは、以前と変わりなかった。久しぶりと言い、明日までつき合ってくれるかと聞くと、大丈夫と答えたので、新潟から一番近い岩室温泉に電話をして、宿を取った。その後、レンタカー車を借りた。近くで待ってた、好子さんが、ふざけて幹生に抱き付いてきた。久しぶり、ミーさん(昔、呼ばれていた名)、相変わらず、格好いいねと、笑いながら言った。彼女は、おおらかな、明るい娘で、いまも、その面影が変わらず残っていて、うれしかった。

 一時間ちょいで、岩室温泉に着き、ゆっくり温泉につかり、夕食をとって、部屋に戻り、好子の近況を聞いた。好子は30歳でバツイチだそうだ。彼女が25歳の時、勤めていた新潟の料理屋の主人の紹介で、板前をしていた男と結婚し、ゆくゆくは、店を持とうと考えたと言った。しかし、結婚してみると、酒癖が悪く、手を上げる事もしばしばあり、仕事が、上手くいかないと、競輪に手を出すようになり、2年で、愛想を尽かして、別れた様だ。子供ができなくて、良かったと言った。その後、その男のせいで、男性が、皆、暴力を振るような気がして、結婚恐怖症になり、1人身を続けていると話してくれた。一人の方が、自由気ままで、私の性に合って様な気がするのよと笑った。

 離婚した、すぐ後に、ご両親が交通事故で突然亡くなったと言い、私、一人っ子だから、天涯孤独なったのよと泣き出した。両親の死は悲しかったと言い、実は、まだ亡くなって3ヶ月で、いまだに信じられないと、話してくれた。でも、昔、務めていた小料理屋のマスターが、私を不憫に思って、また雇ってくれ、仕事をしていると言い、家もあり、遺産と給料で何とかやっていますと言った。

 でも、寂しかったんだと言いながら、抱き付いてきて、女盛りの好子が、ちょっかいを出すように、いちもつをもてあそんだ。それに反応するように、そそり立ち、元気になったものを大事そうに、扱い、頬ずりして、口に出し入れし始め、興奮し、上から跨ぎ、腰を下ろして、挿入した。その後、好子は、悲しさを振り払うように、幹生の身体をむさぼった。上に乗り、回転して、背を向けて乗ったりしていた。そのうちに、幹生も興奮してきて、お返しをするかのように、四つん這いにして、手で胸を摑み、指の腹で乳首をつまんだ。そして、一気に突き立てると、声を出して感じ始めた。なにもつけずに、やりまくった。幹生が我慢できなくなり、抜いて、好子の背中に、大量に放出して、終わった。ティッシュで、拭いて、2人で部屋の風呂にはいり、良く洗った。明かりの下で見る、女盛りの好子は、以前より、胸も大きくなったが、足が長く、小股の切れ上がった美人だ。

2話:寺泊、弥彦山ドライブ

 また彼女は、学生時代、体操の選手で筋肉質で、締まりが良いのを思い出した。好子が、遠くを見るような眼をして、もう10年以上前、私が高校を出て、小料理屋に勤め始めた頃に、店に幹生さんが来てくれて、看板になるまで、飲んでいたよね。いつも優しく、一緒に飲まないかと言ってくれたよね。冬に胎内スキー場へ行ったときも、面白かった。幹生さんは、カッコは一流なんだけど、良く転ぶんで、仕方なく、私が、教えてあげたんだよねと言った。でも、あの頃は、本当に楽しかったなーと風呂の天井を見て、話してくれた。幹生さんがいなくなってから、嫌な事ばかりで、ふてくされていたのと言い、結婚に失敗するし、両親はなくなるし、でもね、人生、悪い事の後、きっと、良い事がやって来るんだと、信じてるんだと言い、また、泣き始めた。幹生が、大丈夫、良いことがあるよと、好子を強く抱きしめた。すると泣き止んで、風呂から上がった。

