君の夢を見たんだ

君の夢を見たんだ

 昨日、君が出てくる夢を見たんだ。
 夢の中でも相変わらず僕と目が合うと、
 バツが悪そうな顔して逃げてしまう君に
 「ねぇ、りさ。元気だった?」なんて声をかけてる僕が居た。
 「うん。元気だったよ。…あのね…私さ結婚したんだ」なんて言う君に
 「そっか」としか言えない僕。
 そこで、目が覚めた。
 やっぱり、待っていてはくれなかったんだね…。
 って夢の中の出来事なのに、寝起きの僕は酷く落ち込んで居た。

 ずっとあの日から、君の幸せを願っているのに…
 君の事を幸せにできない自分が嫌だったのに…。

 今でも君の事大好きだけど、
 今すぐ君を幸せに出来ない自分が嫌で別れたのに…。

 後悔してる自分が嫌だ…。

 君が幸せなら良いなって思いながら、
 君を幸せに出来ない自分が、ツラくて、悔しくて、情けなくて…。

 君への思いを何処かに閉じ込めて、
 君を忘れようって決めていたのに、
 なんで君の夢なんてみちゃうんだろう…。

 本当は僕の時間が止まったままなんだろうね…
 見ないふりして、気にしないふりして、忘れたふりして、
 君を求めてる…。
 君を探してる…。

君の夢を見たんだ

special Thanks:赤羽根 咲理沙

君の夢を見たんだ

昨日、君が出てくる夢を見たんだ。夢の中でも相変わらず僕と目が合うと、バツが悪そうな顔して逃げてしまう君に…。※続きは本文へ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-29

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