*星空文庫

べたーなぷれいす

ぽあ 作

  1. 1.傷つき方
  2. 2.綺麗な人とは?
  3. 3.みょーん
  4. 4.誕生日
  5. 5.“頑張る”とは?
  6. 6.鏡

私が好むミュージシャンは、なかなか私の周りで理解してくれる人はいません。でも、世界中を見ればたぁーくさんいるんです。「べたーなぷれいす」とは、私の好きなミュージシャンがよく好んで使っていた言葉をアレンジした造語です。生まれて十数年しか経っていない為、なんとなく居場所を見つけられないなぁと感じている中、出会った言葉が「より良い場所」でした。それは、日々をなんとなく過ごすだけじゃなくて、少しのスペースを見つけてちょっと努力するだけで実現する世界です。文章はつまらなくなるかもしれませんが、わたし的には面白みのある日々を送っているので、読んでくださる方々が1ミクロンでも面白み感じ取ってていただけたら嬉しいです。

1.傷つき方

ケータイの画面が割れてしまいました。
私がケータイとして携帯しているのは画面の大きいタブレットなのですが、これまで何回か落としたって全然割れなかったんです。タブレットは、手帳型で開閉式のカバーをしていて、保護シートもしていたんです。なのに、派手に割れてしまいまして。スマホより画面が大きいので、「派手にやったなぁ」という感じがします。落ちた角度が悪かったんでしょうね、割れた画面を見るとなんだかゾワッと鳥肌が立ってしまいます。
「歯磨き粉で擦ると傷が無くなる」と、誰かが教えてくれましたが、あれは研磨剤として表面を擦って傷を平にするだけなので、私のタブレットは駄目です。
インターネットで調べた情報によると、割れた層は、タッチ操作に影響は無く、ただのガラスが割れただけで、見た目以外問題ないそうです。

でもたまに、触ってもないのに画面が勝手に動いちゃうんです。やっぱり全く問題ないわけでは無いみたいですね。私は、操作すると余計に画面が変わっちゃうので、そうなったら暫く放置して、落ち着くのを待ちます。

蜘蛛の巣を張ったような画面ですが、私はまだ使っています。こんな姿になっても買い換えないなんて貧乏に見られるかも知れませんが、人に見せるために使ってる訳では無いので、大丈夫です。

表面は傷ついてる。でも、核は傷ついてない。でも、表面の傷のせいでたまに正常に動かなくなってしまう。
深く傷ついている訳では無いのに、何度も壁にぶつかってその度に臆病になって、その溜め込んだ浅い傷が一気に爆発してしまったような。「大して深く傷ついてない事実」に深く傷つく、誰かに相談するほどでもない微妙な傷です。


なんとも、微妙な壊れ方をしてしまいました。

2.綺麗な人とは?

授業中、よく話が脱線する先生が今日言いました。

「頭が良くて、微笑んでる人は、年老いても綺麗なんだ。」

ほお、なるほどなぁ。 分かる気がする。 こういうのは、見た目ではなくて雰囲気の事ですね。 でも思うに、雰囲気が綺麗な人はみんな綺麗ですよね。雰囲気が綺麗じゃない人は、美人でも綺麗じゃないですからね。

先生は、「人生を通して学び続けなさい」とおっしゃりたかったんでしょうか。 学び続けるというのは、今の自分をもっと高めたいと思って努力していると言うことだから美しく見えるっていうことなんだろうなぁ。微笑みは、これまで努力してきた自信から出る笑みが美しいと感じますね。


「頭が良さそう」なだけで、女性を魅力的に感じる男性もいるそうです。すみません、年頃なのにそういうの疎いんです私。 でも、わかる気がします。学びを続けるだけで魅力が上がるなんて、学ぶという事は、人生においてそれだけだいじな事なんだなぁと思います。


その先生は、私や、私のクラスメイトが思うに素晴らしい先生で、授業中、先生の数々の武勇伝を聞くことができます。(ご本人は、決して自慢したい訳ではなく、わたし達を笑わせようと思って話してくれるのですが、いつも驚きの連続です) 分からないことがあったら素朴な疑問でも、根本的な疑問でも、すぐ教えてくれます。答えてるうちに、だんだん脱線してきて、かなり長い間喋っているのですが、気付けばちゃっかり授業も進んでいて、しかも「分かりやすかった!」と思えるのです。不思議なマジックにかかったような気持ちになります。あの先生も、ずっと学び続けているんだなぁと思います。童心を忘れない、素敵な先生です。


私も、自分の現在の能力の無さに落ち込んでる暇があったら日々精進したいなぁと思いました。そうしたらちょっとは私の事を魅力的に感じてくれる人が現れたりなんかするんでしょうかねぇ……。

3.みょーん

むし暑くなってくると出てくる蚊。
刺されたら痒くなって腫れちゃうし、やなやつ。



でも血を吸うのって蚊からすれば死活問題なんだよなぁ。吸わないと死んじゃうんだもんなぁ。
普通は他の生き物の命をもらって食事するところなのに、蚊は減ったか減ってないか分からないくらいの血を分けてもらうだけで生きてるんだから、賢い。
毎年、蚊の季節になるたびに思うんです。
刺されたら痒くなるっていう理由だけで近づいたら殺される蚊って可哀想だなぁ。痒くなるって言っても、栄養補給の途中でやめたりしたら痒くなるらしいですが、最後まで見守ってあげれば痒くないらしいです。
そんな蚊を、叩いて潰したり、虫除けで避けてるのを見ると悲しくなります。刺されてから痒み止めをすればいいのに……。


