我の1980    完結篇

我の1980 完結篇

続 我の1980

学校をさぼり行き先は空き地の小屋
アーティストの沢山のLPから従兄弟に録音してもらいその中から又選び出す
他には邦楽のアイドルやニューミュージックシンガーがある
普通の中学生の嗜好の音楽だろう

小説を読みだす、アップルサイダーというのが出てくる
当時の私には何処か異国を思わせた
未だに飲んだ事もない

亜米利加のカフェレストランやスーパーマーケットに置いてありそうな
今なら探せば売ってそうだ
今度飲んでみよう

いつも何処か乾いたこの作家の世界観が好きだった
男の子みたいだと言うだろう
私はこの中に出てくる異性に憧れた

音楽カセットテープに、当時のFMステーションの付録をを使っていた
お昼のサイレンが鳴るとお弁当の時間
作ってくれる親に後ろめたさを感じながら食べる
近所の人の目も気になりだした頃にボイコットは終わりにした

青春真っ只中
懐かしくて 悲しくて 寂しくて
弱くて 切なくて

我の1980

我の1980 完結篇

我の1980 完結篇

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-05-03

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