ヴァンパイアに拾われた僕

〜side.K.K〜

「ん…はぁっあ♡」
ナカで振動するそれが与える快楽に耐えながら椅子に座り書類仕事をする。声を必死に堪えてるから逆にそれが興奮剤になった。僕のモノからダラダラと我慢汁が溢れ膝がガクガク震えていた。一応なんでこうなってるかと言いますとお仕置きって名目で僕のモノはご主人様によって射精管理されてるから空イキしかできない状態。
でも、いいんだご主人様は僕にとって恩人、唯一愛をくれる人だから。

僕とご主人様の出会いは雨が降る寒い夜だった。
僕は半妖、化け猫と人間のハーフだから化け猫の一族からも人間からも嫌われていた。なんなら、存在が罪だからという理由で重労働させられたり日頃のストレス発散のために暴力を振るわれたり抱かれたりした。
それならまだましな方。一番嫌だったのは手枷足枷嵌めさせられて首輪まで付けさせられ人前に引きずり出されて色んな男の性処理ーしかもナカだしされるのが一番嫌だった。
しかも、避妊手術(手術後はしばらく体調が安定しなかったし僕は特殊だからナカに出されると妊娠しちゃうんだ)したからってかきださずにナカに入れっぱなしにされるし。これ手術してなかったら出来ちゃうよって感じだった。
そんな日常が嫌でとうとう命からがら逃げたし近くの森の中で倒れてしまった。
意識が遠のく中黒髪の男の人ーご主人様が通りかかって助けてくれたんだ。最初はご主人様も普通の人間だと思ってて怖くて近寄らなかった。
でもね、新月の夜ご主人様が人の血を吸うところをみたんだ。僕はびっくりして逃げようとしたらご主人様が切なげな顔で待ってって言ったんだ。
それからご主人様はごめん、怖いよねって悲しそうに言うから僕は『貴方のそばにいたいし血を吸いたいなら僕の吸って?』ってご主人様に身を委ねたの、ついでに、ご主人様の色に染めてって。

んで、今に至ると。
どうでもいいけどさっきからナカで暴れ回るそれがいい所を刺激して空イキしまくってしまう。僕は堪らず床に座りM字に足を開きスカートを捲りポケットに入っていたバイブをモノに当てる。
「んっあぁぁ♡むり♡やぁ♡ごしゅじんさまぁ♡」
「1人でしながら俺のこと呼ぶなんて淫乱だね、ケイ」
ふんわり優しい声が僕を呼んだ。
真っ白な陶器のような肌と端正な顔立ち。紅い瞳と血に濡れたように紅い唇。真っ黒なマントを左肩にかけ神父のような黒いジャケットを来た男ーそう、この人が僕のご主人様、シゲアキ様なの。
「らっれぇ♡ごしゅじんさまのおっきいのほしいのぉ♡」
そう言って首に腕を絡ませれば呆れたようにため息をつかれた。
「黙れクソ猫、お仕置きといっただろ」
「んぅ♡やら♡ごしゅじんさまのおっきいのでずぼずぼされたいのぉ♡」
乗り気でないご主人様のモノを撫で回せば段々腫れ上がりきつそうになってきた。
「好きにしろ、気持ちよくなかったら血をすべて吸い取るからな」
「ちぃ吸われるのしゅき♡」
ご主人様のズボンと下着を脱がせモノを取り出す。ギンギンに勃っているそれが嬉しくて思わず口に含み舐めまわした。
「くっ」
「ごしゅひんひゃまひもいい?♡」
「そこで喋るなクソ猫」
そう小さく毒づくと僕のナカに指を入れ激しくかき回してきた。
「あぁぁ♡ごしゅじんさまのゆびきら♡」
もっとご主人様の指が、ご主人様のモノが欲しくなってきてしまい思わずご主人様の腕をつかみ手首までナカに押し込んだ。
「ああっ♡きもひいい♡おくまでぐちょぐちょされてる♡あぅ♡」
「所詮メイドの癖にそんなに俺が欲しいの?」
「んぁ♡ほひい♡ごしゅじんさまだけのものになりたいもんっあぁ♡」
「調子に乗るなクソ猫」
五歩の指を一斉にバラバラに動かすから気持ちよくて失神寸前だった。
「いやぁ♡はぁ♡もっろぉ♡」
「どこまでも淫乱だね」
ご主人様は指を抜くとパンパンになったモノを最奥まで押し込んだ。
「あぁぁ♡むりぃ♡またいきゅ♡あぁぁん♡」
「ふは、空イキ辛そうだね、でも、その淫らに俺を求める姿最高だよ」
「ね♡も、こわしれ♡ごしゅじんさまのとなりにずっろいらいよ♡」
「…言ったな?二度離さないから」
いきなり激しく最奥を突き上げモノを縛っていたものを外した。
「やぁぁぁぁ♡なにこれぇ♡きもちい♡」
「相当溜まってたんだね、止まんないね、ほら」
どんどん僕のモノから溢れ出す白濁に興奮したのかさらに激しくなって来た。
「あぁぁ♡いきゅ♡いっちゃ♡あぁぁぁぁぁ♡」
「くっ」
潮を吹きながらナカを締め付けてイクとご主人様は僕のナカに白濁をだした。
「んぁ♡いっぱい♡」
イッた余韻でビクビク痙攣するもご主人様は僕の服を脱がせモノを抜かないまま対面するような体制にした。そのせいか余計モノが奥深くに刺さって気持ちいい。
「あぁぁん♡」
「まだいけるよなぁ?ドマゾ猫メイドのケイ?」
そう言ってまた激しくナカを突き上げる。
結合部からはご主人様の白濁と僕の愛液が混ざり水音を響かせた。
「やぁぁぁぁ♡おっきい♡はぅ♡」
「くっ締めんな、ドマゾ」
ご主人様は僕の胸の蕾を舐め右手で胸を揉みもう片方の手でお尻を激しく揉んだ。
「はぅ♡きもち♡ごしゅじんさまぁんっ♡ちゅー♡」
「んっ」
激しく最奥を突き上げナカをぐちゃぐちゃに荒らしながら口ずけ口内を激しく犯された。
「はふ♡んぅ♡」
「んっちゅ」
唇が離れると銀色の糸が僕らを繋いだ。
「ごしゅじんさまぁ♡」
「なんだよドマゾ」
首に腕を回し体を密着させた。
「しげあき♡あいしてるぅ♡」
「っ…」
その言葉を聞いた瞬間ご主人様は今までにないくらい激しくナカを犯してきた。お互いがイッても激しく求めるようにナカをぐちょぐちょに犯してきた。
「あぁぁ♡またいっちゃ♡」
「くっ俺も」
涎と涙でぐちょぐちょになった頬を撫でられ激しく口内も犯された。
「んふぅ♡んっんぁぁぁぁぁぁ♡」
僕はまた派手に潮を吹きイキ意識を飛ばした。
意識を飛ばす瞬間にご主人様が耳元で愛してるよって言ってくれた気がした。