ああ、でも、病気を運んで来ちゃう蚊もいますね。

一概に快く吸わせてあげるわけにもいかないですね……。

うーん、。地球とは単純な様でなかなか難しいものです。

4.誕生日

誕生日がきました。

うちのクラスは、誰もが誕生日を祝ってくれます。本当に有り難いことです。私が誕生した日を祝ってくれるんです。うーん、16年前の今日かぁ。何してたっけなぁ。言うまでもありません。母親のお腹から出てきていたのです。赤ちゃんの私は、問答無用で母親から自立の1歩を踏み出したのです。
お母さんに同じ質問をしたら、「お腹を痛めて赤ちゃんを産んだ日」と思うでしょう。(「思うでしょう」というのは、一瞬そう思っても、「あなたが生まれた日よ。」と言うからです )
お祝いされても、私はその日の事を覚えてないなんですよ。だから、私は誕生日にお母さんにもお祝いするようにしています。


今日は、お母さんが私を無事に産んでくれた記念日です!

5.“頑張る”とは?

周りを見渡せば、生活の中には無数の頑張りが見えます。人が頑張って働いてる、物が頑張って働いている。ものが頑張っているのは、人が頑張った証拠です。

こうやって、みんな誰かのために日々頑張っている訳ですが、私は最近気付いたことがあります。

私は、ちっちゃい頃からクラシックバレエを習っています。クラシックバレエを「頑張って」いるのですが、私はときどき、何のためにやっているのか分からなくなってしまうのです。高校生になって、前より忙しい中、どこに続ける意味があってやっているのか…。でも、それは、「自分の頑張りがみんなの為になる」という事が嬉しいからなんだ、と気づきました。バレエに限らず、なんでも共通することかなと思います。

一時期、バレエのコンクールの練習などで私は「自分が舞台で上手に踊るため」に練習していました。でも、楽しくないんです。上達しないし、辛くていつの間にか練習をやめてしまいました。でも、ある時ぽよんと気付いたんです。「踊りが上手か」よりも、「私が上手に踊った事で、どうしたいのか」が大事なんだ、と。答えはすぐに出てきました。「見ている人を喜ばせたい」。それに気づいてからは、バレエが楽しくて仕方ないです。全然、上手だとは言えないですが、私が頑張って作り上げた踊りというのは、下手でもお客さんに伝わるみたいです。お客さんと心が通じたみたいでした。この時、「努力は、自分のためだけじゃなくて、私のことを応援してくれる人のため」にするんだと思えました。トップアスリートさんたちが、言ってることが分かったみたいで嬉しかったです。

その努力が、いかにみんなの為の物になるかによって、変わってくるんですね、何かが。言葉にはできないけど、精度?というのでしょうか。
誰からも必要とされない人って実はいないんですよ。いまはそう感じているかもしれないけど、自分が変われば周りも変わっちゃうんですな。

6.鏡

私の他校のぴぴ(仮)が、「悪口を言われる」と、相談してきました。あーそれは辛いね。
私は、「それはぴぴが人気者の証拠だよ。」と言ってなだめました。とても明くて、気配りが上手な子です。私は、その子のことがとても好きです。

ぴぴに対する悪口が落ち着いてきたと見られる頃、私達はそれぞれの学校での友達関係の話になりました。私が、人と会話する事に苦手意識があって悩んでいる、とぴぴに相談した流れからでした。
「うちの学校では、冴えなくてだらしない子は陰口言われて、仲間はずれにされる。」
え、、。そうなのかな。
私はその言葉に一瞬ドキッとしてしまいました。



そんなこと考えたことなかった。個性が自分と違うだけで、仲間はずれにされちゃうの?私も、よく「マイペースだね」と言われるけど、そう言って、「自分とは違う」って省かれてたのかなぁ。
私が一生懸命、言葉を探しているうちにぴぴは言いました。
「でも、だらしない人だけだよ。しょうがないんだよ。」

「じゃあ、自分が陰口言われて、皆から仲間はずれにされたらどうするの?」
「そんな事ぜったぜったい無いよ。わたし、友達多いし、だらしなくないもん。」

でも、陰口は無くてもぴぴは悪口言われてました。私は、ぴぴが悪口にくじけず、毎日頑張っているのを応援していました。SNSで「わたし、そんなの気にしない。負けない」と言っていたのです。本当に傷ついてて孤独な人は、その気持ちを共有しようとしないなぁと思います。自分で解決するのも難しいですが、SNSで拡散するのも違うなぁ、と。本当に信頼している人に相談するくらいかな。ぴぴは、本当に辛かったのかも知れませんが、SNSを通して辛い演技をしているようでした。

人にやってる事は自分に返ってくるんだから、それに文句言っちゃだめだよなぁ。

私は、表向きでしかぴぴを励ますことができません。

『べたーなぷれいす』

『べたーなぷれいす』 ぽあ 作

べたー=より良い ぷれいす=場所 今の世界が悪い環境だとは思いませんが、ちょこっと頑張ればもうちょっといい場所になる事ができるんじゃないかな?と思いながら書きます。自称・特に何も成し遂げてないけど日々多感に生きている(と思われる)ただの女子高生がつらつらと思ったんまを書きつけたエッセイもどき。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2018-06-13
Copyrighted

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