宗教上の理由、さんねんめ・第九話

まえがきにかえた作品紹介
 この作品は儀間ユミヒロ『宗教上の理由』シリーズの一つです。
 この物語の舞台である木花村は、個性的な歴史を持つ。避暑地を求めていた外国人によって見出されたこの村にはやがて多くの西洋人が居を求めるようになる。一方で彼らが来る前から木花村は信仰の村であり、その中心にあったのが文字通り狼を神と崇める天狼神社だった。西洋の習慣と日本の習慣はやがて交じり合い、村に独特の文化をもたらした。
 そしてもうひとつ、この村は奇妙な慣習を持つ。天狼神社の神である真神はその「娘」を地上に遣わすとされ、それは「神使」として天狼神社を代々守る嬬恋家の血を引く者のなかに現れる。そして村ぐるみでその「神使」となった人間の子どもを大事に育てる。普通神使といえば神に遣わされた動物を指し、人間がそれを務めるのは極めて異例といえる。しかも現在天狼神社において神使を務める嬬恋真耶は、どこからどう見ても可憐な少女なのだが、実は…。
(この物語はフィクションです。また作中での行為には危険なものもあるので真似しないで下さい)
主な登場人物
嬬恋真耶…天狼神社に住まう、神様のお遣い=神使。清楚で可憐、おしゃれと料理が大好きな女の子に見えるが、実はその身体には大きな秘密が…。なおフランス人の血が入っているので金髪碧眼。勉強は得意だが運動は大の苦手。家庭科部所属。
御代田苗…真耶の親友で同級生。スポーツが得意で活発な少女だが部活は真耶と同じ家庭科部で、クラスも真耶たちと同じ。猫にちなんだあだ名を付けられることが多く、「ミィちゃん」と呼ばれることもある。
霧積優香…同じく真耶と苗の親友で同級生。ふんわりヘアーのメガネっ娘。農園の娘。部活も真耶や苗と同じ家庭科部。
プファイフェンベルガー・ハンナ…真耶と苗と優香の親友で同級生。教会の娘でドイツ系イギリス人の子孫だが、日本の習慣に合わせて苗字を先に名乗っている。真耶たちの昔からの友人だが布教のため世界を旅しており、大道芸が得意で道化師の格好で宣教していた。部活はフェンシング部。
宮嵜(みやざき)雄也…希和子の夫で、村の職員。天狼神社の所蔵品も多く展示されている村の史料室に勤めていたことが縁で結婚。この夫婦は夫の姓を名乗っているが、希和子が神社を離れられないので彼のほうが嬬恋家に住むマ◯オさん方式をとっている。
宮嵜(嬬恋)希和子…若くして天狼神社の宮司を務める。真耶と花耶は姪にあたり、神使であるために親元を離れて天狼神社で育つしきたりを持つ真耶と、その妹である花耶の保護者でもある。
池田卓哉…通称タッくん。真耶のあこがれの先輩でかつ幼なじみ、元家庭科部部長。真耶曰く将来のお婿さん、だったが最近破局を迎えてしまった。
岡部幹人…通称ミッキー。中学時代は家庭科部副部長にして生徒会役員という二足のわらじを履いていた。ちょっと意地悪なところがあるが根は良いのか、真耶たちのことをよく世話している。自宅は村唯一の医院で、母が医師を務めている。

(登場人物及び舞台はフィクションです)

1

 「もったいないわよねえ。せっかくここまで伸ばしたのにバッサリだなんて。いくら進学のためとはいってもねえ」
「いいんです。この髪の毛がまた誰かの役に立って、生き続けるんだし」
真耶行きつけの美容院は、切った髪を病気治療のため髪が抜けてしまった人にかつらを贈るというボランティア活動に協力している。真耶もそれに賛同したので、バサッと切られた髪は再び誰かのために働き続ける。女の命とも例えられる髪をいきなりショートにするのは周囲が心配したが、真耶自身が決断した。誰かのために役立つなら、と。

