心臓が動き続けるまで

街の中で生きていた
街の中で僕は君を殺した
フィクションの話さ
だけど本当になるかも知れない
はやくここから逃げてくれ

大空に羽ばたくことが出来る命を
色んな生き方が出来るように
僕の右ポケットに詰めてくれ
僕に皆が見ている世界を見せてくれ
僕はこの人生だけじゃ物足りない

意味も無く生きていた
だから何年も意味を探した
ここだけの話さ
だけど結局見つけられなかった
ある意味それが答えだったんだ

好きなことを全力で取り組む君を
指を齧って見るのは嫌だから
僕の心臓が動き続けるまで
僕にこの世で君が創る歌を歌わせてくれ
僕はこの人生を謳歌して終わらせる

心臓が生きたいと叫ぶまで

心臓が動き続けるまで

心臓が動き続けるまで

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-04-20

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