夕べの静かなお堂
大仏の慈悲に、夕べの静かなお堂に指した、暖かい世に解脱した美しい灯が仏様の像を顕にし、その心は満心した優しさに包まれた。
仏の像の前に美しい少女が一人敬虔に拝んでいいる。その不思議な観念が飛翔するお教はとても空間をやすらかに、やわらかに流れている。心の平和のオーラが柔らかくたゆたうのです。
少女は仏の世界で心身が安らかに休まります。仏の心の大きさは、荘厳な自然回帰の因果性を感得する完全な逸脱があった。
その少女は仏様のものとなったのです。決してこの人間のものではない、この世界を仏様の手に全てを委ねた、超越した仏心を持った少女となるのです。
まだ私にも体感できない少女の美しく遠くにいってしまった。私を解決する為の答えを知った一大事の心身は、清らかな仏の凝縮した宝玉の灯そのもの。
この生命力は何ものにも汚されていない、宇宙創成の素粒子だけが知りえた天の川の奇跡。
その得もいわれぬ少女の天国への感覚にもう人間ではない、天の川銀河の流れに乗って、大きな秩序の中で深く優しく繊細な仏様の視点で見ている。
この少女の感ずる第6感の知るところに、天国の不可思議な悟りを知れたときめきがあった。
この広大な御心を深遠に、静かに探っていく好奇心は、一体どのように表現すればいいのか。
その美しい心は少女の爽やかに澄んだ泉の水の源だった。
宇宙秘象の奥義なる仏の超越性に、人間から心が抜けて、体が抜けて、そして大空に溶けていった。
宇宙の時空の流れの大きな次元で解明されていく心象の御仏。どんどん心と肉体は伸びていく。私は何ものにもとらわれない、誕生したばかりの雲の千変万化に変身する柔軟性があった。
秤を計る少女のそばで、仏が優しく見守っています。その少女に昂然とお教の声明をあげている。
この世界の闇に咲きほこる蓮は美しい後光の白い真理の濃いエキスになった。
仏は現世の人間ではない清き心を持っており、少女にその教えを授けた。
その仏様にしか知ることのできない、濃密な清らかさに逸する大空に成熟した青い発想は、偉大な浄土の救済。
宇宙はこのようにして清らかに流れゆき、頼もしく、力強く、さあ、超越する感覚で憧れた感嘆の美的な第6感の水面。
そのようにして少女は全事象の解脱を体得して、宇宙をなめらかに動かし、蓮の心を知った可憐なお教になった。
そのお教は仏堂に母胎の太古の煌めいた水々しさを与えた。夜空には昂然と輝く天の川銀河の優雅な移動を感じる。私は超えなければならない、この人間の倫理の正統性を。
そのチャーミングな才能に憧れて、ときめかされ、仏との対面によりとてつもない高い知性が構成された。
不可能を可能にする人間の全く新しいものを造りあげる奥義。今まさに少女は統一されようとしていた。
人生にはいろんな事柄が自分に起こる。それは一大事な存在を知らせるために起こるのです。さあ、これから本当に生きる意味を人生で選択していく。
そう少女はわかったのです。お教の意味を、この深い生命はさらに深い場所へと探る、仏の御心は無の感覚。
大統一されていく少女は仏に深く感謝の礼をして、仏の存在という人類が誰も見れなかった心の宇宙を、この第5感でしっかりと認識できたのです。まさしく何ものにも代えがたい超体離脱でした。
人間はもの凄い安心、優しさ、やわらかい御心を持っていた。この御方の清らかな変身を見てやっとその悟りの意味がわかりました。
人間の問題が解決している。そしてこの生きる意味への問い掛けの解答を、感謝の念を抱き、大いに安心した眼差しで提出した。
これは仏様と少女にしかできない、限られていた宇宙の箱を全て解放するときめきで、夢を放出し創造する大空。
仏様と少女は見知らぬ不思議な世界に行ってしまった。世界で仏様の解脱を計られた者は、苦しみの無い安住の天国に、人間の肉体と精神を住まわせることができるのです。
そして少女の美しい瞳は一心に仏様をじっと見つめていた。
少女はまだ死んではなりません。その少女の青いみそらの心模様、まさに青い天空鳥が秘空でミステリアスに変身する心模様があったのです。
天性に超越した不思議なこの世ではないようなもの、あまりにも美しすぎて人間の心身がもたなくて、さらっとあの世へと移りゆく仏性の真髄。
少女の満ち満ちたるこの世界は完成した。達成し自信に溢れた美しい結晶の満潮。世界での少女にとっての生きる意味を認識したのです。
そう、この世界で為すべき事がわかったのです。少女の自尊心は全宇宙そのものになり、全く平常に保たれて安心した。もう何も望むものはない。
海、森、大地、宇宙、仏様の世界と万物超越した人間となった
夕べの静かなお堂