 真耶は二学期から、男子として学校に通うことになった。体型補正ボディスーツも脱ぎ捨てられ、セーラー服はクローゼット入りとなった。
「しっかりクリーニングしてあるから、大丈夫だよ。うしなわれしこいへのみれんとか、感じなくて平気だよ」
花耶がクリーニング屋のビニールに包まれた詰め襟の学生服を持ちながら言った。もう三年生なので新しい制服を買うのはもったいないということで、よりによって拓哉の制服がお下がりとして提供された。振られた相手の服を身につけるなんて屈辱だろうとは思うが、花耶のナイスフォローのおかげで真耶はそれを感じずに済んだ。

 「おはよっ。あーなかなか似合ってるじゃん」
いつも一緒に学校へと通っている苗が、いつもの待ち合わせ場所に来るなり言った。
「まー女子が男装してるみたいな感じはするけど、着てるうちになじんでくるんじゃね?」
とまあ、事情を知っている苗などはそう言ってくれるのだが、他の生徒はいきなり髪をバッサリ切って男子用のワイシャツを着た真耶を見て驚愕していた。その都度真耶や苗や優香やハンナが説明して回る。
「というわけで、今日から真耶は男子扱いだから、みんなも協力してね?」
その意識はたちまち皆に共有された。皆内心、身体に無理をさせながら女子を演じていたかつての真耶のことを心配していたのだ。もちろんその一方で、いきなり男子のごとく振る舞うことのストレスもあるだろうことにも皆気づいている。
 幸い今日は始業式とホームルームだけで学校は終わり。ことさら男子らしくしなきゃいけない場面も無く、無事に一日は終わる、はずだったのだが…。

2

 帰りのホームルーム終了後の廊下にて。二つある扉の中間で真耶がさっきからもじもじしている。時々廊下を歩く生徒に声をかけられたりするが、
「あっ、真耶ちゃん。どうかしたの?」
「ううん、なんでもない。安心して?」
と言った具合で差し伸べされた手を丁重にお返しする真耶。そんな様子を見かけた真耶の仲良し三人組だったが、真耶が逡巡している理由はすぐに察した。
「何今さら迷ってんの? 堂々とこっちに入っていいんだよ?」
「そうそう、真耶ちゃんはもうこっち側を使う人になったんだから。むしろ入るべきだよ」
「ウジウジ悩んでないで、こういうのは一気に入っちまえば良いんだよ、とうっ!」
最終的には無理やりプッシュされる形で、真耶は入っていった。

 男子便所に。

 しかし。

「…遅いね」
「大か? ちょっと聞いてみるか、おーい、大小どっちだー?」
「…しょ、小…」
 か細い、扉のこちら側にギリギリ聞こえる声で返事がかえってきた。そこではっと優香が気づいた。
「…ひょっとして、男の子用の便器がうまく使えないんじゃないの?」
「まさかー? 立ってシーってやるだけじゃん。もうちょっと待てば出て来るでしょ」

 出て来ない。
「さすがに、ちょっと心配じゃね? どうしよ…あ、ねーねー、ちょっと中に真耶いるんだけど、様子見てきてくんない?」
通りがかりの男子に頼んでみたが、
「バ、バカ言うなよ。あいつがトイレしてるところとか、男子が入っていいわけねーだろ」
という、理屈としてはおかしいのだが、気持ちとしてはわかるような返事を残して、顔を真赤にして逃げていった。
「うーん、こりゃウチらで入るしかないかー。非常時ってことだしさー」
とりあえずハンナを見張りに付けて、苗と優香が男子便所に強行突入した。そこには…。

