あの日

まだまだ月日は続いてく
この日、この汗、この匂い
見渡す空には大きな雲
明日になれば咲く花も
今は地面でしおれている

この日、この汗、この匂い
遠く故郷を見渡せば
あの日の河が流れている
一人でじっと流れている
あの日に別れた恋人も
きっとどこかで咲いている
きっとどこかで咲いている

夏が来て、秋が来て、冬が過ぎればもう平気
もう暖かい春が来る
一人で耐えてる旅人も
やっと孤独を払えるだろう

あの日

あの日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-04-14

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