〜side.S.K〜

ケイが意識を飛ばした後ナカから自信を引き抜き抱き寄せる。
見事なまでに真っ白な髪と陶器のような肌。漆黒を宿したような真っ黒な耳。ぐったりと閉じられた切れ長な目。
何もかも美しい過ぎた。
だから、あの日、俺はこいつを拾ったんだ。屋敷の近くでボロボロになって倒れていたこいつを。

俺は元々ごく普通の人間だった。
けど、ある日村が疫病に襲われ唯一残った俺を1人の金髪のヴァンパイアが拾ってくれた。俺はその人に命を売り永遠の時を得た。
その後しばらく一緒にいたが俺が屋敷かなんかにいたい、一人で静かに暮らしたいというと彼はこの屋敷を用意してくれた。
そっからあとは、ずっと1人だった。
でも、ある時たまにはと思い散歩に出たら猫耳の付いた男が倒れていた。俺はびっくりしてそいつに近づくと生きていた、が、生々しい傷跡と白濁に濡れていた。大方人間の仕業だろうと思った。なんとなくほっとけなくて屋敷に連れて帰り風呂と後処理、手当をしてやった。
が、しかし、よほど人間が怖かったのだろう、俺に一切懐かなかった、あの、新月の夜までは。
俺はよく新月になると生贄として攫ってきた人間の血を吸っていた(今はケイがいるため攫う必要が無くなった)。
その光景をたまたまケイに見られてしまい逃げようとする彼の腕を掴んで待ってと言った。
多分、この時既に彼に堕ちていたのだろう。ケイは少し怯えるように俺を見つめ何を思ったか俺に身を投げて「貴方だけの色に染めて」と言ってきた。最初はアホかと思ったがその目があまりにも真剣だった。
堪らずベッドに押し倒して跨り首筋に牙を立て血を啜った。今までで一番甘美で濃厚な味がした。
ただ、問題は血を吸ってるだけなのにシてる時みたいに声を出してきた。
最初のうちは我慢できたがその、喘ぎ声が可愛くて激しく犯した。
白濁と血に濡れた彼は最高に美しかった。彼も優しく微笑み俺を求めるようになった。

そんなこんなで今に至る。
「ずっと一緒にいたい、愛してる、か」
半妖は所詮半分人間。長生きは出来ても永遠はない。つまりいつか死んでしまうということだ。
でも、あんなこと言われたらもうー…
「ケイ、ごめん」
そっと、彼に濃い血を送り込み、左手の薬指に指輪をはめた。
「永遠に離さないよ、可愛い花嫁さん」
そっとウェディングドレスを着せベッドに寝かせた。
どうせ、変容が終わるのは明日だ、目覚めたら正式にプロポーズしよう、そう思いながら優しく彼を抱きしめ眠りについた。

ヴァンパイアに拾われた僕

ヴァンパイアに拾われた僕

えー、BLです、CPはシゲコヤ。ドMで猫耳メイドな小山さんとドSで優しいヴァンパイアシゲ様。苦手な方は華麗に回れ右

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 成人向け
更新日
登録日
2018-03-31

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