 「う、うわわっ、あ、あの、あた…ボク…」
明らかに狼狽した真耶が、トイレの床にへたり込んでいた。そしてその足元からは、金色に輝く水が流れていた。
「…ボ、ボク、男の子のおしっこの仕方しようとしたんだけど、うまく、出てこなくて、さいしょはできたんだけど、すぐに手から離れちゃって、チャックのついてるとこも閉じちゃって…で、でもおしっこ止まんなくて…え、えう…ちゃんと男の子になろうとしたのにい…出来ないよう…あたし、やっぱダメなんだよう…わああああん」
目にいっぱい溜まっていた涙がこぼれ落ちたかと思うと、堰を切ったように真耶が泣き出した。
泣き声を聞きつけてハンナも慌てて入ってきた。鳴き声はますます激しくなり、呼吸が荒くなったと思ったら、とうとう床に食べ物をもどしてしまった。

3

 真耶は、騒ぎを聞きつけた渡辺に姫だっこされて保健室に連れて行かれた。ややあって吐瀉物の処理を終えた苗・優香・ハンナも保健室に駆けつけてきた。養護教諭が出張中だったのは運が悪かったが、往診日に当たっていた岡部の母を電話で呼ぶことが出来た。泣き方がひどかったがための嘔吐だと思われたが、真耶がいくら泣き虫でもここまでひどいのは初めてなので、念のため診てもらおうという判断だった。
 「風邪、のせいもあったかもな」
駆けつけた岡部は、ベッドのそばで座って真耶を見守る渡辺に言った。カーテンの向こうには苗達が控えている。
「熱もちょっとあるし、喉もはれてる。急に髪を切ったし、ボディスーツもやめたのだろ? それが原因と決めつけるわけにはいかないが、そのせいで身体を冷やしてしまったのかもしれん。もちろん過剰なストレスがかかったせいで体調を整えるところにまで気持ちが行き届かなかったことも考えられるがな」
とにかく律儀な性格である真耶のこと、男子になると決まったらその通りにしないといけないという意識が強かったのだろう。
「男子として生きなきゃいけないというわけじゃなくて、そのほうが社会を渡っていくには楽だぞっていう親心というか叔母心が希和子にはあったんだろうけど、それを過剰に受け取って期待に応えようとし過ぎたんだろうな。その背後には氏子だったり村人だったりの期待があることも分かっているだろうし。男子として産まれた神使が女子として育てられてやがてその地位を退いて男子に戻る、ってのがひとつの筋書きとして期待されていることを。それは単純に慣例なんだけど、今はもうそういう時代じゃないだろう? もちろん医者としては成長期の男子が女子と同じ体型を維持するためにコルセットだのボディスーツだので身体を締め付けるのは成長に良い影響は及ぼさないと思う。でも今の真耶にとっては、男子として振る舞うことによる精神的ストレスのほうが身体に良くないかもしれん」
その表れが、あの今までにもないような激しい泣き方だったのだろうという。岡部の母は、いったん廊下に出ると渡辺とそう立ち話した。
 「医者としては、もうしばらく女子としてやらせていっていいと思うが、どうかね」
「ええ、そのつもりでいます。いきなり男子の成りをさせるのは気が早すぎたと思っています」
渡辺はふうと溜息をつくと、
「私もまだまだですねえ、結果を急ぎすぎた」
「気にすんな、先生と名のつく職業なんて失敗だらけだ」
岡部の言葉には自嘲もあるのだろう。だが、
「大事なのは失敗をリカバーすること。ま、君の場合は人望があるから、誰かしらフォローしてくれるだろうて」
「やめて下さいよ、そんなお世辞」
渡辺は苦笑しながら答えたが、悪い気はしなかった。人望が本当にあるかなんて知らないが、少なくとも真耶は慕い続けてくれるのだろう。どんな結果になったとしても。
 だから、その思慕の想いに応えようと思っていた。少しずつ、無理のない範囲で受験に備えさせよう、そんな中三の担任として当たり前なことを、改めて反芻していた。

