帰路
帰り際に
僕の耳元で囁いた君
TAXIの轟音で
掻き消されたよ
最近いい感じだったから
何て言ったのか
気になって仕方がないよ
いつもより笑って見えたのは
気のせいじゃないはず
君よ 気をつけて帰るんだよ
帰り道で
さっきを再現してみた
傍から見たら
きっと気持ち悪かったはずだよ
これからいい未来がやって来るなら
僕は何でも出来るよ
全部全然苦しく感じないよ
僕は君が大好きなんだよ
いずれ二人の終わりがやって来るなら
僕はやってらんないよ
だけどそれが分かっているなら
僕はそれまで君を幸せにするよ
帰路