ネバーアイ

町明かりに照らされた雪を
私はちーちゃんと一緒に眺める

ちーちゃんの虚ろな目は
何も映さないから
ちーちゃんを抱きしめて
代わりに私の目は
曇り空に星を探している

2人で体を捨てて
永遠になりましょう

電車が通り過ぎて
端から色が抜けていくのも
終わらない生にこびりつく
かなしいくらいの朝陽も
2人で捨ててしまって

灰色の曇り空の
あらゆるものの眠る
ネバーアイで
永遠を手にしたいの

ちーちゃんに流れ星のような
一瞬だけのキスをする
星海に住む天使様
永遠をください
ちーちゃんと私に永遠を

ちーちゃんは天使様に与えてくださった家族よ
私はどこにむかうの

寒さも飢えも世界も
あくびをしているように静かで
涙がぽろぽろ 溢れて
どうしてかなと笑いながら

雲間からの月光を私を照らして

ネバーアイ

ネバーアイ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-31

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