 ビールを空けて、横になりながら、好子が、幹生の浴衣の裾をまくり上げて、いちもつを、手でいじりだした。早く元気になーれと言い、手でしごき出すと、また、むくむくと、大きくなった。ここぞとばかりに、口でしゃぶりだし、準備OKになった。すると、幹生が身体を半回転して、手を好子の股の間に持っていき、いじり出すと、また感じ始めた、ゆっくり回りから指の腹で優しくなで回し、徐々に中心に向かい、開いてきたところで、指を出し入れし始めた。感じ始めた好子は、色っぽい、吐息をはきながら、上から、入れていいと言った。幹生が自由にやってと言うと、幹生の上に跨がり、腰を落とし、上下運動を開始すると、幹生が、今度、入れたままで前後、左右に動かせと指示し、動き始めると、あそこの締まりがきつくなり、幹生が声を上げ始めた。あまりに気持ちいいので、好子が、狂ったように激しく、腰を揺すり始め、たまらず、幹生が放出した。

 しかし、好子は、そのまま、数分、腰を動かし続けて果ててしまった。果てた、好子を介抱した。我に返った好子が、幹生さん、すごい、今夜は最高と言い、また抱き付いてきた。あまりに頑張りすぎたのか、すぐに眠りに落ちて、翌朝まで熟睡した。翌朝は、朝風呂に入り、朝食をとって腹ごなしに、歩いて、岩室神社にお参りに出かけた。そこは、山の入り口みたいな所にあり、道から入るところに鳥居があり、階段を上がると、も一つの鳥居があった。鳥居をくぐって、2人で参拝して、宿に戻ってきて、チェックアウトした。

 好子が海岸でも行きたいねと言うので、寺泊に出かけた。最初に寺泊の港に車を止めて、海を眺めた。次に、寺泊の魚市場に入った。今日は、久しぶりなので、のどぐろセットを奮発した。その他、刺身盛り合わせ、浜焼きセットを注文した。好子は、スリムな体型の割に、昔から大食いで、いつも幹生よりも多く食べるのだ、それがまた可愛いのである。今日も食欲旺盛でガンガン食べていた。好子が、私って、嫌なことがあっても、美味しい物をたくさん食べて、綺麗さっぱり、忘れるようにするのが上手なのといい、だから、嫌な事、男、仕事、なんでも、すっきり忘れるのと言い、だた幹生さんは別、いつになっても、大好きと大声で笑った。声がデカくて恥ずかしいよと言うと、一層、笑った。

 ゆっくり食事して、寺泊の砂浜を散策した。歩していると好子が楽しいね、本当に楽しいねと言いながら、しくしく泣き出した。そこで、事情を聞くと、近頃、悪いことばかり起きて、落ち込んでいたのよと言い、でも、今は、最高に幸せ、だから幸せなまま2人で海に入って入水自殺しようかと言った。幹生が、何てこと言うんだと言うと、嘘よ、今の時間を大事にしなきゃ、損だもんと言い、幹生の腕にしがみついてきた。良いよ、幸せな気分で、こうしていようと言うと、また、しくしく泣き出した。今度は、なんで、泣くのかと聞くと、うれし泣きよと言い、女は、いろんな泣き方ができるよのと、しみじみと言った。その後、弥彦山スカイラインを走り、山頂まで行き、日本海の景色を堪能して、レストランでお茶をして、好子を自宅まで送った。

新潟の好子

この小説の続編も用意していますので、もう少し、お待ち下さい。
なお、以前、書いた小説でも、どうしてもR18に引っかからないように、
その部分をカットした小説を書いたのですが、もう一つ、
リアリティに欠けてるので、全編だと長くなるので、断片的ですが、
載せたいと思っていますので、ご期待下さい。

新潟の好子

*この作品は、小説家になろうに重複投稿しています。 平田幹生は、医療機械の学術営業マン(1976年)43歳で独身、結婚歴なし、 子供なし、平田幹生、両親と兄弟はいるが、天涯孤独。 それでも、1回きりの人生を楽しまなくちゃーと思い、何者にも束縛される事なく、 自由奔放に生きてきた。彼は、大学を出て、ある医療機械会社に就職し、 転勤を繰り返し、その転勤先で、仲の良い、女性を見つけては、人生を楽しんでいた。 その過去を振り返り、思い出を小説にまとめた。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2018-06-18

Copyrighted
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  1. 1話:好子の悲劇
  2. 2話:寺泊、弥彦山ドライブ