 傷ついた真耶の心を癒やしてくれる人物は、予想外に早くやってきた。よく考えたら盆地の熱気に包まれたふもとの高校はまだ夏休みなのだ。
 「真耶…大丈夫か? 幹人からSNSで知らせが来てさ、岡部先生が保健室に行くって。患者は真耶だって」
本当なら顔を出せる立場でもない。だがそんなこと構わず、心配だから、彼は来た。たまたま実家の照月寺にいたことが幸いして、いの一番に駆けつけた。
 「タッくん…ありがとう、来てくれて…」
真耶はこないだの事がなかったかのように、笑顔を作って拓哉を迎えた。振られた相手を迎えているとは思えないほどの穏やかな表情だった。
「…ごめんね、せっかくゆずってもらった制服、汚しちゃった…」
「気にするな。俺はもう着ないし、どのみち、あげるつもりでいたしさ。自分を振った奴の服なんかほしくないだろうけど」
「そ、そんなことない。振った振られたとは別のことだもん。あたしたち、ご近所さんってことは変わりないんだもん。だから、心配して来てくれたことが、普通にうれしいの」
無意識のうちに、真耶の話し方は女の子になっていた。潜在的には拓哉をまだ異性として見ているらしい。
「真耶、顔真っ赤だぞ」
それに気づいているのかいないのか、拓哉が真耶の顔をまじまじと見つめて言った。
「熱…あるから…」
「嘘つけ。真耶は微熱でそこまで赤くならないって知ってんだぞ俺」
「…だって、近いんだもん」
真耶と拓哉は、至近距離で会話するのが当たり前になっていたので、ついその癖がでてしまったらしい。破局した二人がこんな距離で話をするなんてことは、幼なじみということがあるから許されるのかもしれない。
「この距離に慣れちゃったからな。試しにこんなこともできちゃうけど?」
「ひいっ」
いわゆる顎クイというやつだ。これで拓哉もわりとイタズラ好きだから困る。ただ、
「駄目だよな、こんなことしちゃ。もう恋人じゃない同士で」
すぐに思い直して顎に当てた指を離そうとした。すると真耶が不意に拓哉の手首をつかんだ。
「無理に距離作ろうとかされるとかえってミジメになっちゃうよ。今の彼氏さんとの邪魔はするつもりないし、内緒にするから、これくらいしてくれてもいいよ、今日は」
「なんだよそれ」
「今だけ、彼氏彼女でいてくれるとうれしいな、ってこと。そしたらキッパリあきらめるから。来るだけ来てなんもなしだったら、生殺しだよ?」
真耶にしては珍しく積極的な言葉だったが、それも幼なじみの元恋人同士ということや、熱にほだされていたのもあったかもしれない。拓哉はそれに対して大胆な言葉で返す。
「じゃあ、キス、するか?」
「風邪、移っちゃうよ?」
「真耶のだったら構わないよ」

 …保健室に、しばしの静寂が訪れた。カーテンを揺らして入り込む高原の風は、密着したふたつの唇をなでて通り過ぎていった。

4

 拓哉は先に帰っていった。未練を残さないようにとっとと行くぞ、と言い残して。その潔さに真耶も応えようとして、すっぱり心を入れ替えた。そして、岡部先生がいいと言うまで休もうと、再び布団に横たわった。
 が、間もなくして、もうひとりの見舞客が訪れた。
「お、お姉ちゃ、じゃなかったお兄ちゃん! 風邪引いたってホント? 大丈夫なの? 熱は? …ちょっと熱いけど
大丈夫そう…良かった…フミ姉ちゃんからお兄ちゃんゲロ吐いたって聞いて、花耶、心配で、心配で…」
みるみるうちに花耶の目から涙がこぼれ落ちた。真耶は優しく花耶の頭をなでて、
「大丈夫だよ、あたしは。心配かけちゃってごめんね。それに、急いで来てくれて、ありがとね」
その甲斐あって、花耶は笑顔を取り戻した。

