再誕

あんなにも生きる意味に
悩んでいたのに
夜を明かせば何故
朝日を見てしまうのだろう

憧れが居たら真似して
影響されるから
いつからか僕は
自分が分からなくなってしまった

助けて
そう誰かが地平線に叫んだ
それは僕ではない
だけど少しでも余裕が出来るのなら
もういっそ全てを叫びたい
未来が不安だって
何をすればいいって

あんなにも生きる日々を
楽しんでいたのに
歳を増やせば何故
人生に疲れてしまうのだろう

今に疲れては休んでを
繰り返しているから
いつからか僕は
普通が分からなくなってしまった

死にたい
そう誰かが夏休みに零した
それは希望ではない
だけど少しでも前に踏み出せるのなら
どんなものでも零せばいい
愚痴や涙だって
長く時間をかけて
自分の為に生まれ変わるだろう

再誕

再誕

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-06-03

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