進路
世界を悟れば
生きやすいって思ってた
現実はあえて
直視しないで生きてきた
答えは自らが
考えることに意味があった
平和は本人が
強く望まなければならなかった
家を目指して自転車を漕ぐ
いつもより脈拍が高くなった時
青色だった空がいつの間にか暮れていた
僕が望む夢が手の届かない場所へ隠れていた
言ってしまえば
あと残りしないって思ってた
考え方を変えて
他人のフリして生きてきた
友達は僕の
反面教師になってくれた
時間は一瞬で
過ぎて二度と戻ることはなかった
夢の中で君は何故か笑った
目が覚めて未だ夢見心地の時
大好きだった君が前だけを見て進んでいた
僕の隣の君が僕の知らない進路を歩いていた
学校で誰かの不幸自慢を聞く
繰り返しの日々に飽きた時
疲れきった僕はじっと一点だけを見つめてる
ずっとあの日と変わらずに生きている
君を追いかけて走っていく
進路