 「男か女かなんて、関係ない。もう立派な中学三年生じゃないか」
廊下から戻ってきた岡部が保健室の入り口で、横の渡辺にささやいた。渡辺もそれにうなずいた。
「短髪とか、詰め襟とか、形から入る必要ないんでしょうね。本人のペースで、少しずつやっていけばいいんだ」
「そういうことだ。なあに、卒業までにはなんとか仕上げてくるしっかり者だろうから。どうせ宿題なんかも遅れたこと無いんだろ?」
「ええ、家に帰ったら真っ先に片付けるタイプですよ」
「ま、格好は本人の好きにさせればいいしな。別にセーラー服で通っても当分は問題なかろう? あ、フード付きのトレーナー着させてやってくれ。首筋を冷やすのはよくなさそうだからな」
「そうします。でも、思春期の男子に無理やり女子の格好させるのはどうかって言ってましたよね」
「無理やり締め付けなければ大丈夫だろう。それより、本人の暮らしやすさを無視して無理やり男のなりをさせるほうが精神的にきついだろうしな」

 というわけで、女の子嬬恋真耶は、翌日から復活した。グルっと回って元のサヤって感じもするけれど、もう半年もすれば東京で男子として暮らさなければならないことは真耶もわかっている。一歩ずつ、一歩ずつ違う道を歩いて行こう、そう決心していた。
「苗ちゃん、あのね、これから、自分のことボクって呼ぼうと思うの。ちょっと、男の子っぽいでしょ?」
昨日と同じ、登校時の待ち合わせ場所。真耶は拳にぐっと力を込めて宣言した。もちろん苗には突っ込まれた。
「それ、こないだも使ってなかった?」
「今度は絶対、あた…ボク、やり通すつもりでいるよ」
「早速間違ってるし。つか、女子でボクって別に今普通にいそうじゃん」
「いいの。ボクが進歩だと思ったら進歩なの」
「うんうん、そういうことにしといてあげる。んじゃ、ご褒美」
苗は通学の自転車を降りると、真耶の唇に顔を近づけて、
「ちゅ」
瞬間、真耶の顔が真っ赤になる。
「タッくん先輩ともしてたみたいだけど、あれは男子同士だからノーカン。でも今のは男女のちゅーだから、ノーカンじゃないからね。へっへー、真耶のファースト・キッスいただきー」
「もおっ! 苗ちゃんのいじわる! あたしのファースト・キッスはタッくんとなの!」
「ぎゃはは。言ったそばから、あたしとか言ってる!」
そう言って自転車で追いかけっこする二人。真耶の表情にはみじんの暗さも無かった。これからも来年の春までこんなドタバタが繰り広げられながら過ぎていくのだろう。それはそれで、周囲も本人も楽しいことだろう。

宗教上の理由、さんねんめ・第九話

 ようやく、ひとつの完結形を迎えることが出来ました。
 男子が女子の成りをするキッカケはサブカル作品の中では色々ありますが、何か今までにないものを編み出そうとした挙げ句、これまでに無いパターン→仕来りで決められている(まだ他にもある)→一定の範囲で受け入れられている(学園単位とかなら他にもある)→宗教上の理由でかつひとつの自治体すべてがそれを当たり前のものとして捉えている(たぶん自分が最初)、というふうに進化していったものです。とにかく新しい男の娘像を作りたかったのです。そして書いているうちに主人公にも主人公以外にも色々奇っ怪な設定が次から次へと湧き出してきて、自分としては書いていて苦しくもありつつ楽しいものでした。
 木花村は架空の村ですが、あまりに理想郷すぎる気もします。でも創作の中ではそれで良いんだと思います。だって創作で出来ないものが現実で出来ないわけがない。木花村のように多様な人々を受け入れるおおらかな気風がこの国にいつか実現すれば、と大きなことを思ったりもしますが、書かれたことの百分の一くらいは現実になってもいいかもしれませんし、そうなって欲しいと思ったりもします。
 ご愛読ありがとうございました。

宗教上の理由、さんねんめ・第九話

いろいろあって、ついに男子として生きていくことになった真耶。だがその前途にはさまざまな困難が待ち構えていて?

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-06-17

Copyrighted
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